しあわせのパンのレビュー・感想・評価
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出てくる食事が全然おいしそうじゃない
何かの伏線というわけでもない台詞を何度も言わせたり、観衆には自明であることを大橋のぞみのナレーションや登場人物のモノローグで説明したりと、とにかく自分が表現したいことをあの手この手で確実に観衆に伝えたくてウズウズしているタイプの、禍々しい大きなお世話が2時間パンパンに詰まった作品。「あのトランク、何が入ってるか聞いてみる?」「トランク?」「あれよ、あれ」からスーツケースにカメラがパーン!みたいな竹を割ったように解りやすいカット割りに頭痛がしました。
実在するパン屋さんの話なのでパンの味や香り、はたまた製造工程における様々なこだわりこそが遠くから訪れる人を呼び寄せる魅力であるはずですが、そういうものが全く描写されずどうみても冷めたパンやスープに訪れた人が「美味しい!」と連発するだけでは一切何も伝わってきません。
北海道の自然の中で経営されるパン屋さんの素晴らしさを表現しようとするあまり、一見華やかに見える都会暮らしの私たちは実は自然の中で暮らしているあなた達が羨ましいのです、ありがとう!的な物凄く分厚いオブラートに包んだオレオレ意識が匂い立っているところがこの作品の本当に禍々しいところで、最後に投げ込まれるちゃぶ台返しのようなラストシーンも含めてどこまでも邪悪な作品だと思います。
ナチュラルファイフに憧れる
感想☆
雄大な北海道を背景に、静かな生活を送る夫婦。淡々とした日常こそ夫婦の絆を深めてくれるのんでしょうね。器や服がかわいくて、ナチュラル好き、ボタニカル好きにはたまらない、オススメ作品です。
パンカフェ「マーニ」。
そこは、優しさに溢れる空間——–
どうしても大泉洋ちゃんで、笑いそうになるけどね! 笑
ショートカット好きの僕からすると、
原田知世さんのショートカットが100点。ドンピシャです、満点!!
分けあうパン
湖畔の丘のカフェに集う人たちと
その店を経営する水島夫妻との
ふれあいに参加できる本作。
各エピソードとも、心に落ちる
優しい時間に触れあえます。
全編 群青の夜空に浮かぶ月のシーンを
実社会の出来心に写したように
静かで、穏やかなストーリーです。
ヤリタイコトヲ
ヤリタイトキニ
近所の芸術家の壁にある
ミッセージは
本音の暮らしにむきあう意味を
本編が問い続けていると
感じとりました。
私の好きなエピソードは
小学生の未久の話。
離婚して離れて暮らす母親への
心情の変化が丁寧に描かれていて
しかも、
そのきっかけを助けたのは、
あがた森魚さんの
秘密の鞄の中身。
ずっと何だろうと思ってました。
パンを分けあうシーンが各シーンで
でてきます。
監督が伝えたい意味を作中で
探していて、
未久のスープをパンですくうシーンで
わかりました。
水島君がわざわざ一つ、
お二人でどうぞとパンを持ってきて
いることから。
二人でわけあう事は、
幸せの象徴なんですね。うん。
しかし、
ナレーションは、羊の声だと
思っていたのですが
最後に違うとわかりました。
暖かい気持ちが欲しい寒い日に
おすすめ。
ほのぼの
心あったまる、ゆったりとした映画です。
わけあうしあわせ
映像はやわらかく、とってもほっこりする雰囲気で、
出てくるパンやスープがとってもおいしそう。
お母さんが出て行ってしまった子どもとお父さんのお話がすごくよかった。
『誰にでも一人、から二人になる瞬間があります。』
パンを分け合って食べる。
その情景が幸せを感じさせる映画でした。
最後のシーンがとってもかわいかった♪
こんな生活してみたい。
こんな夫婦になりたい
だめだった…
心が温かくなった
焼き立てのパンのように温かい映画でした
全く派手さのない、地味で素朴な映画でしたが、素朴なパンならぬ素朴な映画もたまにはいいものですね。
北海道・洞爺湖畔の美しい自然、焼きたてのパン、芳しいコーヒーの香り、そして温かいパンカフェ経営夫妻2人の存在感、もうこれだけでホッコリ癒されました。
まあ常連客の現実感の無さに最初は微妙な空気も漂っていましたが、終わってみれば彼らもいいスパイスとなって、物語に彩りを与えてくれましたよね。
何だかこの映画を見ていたら、日常の疲れが少しだけ取れたような気がしました。
しかし原田知世に大泉洋と言うキャスティングは、とにかく絶妙且つ魅力に溢れていましたね。
寡黙で笑わせない大泉洋に序盤は少々戸惑いましたが、温かい水縞くんのキャラに思いのほかマッチして、心に傷を持つりえさんを温かく包み込む姿が本当に素敵に映りました。
これぞ夫婦の理想の形って感じでしょうか。
現実にも謎に満ち溢れている原田知世の不思議感も作風にピタリ嵌って、実際あったら行ってみたくなるようなパンカフェの雰囲気を絶妙に醸し出していましたね。
しかも宿付きですもんねぇ、朝起きてあの珈琲であのパンが食べられたら、ホント幸せだろうなぁ~。
季節ごとに描かれた各エピソード自体は、現実的なようでそうでもない、泣けそうで泣くまではいかないと言った感じの、何とも微妙な線ではありましたが、そこに漂う力強いメッセージは十分伝わってきて、思わずグッと来た部分はありました。
現実は辛い、でも1人ではなく誰かと喜びも悲しみもこのパンのように分け合うことが出来たなら、きっと立ち向かっていける、そんなメッセージ性が、本当に素晴らしかったなと思いました。
まあ現実にはあの場所でパンカフェを経営するのは、そんな甘いものではないはず。
一応冬の厳しさも表現されてはいましたが、実際はこんなものではないだろうし、私なんかが想像するよりもっと厳しいはず。
あの感じだと経営も困難を極めることは想像に難くない、しかし誰かと一緒ならきっと出来る、そんな夢のような気分だけは味あわせてもらえた作品でした。
ほっこりを噛みしめて
きれいすぎる、おしゃれすぎる、と言えばそれまでだけど。
「共にパンを分かち合える仲間」がいる幸せをほっこり噛みしめたいときに観る映画です。
この作品を見ているとお腹がすきます・・・。私はたまらず、鑑賞後、家にあったレトルトのオニオンスープとゴマパンをトーストして夜食に頂いちゃいました(*^-^*)
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