「憎しみや復讐の連鎖」未来を生きる君たちへ M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)
憎しみや復讐の連鎖
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別居状態の夫婦の子どもでいじめられっ子と、母をガンで失った父子家庭の子どもの2つの家族。いじめられっ子の父はアフリカで医療活動を続け、民族間の争い、殺戮を目の当たりにする一方で、日常生活で言いがかりを付けられた凶暴な男に対して、あくまでも暴力を否定して対応する。
一方、父子家庭の子どもは、母親の病死を経験して父への対応の怒りが心に傷となって残り攻撃的な子どもになっている。
アフリカでの医療活動も殺戮を繰り返すリーダーの怪我をあくまで仕事として治すが、ある一言で切れてしまい、その男を民衆に放り出しリンチに合わされてしまう。非暴力、報復への反対を立場を通しながらも、感情的になり理性を失う。
母を失った子どもは、爆弾を自主製作して、とある大人の車に爆弾を仕掛け復讐しようとするが、巻き添えをくらえそうになる通りがけの親子に注意するために駆け寄ったいじめられっ子が爆発により大怪我をする。
爆発物を使用したことで警察に事情徴収を受ける子どもたち。どうしてこのような事が起きてしまったのか。両親とも精一杯生きているが、子どもにはそれを受け入れられない思いがある。
20131104@WOWOW
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