モテキのレビュー・感想・評価
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誰しもが草食男子
キャストが素晴らしい!
森山未来も、リリーさんも、真木ねーさんもかっこよすぎる!適役すぎる!
また流れるJ-POPもたまらない。
幸夫って草食系なんでしょうかね~!みんな最初はあんな感じで、どぎまぎしながら、女のことHすると思います。キスしたいと思います。抱きしめたいと思います。
るみ子と幸夫が2人でB’Z縛りカラオケするシーン。
外からカップルが2人を覗いてバカにしてるんだけど、みんな何かしらヒトに言いにくい趣味とか趣向があるんじゃないでしょうか。
それを思いっきり楽しめるのって素敵ですよね。
みゆきに、「ゆきおくんじゃ成長できない」って言われてた直後、
皮肉にもみゆきの同棲相手・ダイスケのフェス記事を書かなければいけなくなった幸男。
徹夜で仕上げた彼の成長に、感動しました!
朝に、リリーさんがリポD持っての登場がまたかっこいい!
好きな子がいても、「自分のことなんかどうせ…」って自信がもてなくて、寂しくて、人恋しくて、他の奴とHしちゃったなんてこと、多くの人にありますよね。
不安だし、孤独。
フェスで再会して、全力でみゆきを追いかけて、泥んこまみれになるなんて、そんな恋愛に必死になれることが何だかうらやましいです。
誰しもが少しでも、幸夫に共感する部分があると思います。
恋愛に自信がモテない男性諸君におススメーーーーー!
あなたのモテキも来るかもん♪
すごく面白かったです(ネタバレ注意)
はじめはモテない男がハーレム状態になって、調子にのって最後は全員に振られる!みたいな結末の見えたドタバタコメディだと思ってましたが、
実際は、男が本当に好きって思うまでの過程を表現してる映画だな~と思いました。
モテナイ男のダメな部分がよくでてると思います。それに加えてラストはハッピーエンドで後味の良い映画でした。がんばれ!ってつたえたいのかな?
でも、女性が見たら、はぁ?ふざけんなよってなる人も多いと思うし、
この映画を見に行く層の男からしたら、それはないわwみたいな展開多いかも。
恋愛での、男サイドの、自分はダシにされてるだけかな?って感覚と、
女サイドのダシっつーかどっちか本当に好きか確かめてるだけだからって感覚のかけひきで、
どっちに肩入れするわけでもなく、男がそこは攻め込めよ~みたいな、旧式恋愛観でありつつ絵になるラストでまんざらでもない構図に感じました。
どっちの立場からしても、
・そんなに男はひどくねーわ!
・そんなに女はひどくねーわ!
ってなるけど、監督の
「もうそういう綺麗事いいから!」
って感じで、どっちも汚くてでも、幸せになるなら、しないといけない行動ってこんなかんじ!・・・っていうのが伝わってきます。
個人的には、2時間でグダることなく必要なくだり、息抜き、全部できてると思います(エラそうでごめんなさい><)
とっても良い映画でした!
是非オススメしたいです。
っつーか、海外映画のtimeっていうSF恋愛のショボさ見た後だからこんなに沸いてるのかもしれないです。
長澤まさみにキュンキュン
森山未来の演技力は毎度のことながらすばらしかった。なにより今回の役どころおいしすぎてうらやましかった。ダンスの振り付けもキレがあって良かった。
長澤さんは正統派系から脱却して色気も出せる大人の女になってきてますね。テンガTシャツは吹きました。
麻生さんはこの映画で人気でましたけど30過ぎの女の重さの演技を見て萌える男子の気がしれない...。演技力はすばらしかったです。もうちょっと泣きのシーンは顔明るくしてあげてもとは思いましけど。
仲さんは「???」って感じで必要あったか?ってのは皆感じてそう。乳要員だったのですかね?かわいそう。
真木さんはモテキの4人にいれるべきか?って感じですよね。関係は上下関係というか師弟関係というか...原作ではどの位置か見て分かりませんでしたが2時間の映画にするならもっと真木さんうまく使ってあげないとーと思いました。乳かなりデカイし。
メイン5人と同等にリリーフランキーの配役良かった。他に誰が当てはまるか想像できない。適役。
全体的に歌と合わせた現代の若者に近いものがあって良かったですが1曲まるごとはしつこいと感じた。別に洋画のミュージカルとは違いますし...。
オチは濁しても良かったのでわ?冒頭の森山くんのセリフ考えるとん~~...。でしたね。厳しい評価かも知れませんね。
ここ数年の邦画NO.1
草食系モテない男の恋愛青春グラフィティ。
なんと言っても長澤まさみさんを最高に可愛く撮ってます。
長澤まさみさんが女優魂で今までのイメージの殻を破り
小悪魔的女性を熱演。ビックリします。
森山未来の演技が上手で好感が持てハマリ役で彼以外考えられないでしょう。
キャスティングが素晴らしく個性派の俳優さんが映画を面白くさせてくれています。
表は分かりやすい映画であり、裏はサブカルチャーがちりばめられていて
マニアも納得の演出で面白いです。
挿入歌はメジャー曲、隠れた名曲、
新曲から80年代からの名曲で台詞合った音楽を流し
楽しませてくれます。
映画と邦楽とサブカルチャーの融合で新しい映画の形です。
大根監督敬意します。
ドラマみたい
主人公が憎めない(笑)
モテキっていうからどんなものかと思ったけど
実際は普通の恋愛かな。
2人はカウントに入れないでしょう。
すばらしい側転に思わず拍手!(笑)
パフュームと踊るところが好きです
るみこさんが重可愛いです。
ラスト後どうなるのか気になった。
笑える!楽しい!
気になってた作品で友人から勧められてやっとみました。
いきなり踊りだしたりの変わった作り方してて楽しかったです。
挿入曲もいいし(ACOの曲なつかしーな)
でてくる人(キャラ)もいいし
麻生さんタイプが好きー!重くないx2(笑)
前半まではいいんだけど・・・
まず映画のポスターに載ってる美女4人。
長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子
このうち実は仲里依紗と真木よう子にはもててないから(ヾノ・∀・`)
つうかこの段階で「看板に偽りあり」だ!!!m9( ゚Д゚) ドーン!
前半のカラオケPVシーンとダンスシーンはドラマでもあった部分を映画用に焼き直してあってここは相当Σd(゚∀゚d)イカス!
長澤まさみのエロさ大炸裂!!!のシーンも相当(・∀・)イイ!!
今の長澤まさみのセクシー路線はここが原点になってるっぽい(゚∀゚)
そしてテンポ良く話が進んで行って、麻生久美子が出てきて・・・
ロフトプラスワンでJさん豪さん掟さんのトークライブのシーンが出てきた時はΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッってなったv( ̄Д ̄)v イエイ
ただここから急に失速感が(;´Д`)
麻生久美子が告白してベッドシーンが終わってから急に話が訳分からん感じにヾ(゚Д゚ )ォィォィ
長澤まさみにそのことを自分からばらすし、その後麻生久美子が壊れてリリーさんとの事が住んで牛丼を食って・・・
全然意味が分からん( ゚Д゚)ハァ?
長澤まさみは実は妻子持ちの男と同棲してて、さらにその男は仕事相手で、そこで説教をして・・・
んで仲里依紗が登場するけどあまりにも短すぎる(;・∀・)
そして真木よう子に叱咤されながらも仕事を進めていくが・・・
そこでラストで長澤まさみを見つけると仕事ほっぽり出して追っかけて行って・・・
真木よう子普通なら「お前何やってんだ!?」って言うはずなのに・・・
「走れ!!!」
( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?
言ってることが全然違うだろ( ゚Д゚)ゴルァ!!
そして捕まえて泥んこになって終わり。
何この連続感のなさは????
麻生久美子の告白シーンで背景のビルの部屋の明かりがハートマークになってるあたりまでは(・∀・)イイ!!とは思ったけど・・・
その後主人公の失礼さと身勝手さが際立って全然感情移入できない乂(´Д`;)
一体何がこの映画で言いたかったのか全然分からん出来になってる。
エンドロールでブギーバックって・・・古過ぎるんじゃないか???
これもしかして、前半と後半で脚本書いた人が違うのか?
それとも変な横やりが入ってんのか?
いずれにしても非っっっ常~~~~~に残念な出来になってるのは否めません(;´Д`)
期待してただけに残念でした(;´д`)=3トホホ・・
好感持てないキャラ達
森山未來のダンスと長澤まさみの魅力がとてもよかった。
しかし、話の中に出てくるキャバ嬢と会社員の女は、あまり関係ないような気がした。別にモテ期が到来した訳ではないと思った。
チャラい男女、重い女、どれも共感はできない。けどそのどうしようもなさっぷりが笑えた。
たぶん今時こんな事は沢山あるんだろう。
ラストのオチは雑で「え?これで終わり?」となった。
妻がいるのに長澤まさみと不倫してる役の人が、何だか一番まともにみえた。他の人物には好感が持てなかった。
話の中に曲を入れてくるので、監督が歌が好きなんだって思った。でもさりげなく実在するアーティストをけなすセリフとかがあって、ファンにとったらムカつくだろうなと思った。
長澤まさみの魅力全開!
ドラマの映画化は難しい。同時期公開の『セカンドバージン』は不発に終わった。“ドラマの不毛地帯”と呼ばれるテレビ東京制作の映画がここまでヒットするの驚きを持って受け止められている。
数々の楽曲をサンプリングした展開が素晴らしい。Perfumeとのコラボレーションも最高。名曲が映画を盛り上げる。
ドラマの展開と合わせだのだろうか。長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子と4人の豪華女優陣を配置したものの、ストーリーは必ずしもこの4人にモテまくるという展開ではなかった。しかし、その不満も長澤まさみの魅力が全てを吹き飛ばす。
長澤まさみは東宝の専属の女優さん。東宝映画の戦略勝ちと言ったところだろうか。
テレ東の挑戦
モテキ。Twitterやってたら長澤まさみに会えるんですかー。 川村プロデューサーリスペクト!コレ、女性が見たら森山くんと女性のどちらにシンパシー感じるのですかね。 心のモヤモヤは男女共通だから森山くんなのか。そもそも原作者は女性だしなぁ王道トレンディドラマなストーリーラインに、ポップな演出、サブカル要素で下北心もくすぐるし、イマドキの若者は絶対好きだと思います。モテキって感じではないけど、長澤まさみと麻生久美子からはモテたのか。真木よう子ほぼからまんかったが最後のシーンで金子ノブアキになにをさせたかったんだ。グルグル回るカメラワークはどう撮ってるんだ、あとコレ多用しすぎやんけ。ビーズdisんなや。
一途なモテキ。
原作は知らなかったし、深夜ドラマも見ていなかった私は、
劇場でこのチラシを手にした時、これ何?主人公の名前?なんて
おバカな勘違いまでした始末^^;…モテキってモテ期のことなのね。
じゃあ公開前にドラマを見とこう!なんて傑作選を録画して鑑賞。。
まぁこれが、、面白いの下らないのエロいのって^^;もうバカみたいに
直球的に脳内踏破、コレ絶対観るぞ!と気合まで入ってしまった。
森山未來、このセカンド童貞のくだけ具合に見事にハマっている!
いちいち独りごとをほざくアホさ加減と、そのバックでアホ~アホ~♪
(って私には聞こえてた^^;)と流れる音楽が見事にマッチして面白さ
倍増、さぁ映画はどんだけ下らないんだと楽しみにしてたんだけど…
う~ん、面白い部分ではまずまず重なるんだけど、ドラマと比べたら
かなり大人しい展開で、フジモト(森山)の真面目な恋愛ぶりが全編に。
もっとアホに描いて欲しかったし、どちらかといえばあのダンスとか
(500日のサマー、だよねぇ?^^;)私的に不要な感じ(ゴメンね、森山君)
フジモトの意気地のなさや情けなさっぷりに(それをいちいち嘆く辺り)
ドラマファンは心情を寄せて観ることができた気がするんだよなぁー。
カッコいい彼でなく(ゴメン)、すぐにセカンド童貞捨てちゃう彼でなく
(ホントにゴメン)、みゆきに一直線なのは分かるんだけどもっと他の女
と絡めっ!(あ~ホントにすいません)、とツッコミばかり入れてる私。
そりゃあ一年後の設定だから(ドラマから)ある程度の成長はしている、
のは分かるんだけど…もっかい同じように観せるのであれば、フジモト
をモテキの中で右往左往させて欲しい。もっと!もっと!なのである。
その中で本当の愛に気付く…不器用で情けないところが憎めない彼の、
ボロボロに泣き崩れながらも真摯さを失わない彼の、いいところは全部
周りの女たちにはお見通しなんだからさ…v
久保ミツロウ…ってペンネームは男性だけど、実は女性が描いてる原作。
なので随所に女性らしさがみなぎる^^;
その、フジモトの一途な側面や女に対する臆病な態度など、草食系男子
(ったって中身は肉食系よねぇ)というよりは母性本能をくすぐろうという
女性側が期待するフジモト像になっている気がする。
実際の草食系男子って、こんな甘いもんじゃないと思うよ^^;
そればっかり?考えているオトコの浮わついた目線や、仕草、に対して、
やや支配的に見降ろしつつ(怖いよね~)心の中ではこっちもドキドキ~★
なんていうのを、ドラマでは女性側も心のつぶやき台詞で示していたので、
けっこうそのへんが面白かったんだけどなー。映画の方はないんだよねぇ。
さて森山君はドラマと同じくフジモトキャラを無難に演じていて、
面白かったのは墨田(リリー)がモテまくりのオヤジになっていたこと^^;
あの顔で美味しいとこ取り…このヒトこういう役似合うわぁ(火野正平か)
女性陣は豪華絢爛(爆)
セカチュー以来の長澤まさみはサバサバキャラを演じ、麻生久美子は
その逆で重重キャラ^^;、仲里依紗はエロ部門担当で面白かったんだけど、
すごく出番が少ない、真木よう子なんてもっと絡みが少なくてケリばかり、
いやなんか勿体ないなぁ…という感じ。短いから仕方ないんだけどねぇ。
皆して思いきりエロくしてやろうと(女優もそんな話し合いするんだね~)
画策したらしいが、それがどのくらい活きているかは…?どうぞ劇場で。
しっかし、最後まで分かんないのが長澤が演じたみゆきと、その彼氏。
この二人、一体何なんですかね。有りがちな設定なのは分かるんだけど、
その展開でその結末なの!?意味不明なうえ共感もできない、そもそも
みゆきが「成長できない…」って、はっ?ナニそれ?男は成長分子かよ?
オバサンもフジモトみたいに呟いてしまったわよ、つい。
(格好悪いふられ方~♪つい歌ってしまった。大江千里どうしてるかな)
俺のセックス正確だったでしょ?
ドラマも原作も知らないで、映画だけ観た。
予想以上に面白かった。
細かい部分までこだわった感が存分に出てる映画。
純粋にセックスを求め、真剣に恋愛する。
甘酸っぱくて、切なくて、人恋しくなる。
モテキというぐらいだから、4人と恋愛するのかと思いきや、
実際は長澤まさみと麻生久美子との恋愛ドラマになってる。
リリーフランキーの台詞、
「どう、俺のセックス正確だったでしょ?」
「もっといろんな人とセックスした方が良いよ。」
このドライな感じも面白い。
男性と女性の違いって何だと思う?
女性は子供を産むのに限界がある。
だから期限内に相手を探さないといけない。
なんか深いような、浅いような・・・
「あなたじゃ、成長できない。」
なんか深いような、浅いような・・・
でも、恋愛って良いなって思える映画だった。
長澤まさみがかわいすぎて死にたい…
とにかく長澤まさみがかわいいので、ニヤニヤが止まらない(笑
終盤、実は悩みを抱えてましたと心情を吐露するシリアス展開にはなりますが、個人的には序盤の小悪魔っぷりで満足です。
長澤まさみも一時期だいぶ女優として落ちぶれたと叩かれましたが、やっぱりいいよ。かわいい。
今年は「モテキ」に「岳」や「コクリコ坂」もあって徐々にまた復活しているのではと実感。
男を翻弄する役も似合ってる。これで少しは一皮むけた?
4人の女性が登場しつつも、実質ヒロインは2人までに絞られ、本命は1人。
あっちからもこっちからもモテて…という原作とは違うけれど2時間の尺に収めるには、こうするのがベストだと思うし、同じことの繰り返しでなくて、ちゃんと幸世も進歩してんのかな…と思える内容で個人的には満足です。
ドラマ版は見てないんですが(原作は読んでます)、前半のはじけた演出も面白かったですね。
長澤まさみ最強説の証明と覚醒
長澤まさみ&森山未來は、かの名作『世界の中心で、愛をさけぶ』以来8年振りのコンビ再結成となる。
故に、森山があの娘とあんなチョメチョメしたり、こんなチョメチョメしたりとフシダラな了見に明け暮れる、
謂わば、
『妄想の中心でヤリたい!と叫ぶ』
みたいな、どうせ茶番やろと、タカをくくっていた。
その反動か、意外と中味はドロドロ重い恋愛模様で驚いた。
かといって、茶番には変わりないのだが…。
面白いっちゃあ面白いけど、わざわざ映画化するほどじゃあないね。
胸中をカラオケビデオで表現したり、いちいちツッコミ入れたりする賑やかさは、好きな方のテイストやけど、銭払ってまで味わいたいか?は微妙な料理である。
ケンタッキーのフライドポテトみたいな感じやと例えれば、お解りいただけるだろうか?
そこまでヒドくないか。
COCO'Sのハンバーグぐらいかな。
そんな変わりゃしないか…(笑)
異性から次々とアプローチされては、調子に乗っていく森山未來に対し、嫉妬とか羨望etc.云々を抱く以前に男として、何故か無性に恥ずかしくなった。
8年前、セカチューで「助けてください!」と絶叫する場面より恥ずかしさを覚えたのだ。
ただ単に私がオッサンと化した証拠なのだろうか…。
むしろテキトーな上司役のリリー・フランキーの方に共感を得た。
せやから、やっぱり、オッサン化の症状なんやろね。
神輿は独りじゃ担げないし、乗れやしない。
そんな重さがクライマックスに向かうに連れて、ジワジワと支配していく。
罪な映画だ。
っていうか、麻生久美子をフった時点で、森山は即、死刑である。
勿体無い!!
etc.etc.彼の優柔不断な焦れったさに対する憤りが、そのまま恋愛下手の自分自身にダイレクトに跳ね返ってくる。
終始、無性に恥ずかしかったのは、そのためなのかもしれない。
それにしても、セカチューからもう8年かぁ…。
一番成長してないのは、己自身やな…と痛感したところで、最後に短歌を一首
『つぶやけば 疼くざわめき 乱れ抱き 去りてから知る 神輿の重さ』
by全竜
線路下で、吠える
テレビドラマ版「モテキ」の演出が高い評価を集めた大根仁監督が、「世界の中心で、愛を叫ぶ」の森山未來を主演に迎えて描く、恋愛コメディ映画。
金なし、夢なし、彼女なし・・。何やら残念な境遇の元にくすぶっている一人の男性、藤本。そんな彼の前に突如として現れた四人の美女。恋に恋する男の暴走、妄想を、猛スピードの独り言と物語展開で描き出す。
文字通り、四人の個性的な味わいと愛らしさを一本の映画で楽しめるというのが本作の大きな魅力。
長澤、麻生、仲に真木。それぞれに場数を重ね、自らの個性とセールスポイントを理解し尽くした女優陣が思う存分ハイテンションコメディの中で暴れ回るあっけらかんとした陽気さと、爽快感。これだけでも、身銭を切って映画館に足を向ける価値があるというものだ。
可愛さと弱さ、そして貪欲な女の欲望を一人で抱え込み、体当たりの新境地をみせる長澤の器用さにも感心させられる。しかし、それにも増して特筆すべきは、清純そのもののように見えて実は、実は・・・の女性を力強く演じ切る麻生の強烈なインパクトにあるだろう。
その衝撃を確認できる場面こそ、終盤、とある事情で口論となる森山扮する藤本との一幕。線路下の、暴走。
「ごめんなさい。私、頑張るから。勉強するから。あの動画、ユーチューブで見るから!」涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔で髪を振り乱し、藤本にしがみ付く。「おお~、おお~」と低く吠える泥臭さ、必死さ、小ささ。その後の展開よりも、美人の形相をかなぐり捨てて泣きじゃくる麻生の汚さ。
思わず、胸が騒ぐ。汚い・・は違うか、むしろ憧れる。ここまでぶちまける愛情の形、素敵である。それを嘘くさくなく見せるのも、また格好良い。
出演女優それぞれが、自分に対して観客が抱くイメージを正しく形にしながらも、微妙に先入観を崩して魅せてくれる個性に満ちたファンタジー。今の時代において貴重な、「女優映画」の最先端の形がここにある。
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