しあわせのパンのレビュー・感想・評価
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悪い人間が一人も登場せず、淡々と平和な日々が過ぎていくという、文科...
メルヘン
ほっとする
でも、悲しみを和らげる事はできる
生きて行く中で、たくさんの辛い事が起こる。
その悲しみの原因を失くして欲しい。
あの人の心が変わって欲しい、病気が治って欲しい。
でも、それはどうにも出来なくて。
じゃあ、悲しみにくれるしかないの?と思うけど、「あなたの悲しみを和らげる事は出来るよ」と教えてくれる映画でした。
南北海道、洞爺湖(とうやこ)という大きな湖の前にある、夫婦で営むパンレストラン、マーニ。
そのマーニに訪れるお客さんとマーニを営む水縞夫婦の物語。
夏、秋、冬に訪れる三組のお客さん。みんな心に傷を抱えている。
オーナーの妻、りえさんもまた東京で傷つき、心を癒すために夫の水縞くんと共に、この地にやって来た。
だから、りえは傷ついた人に敏感で、優しくもあるけど一緒に傷ついてしまう。
そんな妻を受け入れ、見守ってくれる水縞くん。
固くなっていたお客さんの心が、優しさと気持ちのこもったパンとごはんによってほぐれていく。
視野が狭くなって真っ暗だったのが、少しずつ明るくなっていく。
水縞夫婦だけでなく、謎の常連客や郵便屋さん、農家夫婦、ガラス職人など個性豊かな人々がマーニに彩を添えてくれる。
北海道の豊かな四季に、おいしそうな料理の数々。匂いが画面越しに伝わって来る。パンを分ける時のパリッという音が和ませてくれる。
自分は自分のままでいいんだよと背中を押してくれる映画でした。
【”カンパニオ”心優しき夫婦が作るパンを分け合い、心癒されていく3組の男女の姿を、夏、秋、冬の北海道の自然を背景に描き出した、優しいトーンの作品。】
ー パンカフェを営む夫婦、水縞夫婦(原田知世&大泉洋)と、その店を訪れる客たちの人生を描いたドラマ。緑の草原、真っ白な雪など、北海道の春夏秋冬も楽しめる作品。
久しぶりに、北海道に行きたくなります・・。-
■東京から北海道の月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上でパンカフェ・マーニを始めた夫婦・水縞りえと尚。そこには夏秋冬それぞれの季節にさまざまな思いを抱いた客がやって来て、水縞夫婦が作るカンパーニュなどのパンや、スープを食べて、夫々の拘りを幸せを見つけていく。
◆感想
・監督、脚本が、三島有紀子さんと鑑賞後に知って少し驚いた作品。何故なら、三島監督のその後の作品は、シビアな内容が多かったからである。
・今作が醸し出す、優しい雰囲気は矢張り原田知世さんの、透明感溢れる柔らかい姿と、北海道と言えばこの人、大泉洋の原田さん演じるりえをいつも、気遣っている姿からだと思う。
ー しっかりとは、描かれていないが実はりえさんも、東京で疲れてしまって、自然豊かな北海道にやって来たのではないかな・・、と私は思いながら観ていた。-
・2011年公開作なので、既に亡くなられた名優お二人が夫婦役を演じられた”冬”の物語や、未久ちゃんとそのお父さん(三石研)が、妻・母と別れ、傷ついた心をりえが作るスープで癒す”秋”の物語が、個人的には好きだったな。
<店の常連(あがた森魚)がいつも抱えていた、大きなカバンからアコーディオンを出して演奏するシーンなど、ほっこりするシーン満載の作品である。
心、穏やかになれる映画です。
ナレーションの女の子が誰かが分かったシーンも多幸感に浸れます。>
絵本の登場人物
心を洗うって白ペンキで塗り潰すこと?
ざっくりとしたお話としては何かしら問題を抱えた客が、夫婦で経営するパン屋兼宿屋にやって来て、心を満たして帰っていく、みたいな話
北海道の雄大な大地
そこで育まれた素朴ながら滋味深い食材
そこに根ざした登場人物たちの飾らない美しさ
…みたいなのを期待していたのですが、なんじゃこりゃ?
まず、ここ北海道か?
ただだだっ広い草原と空が広がる僻地で道すら無い
北欧をモデルにしたファンタジー世界みたいに見える
実際店の窓から見える景色が雑なCG合成だし…
実際こういう場所が北海道にあることは事実だろうが、酷く狭く限られた空間のみが舞台になっているので、北海道である必要性を感じない
本作と同監督の「ぶどうのなみだ」、そして「空のレストラン」で大泉君主演の北海道三部作という括りらしいが、この監督、北海道の中でも作品作りに都合のいい部分だけ切り取って使うのは北海道が好きとは言えないのでは?
料理の方も全然美味しそうに見えないし、美味しくなるとも思えない
例えばポトフを作る時に香草を一束鍋に入れるのだが、沈まない様にゆっくりと浮かせる
あのさあ、宣材写真撮るために作ってんじゃないんだからさあ…
煮えたら食材を一種類ずつ鍋から出して、またゆっくりと切って皿に盛る
手際が悪いわ!せっかくの温かい料理が冷めるわ!
こんなペースでやってたら飲食店なんぞやってられない
あと、野菜を桶に貼った水で一個一個洗うというのも見栄えが良いからという理由で突っ込んだシーンでしょ?
だって水道ありますよね?宿屋やっててコーヒー、料理、風呂と水の使い道は多岐にわたるのに全て井戸水とかそういう設定なんでしょうか?
で、登場人物
癒される側のお客さん達はまあ良いとして、癒す側の夫婦と常連客達のキャラクターが気持ち悪い
言ってしまえば変人、ギリギリ健常者ばっか
例えばお店でコーヒー注文して、出てきた所でバスが来た!「じゃあコーヒー貰ってくわねー」でちゃんとした食器ごと持ってバスに向かう
例えば野菜売ってる夫婦の夫の方
両手にナスだかズッキーニだか持って掲げてるけど、いつ客が来るかも分からない道端の出店でずっとそのポーズキープしてたの?
お店屋さんなのに経済活動も見えない
その野菜はいくらなの?パンの値段は?
宿泊期間も決めずに気分で延泊したりチェックアウトしたりしてるけど、1泊いくらなの?
しまいには常連が次々と店にやって来て宿泊客の老夫婦を中心に踊り出す始末…クスリでもやってんのか?
人間としての生体活動を放棄した感じで、血の通った人間じゃなくシナリオの都合で動くロボットみたい
心が洗われると言うより、本来誰もが持っている人間の心の粗を白いペンキで塗り重ねて隠した感じの作品
幸せをくれる粋なカフェ
苦手なゆるいほのぼの系。 知世ちゃん、いくつなの?いつまでも少女で...
パンを半分こして食べる幸せ
洋ちゃん、、、
月🌛とマーニ。
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