「“詩”の様な映画」蜂蜜　どりんさんの映画レビュー（感想・評価）

映画を観る前はなるべく情報を“入れない”で観る様にしているのですが、本作に関しては“ユスフ3部作”等、少し知っておけばよかったです。

何故ならセリフがとても少なく、場面の展開に緩急がある為「えーと…さっきのシーンの意味は…」とか「この場面はきっと後で…」とか嫌でも考えさせられてしまう。
たまにおいてけぼりをくらうか、考え過ぎて眠くなってしまいました。
金曜日はお疲れモードなので頭の働きも悪い?!

不本意ながらウトウトもしましたが、森の景色、家のクッションや食べ物の色、子供の瞳が本当に美しい。
更に森の中の自然なのか脅威なのか分からない様々な音・鳴き声、癒やされるの障るのか微妙な家の生活音、謎めいた魅力的なセリフ、何よりユスフの“鈴”が印象的。

それに、ここのところ父性の素晴らしさが表現された作品が多い様な。

ユナイテッド浦和さん、この映画を観る機会をくれてありがとうございました。