「分けあうパン」しあわせのパン くりさんの映画レビュー(感想・評価)
分けあうパン
湖畔の丘のカフェに集う人たちと
その店を経営する水島夫妻との
ふれあいに参加できる本作。
各エピソードとも、心に落ちる
優しい時間に触れあえます。
全編 群青の夜空に浮かぶ月のシーンを
実社会の出来心に写したように
静かで、穏やかなストーリーです。
ヤリタイコトヲ
ヤリタイトキニ
近所の芸術家の壁にある
ミッセージは
本音の暮らしにむきあう意味を
本編が問い続けていると
感じとりました。
私の好きなエピソードは
小学生の未久の話。
離婚して離れて暮らす母親への
心情の変化が丁寧に描かれていて
しかも、
そのきっかけを助けたのは、
あがた森魚さんの
秘密の鞄の中身。
ずっと何だろうと思ってました。
パンを分けあうシーンが各シーンで
でてきます。
監督が伝えたい意味を作中で
探していて、
未久のスープをパンですくうシーンで
わかりました。
水島君がわざわざ一つ、
お二人でどうぞとパンを持ってきて
いることから。
二人でわけあう事は、
幸せの象徴なんですね。うん。
しかし、
ナレーションは、羊の声だと
思っていたのですが
最後に違うとわかりました。
暖かい気持ちが欲しい寒い日に
おすすめ。
くり様
大泉洋祭は寒い季節に適していますね。
緩い作品ですが…この世界観になんだか、憧れてしまいます。
北海道に住んだことはありませんが、こんな大自然に囲まれて
生活したら…ちっぽけな悩みなんて、笑い飛ばせそうです。
自分の周りの人を笑顔にしたい!という大泉洋さん。
探バーも好きですが、この作品も彼のイメージと重なります。
色々な作品に出ている大泉さんという役者さんが
まるでパンみたい。
なんの料理にも合うし、みんなのクッションになっている気がします。
不思議なことに大泉さんを見ると、元気になります^m^
本作は自分を見失いそうになったら、時々観たいですね。