「原作を読んでなければ、これはこれでありかな?」宇宙兄弟 あきゅのさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読んでなければ、これはこれでありかな?
原作コミック、アニメ、そして今回の実写という順番で見てきたのですが、テレビでバンバン流される映画の告知CMを観て、迫力のあるであろう映像を映画館の大画面で体感したく、生まれて初めて公開初日に映画館に足を運びました。原作をどの様に再現するのだろう、どの様にエピソードを採用しまとめあげるのだろう、そして宇宙の迫力はどうなんだろう・・・。
自分でハードルを上げ過ぎていたのかも知れませんが、とっても重要なエピソードを採用しているにもかかわらず、そのエピソード、解決に向け、この映画のテーマとも言える「宇宙兄弟」の絆のわかる部分をはしょってしまったのは、原作大好き派からすると、「ありえねぇ〜!」という思いで一杯です。
中々の配役、音楽も映像も素晴らしいのに、この脚本でOKを出してしまった、監督の責任なのか、プロデュースサイドの責任なのか、どんなに、予算をかけて豪華に作った映画でも、ストーリーの練りが足りないと、残念んなものに成ってしまう、勿論、原作との比較があるからこういう気持ちになるのですが・・・。
口コミで「良かったから是非観て!」と勧め切れない理由がそこにあります。
ですから、原作を知らない人向けの映画であると思えば、これもよしという評価にしました。
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