劇場公開日 2007年3月3日

「観る人のそのときの気持ちによって、評価が変わるのではないか?と」秒速5センチメートル(2007) kddgpxさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 観る人のそのときの気持ちによって、評価が変わるのではないか?と

2025年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

2007年に劇場公開時に初見。新海監督に興味があったわけではなく、当時「いい意味でも悪い意味でも」話題になっていたからだ。
その時は、とても悲しい映画だなぁと思ったんだけど、それから10数年経過した2020年頃に観直したときは、これでようやく彼の初恋が終わって、新しい人生を始めることができるんだなぁと思った。それから配信で何度か観るようになった。切なくて、いい映画だなぁと、今は思える。

作品自体が変わったわけじゃなくて、変わったのは私の人生に対する向き合い方。年齢のせいじゃなく、作品と出会うタイミングだけだったと思う。
評価が一定でない作品、話題にのぼる作品であることが、本作が名作たる証だろう。
「いい意味でも悪い意味でも」感想を語らずにいられない。こんな作品は、そう多くはないと思う。

kddgpx
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