47RONINのレビュー・感想・評価
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ハリウットが手掛けた忠臣蔵
日本では誰もが知る、47人の赤穂浪士による仇討時代劇をモチーフに、VFXを駆使して描いたハリウッド版『忠臣蔵』。単に史実を忠実に描く時代劇とは一線を画し、そこは、ハリウッド。VFXもふんだんに取り入れて、壮大なスペクタクルなアクション・ファンタジーとして仕上げている。
主演は『マトリックス』のキアヌ・リーヴスだが、真田広之や浅野忠信、柴崎コウ、菊地凛子といった、国際的にも活躍する日本人俳優を、主要人物として起用している。日本人の魂とも言える時代劇を、ハリウッドらしい斬新なアイデアと視点と共に、リメイクしているのは、嬉しい限りである。
ストーリーは、吉良の裏切りによって、浅野家のお家取り潰しとなった赤穂浪士47士が、大石内蔵助の士気の元、主君・浅野内匠頭の仇討として、吉良を討ち取るという『忠臣蔵』が、メインス・トーリー。そこに、浅野家に拾われたはぐれ者のカイも赤穂浪士に加わり、吉良家に奪われた浅野家の娘・ミカの奪還も、盛り込まれている。
そして、カイが武術を学んだ天狗や吉良家を妖術で操る魔女、猪のバケモノの様な怪物等、様々な魔物まで登場させ、ダーク・ファンタジーとしての色彩も濃くなっている。そして舞台となる城やその風景なども、日本の時代劇とはひと味もふた味も違う、奥行きのある壮大な映像がとして映し出されていた。
但し、女性の着物や背景としての山々は、日本の期もの原風景とは程遠く、どうしても中国よりの風景になってしまい違和感はあった。真田や浅野といった日本人キャストやスタッフが、映像づくりについて、もう少し進言して欲しいと思う。
とても良質なファンタジーバカ映画
期待を裏切らなかったバカ映画。素晴らしい!
服装や背景の美術センスが最高で、こういうのは日本人が逆立ちしたって作れない。いちいち背景が遠くまで続く草原と岩山といった具合で壮大で、建物はたいてい中国風。お城は俊鋭な山岳の頂上。ラスボス戦にしろステージ構成にしろ、ダークソウルっぽい。もしくはメタルギアソリッド。
特に印象に残ったのはゴシックな舟がぎちぎちに密集したダークファンタジーな出島(出島をこういう風なビジュアルに昇華できる発想が本当にすごい)や、数秒しか映らなかったけど道端にお地蔵さんのノリで鎮座する10メートルはありそうな仏像。
話も赤穂浪士の設定は申し訳程度しか、本当に申し訳程度しか盛り込んでおらず、結局のところは『隣の悪い城の城主にお姫様が連れされたたので、仲間と試練を受けて伝説の聖剣を手に入れ、ドラゴンを打ち倒して姫を奪還する』という騎士物語風のものになっている。
最期のシーン、介錯なしでの集団切腹ってきっと地獄のような光景だっただろうな…。
しかし冷静に考えると、こんなコッテコテのコンピューターゲームのようなファンタジー映画は、実は思い返すとかなり希少で、それだけでも十分価値のある作品のように思える。
特典映像を見て頂けたら
何かが足りないって感じたけど
それは当時の日本を忠実に再現してほしいって思うが故にだった
ファンタジーであり、新しい時代、空間を作ったとおっしゃっていたので(SMAP×SMAPより)
それなら納得。
大変努力された、
いい作品だったと思う。
特典映像→https://youtu.be/34ygaH9WACA
12月は赤穂浪士
悲惨この上ない
ガイジンが見たニッポンの愛情あふれるファンタジー!
散々言われてる映画ですが、私には面白かったです。
最近では「ゴジラ」とか「ベイマックス」、ゲームの「トゥームレイダー」とかリメイク版の「Karateka」ですかね。
そういう「ガイジンが見たニッポン」モノがもともと好きな私としては、終始ニヤニヤが止まらない内容でした。
ああいう日本人が見たらヘンテコなニッポンを楽しめる人ならとてもオススメの映画だと思います。
この映画、それを本気で作ってくれてるところがスゴイです!
とにかく、ガイジンが見たニッポンのファンタジーとしてはかなりの完成度ではないでしょうか?
忠臣蔵と違う!とか、日本を理解してない!とか言うのは野暮ってなもんです。
アメリカ人が「なんで日本人はクリスマスにチキン食べるの?」って言ってるようなもんです。
中国人が日本で大量生産されてるヘンテコファンタジー萌えイケメン三国志にケチつけるようなものです。
「300」がペルシア人を冒涜してると非難してるようなもんです。
狼のCGがイマイチなのと、もう少しストーリーにどんでん返し的なものがあればもっとよかったですけど・・・。
ちょっと真面目に作りすぎたかな?って気もしましたが前編にわたって、終始エキゾチックでエスニックでオリエンタルなニッポンへの愛情と尊敬に溢れている映画だと感じました。
あと、菊地凛子良かったですね~。
モンハン
もったいない‼
期待値低めで観てもツライ
赤字の理由が分かった気がするw
結構
言っちゃなんだが…。
個人的には『マン・オブ・スティール』より何倍もノレた映画だった。そりゃ設定には難ありすぎだけど、ここまでトンデモだと逆に潔いし、色んな楽しみかたができる(僕だったらこういう話にするとか)!
それにこれまでのハリウッドならカイに吉良を斬らせるところを、浅野に譲って自分はミツキと戦うところとか、切腹のシーンとか見てみると、意外と日本流に沿っているところとか好感持てるところとかあったよ。
まあ、他は修正必須だけどね(苦笑)
決着が呆気ない
天狗やたら気持ち悪いな。徳川の将軍を演じる俳優って大体、悪人ヅラなんよな。城に突入するシーンは迫力あったけど、決着はあっけなかった。ラストサムライもそうやけど、武士道って言葉よく使われとる気がする。侍と化け物はミスマッチやったかな。
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