しあわせのパンのレビュー・感想・評価
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パンを分け合う幸せ
導入、店のセットがつくりものみたいな絵本のなかみたいに見えて少し違和感があった。意図的?失恋して泊まりにくる女の話、父子家族の話、老夫婦の話の3部にわかれていた感じだった。
いい話なんだが、2話目を見たあたりで少し退屈で飽きて疲れてきた。
翌日、3話目をみたが、そこの話しがいちばん良かった。震災で息子やすべてを失った老夫婦。異変を感じた大泉洋。深夜の訪問にもかかわらず、夫婦は、温かく迎え見守る。
全編にある、来客への何の見返りも求めない善意の行い、心遣い。優しい。
この映画の前にみた映画は深夜食堂だったが、洋風の深夜食堂みたいな部分もある。
パンをわけあうシーンがいろんなところに出てきた。老夫婦がパンをちぎって渡したシーンを見た時に、はじめて、パンを分け合うことの、幸せにはたと気づいた。
羨ましくしあわせだ。
ちょっと現実味と離れた浮世離れしすぎた世界観に違和感があり、あとオシャレすぎる感じが、いい話だと思うが、採点は控えめです。
終始ナレーターの私って誰目線?それも子供の声になんか違和感がと思って、見ていたが、最後に、あれ?生まれてくる子供の声なの?と気づいた。
なかなかいい映画ではありますよ。
洋ちゃん、、、
月🌛とマーニ。
大切な人を大切に
これを観たとき、大好きなお店の大好きなご夫婦を思い出しました。
理想の夫婦、理想の暮らし方、などというと、おそらくその方々は
「そんないいもんじゃないよ~笑」とおっしゃると思うのですが、「シンプルに、おいしいものを皆に届ける」ことや、日々の暮らしを丁寧に営んでいらっしゃるところが、本当に似ていて。
真似したいけど、なかなかそこまで真似できないなぁと。
大切な人を、より大切にしたいなぁと心から思える映画でした。
同時に、自分のパートナーとも、この二人のような、お互いを思いやる歳の取り方ができたらいいなぁと心から感じました。
いつも相手を思いやってくれるパートナーに、感謝感謝です。
映画を見たときそこに思いを馳せて感謝するだけでなくて、たまには言葉で伝えようと思います。
心あたたまる物語
ファンタジー
ほっこり
しあわせな気分
文句なし。
『しあわせのパン』(2012)
こうした良心的な名作を見つけると得した気分になる。大泉洋があんなに良い役者で演技をする人だったのかと意外だった。まさにいい男を体現していた。原田知世は個人的に昔、婚活で一度だけ会えた人が似ていたため遅ればせながらファンになったのだった。遅れて美しさを感じる人には他には堀ちえみとか、それでも原田の『時をかける少女』なども何回も観られる映画だと思う。
香織(森カンナ)と時生(平岡祐太)の偶然の出逢いでなぜかもう泣けに泣けてしまい、このエピソードだけで十分だと思いきや、人生の春夏秋冬。出逢いのうれしさだけではなく、その後のエピソードは、離婚してしまった父と幼い娘の物語と、死期の近づいた妻と一緒に訪ねてくる老夫婦の物語である。人生は出逢いがあれば別れがある。出逢いだけで終わらせてはいなかった。そして、
主人公のりえ(原田知世)と尚(大泉洋)のもとへ、意外が出会いが訪れる。途中でそうではないかなと思えるのだが、いつの間にか忘れていた間に、それが示される。温かい構成である。文句なしに勧められる映画だと思った。逆にこういう良い映画があるからこそ、変な映画も出せるのだろう。
まあ、良き。
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