猿の惑星:創世記(ジェネシス)のレビュー・感想・評価
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人類の行方
リアリティ感じさせる映像とストーリー
面白かったです
前作までを観ていないと……
猿の惑星 新たなフェーズはアンディ・サーキスのモーションキャプチャーから始まった
技術者倫理を学ぼう。
心意気は買った!
未見のシリーズを観てみようとまずは1作目を。
ハリウッドらしい速い展開で物語がサクサクと進む。しかしながらツッコミどころも多数。家でその飼いかたマズイだろうとか、製薬会社が杜撰すぎるだろうとか、人体実験あっさりやっちゃったりとか。まぁそうでないと物語が先に進まないからしょうがない。
だが見所はそこじゃない。シーザーの佇まい、エイプ達の立ち上がりっぷり(そのCG)を魅せる映画。後半グングンと面白くなってラストは壮観。続編やりまっせ!という終わり方はいかにもハリウッドらしい。
『猿の惑星』の冠は必要だったかは微妙だが、製作側の心意気や意識は高いものを感じました。
よく出来ている
面白すぎるそして怖すぎる。 猿ってただでさえ怖いですよね、近寄るこ...
He spoke
始まりの始まりとして、とても見応えを感じた前日譚序章でした
まだ映画好きになる前の子供の頃に、テレビだったかビデオだったかは忘れましたが、オリジナル版「猿の惑星」を父と一緒に見ていた際に受けた衝撃(特にラスト)はいまだ記憶の片隅に残っていたりするのですが、本作はその前日譚を描いた三部作の序章と言うことで、ラストの展開には少し物足りなさも感じましたが、作品のクオリティそのものに関してはとても目を見張るものがあったと思いました。
現代の世相を反映した、言うならば社会派「猿の惑星」とでも言いましょうか、説得力のあるストーリー構成には、物凄く引き込まれるものがあって、終始見入ってしまいましたよ。
まさしく人間の傲慢さが招いた悲劇・・・人類への警鐘を鳴らすに十分なストーリー構成だったのではないでしょうか。
自然の摂理に逆らうと、思わぬしっぺ返しを食らう可能性があるってことなんでしょうね。
科学・医療の進歩に助けられ、助かる命も大幅に増えてきた昨今ですが、思わぬ落とし穴が潜んでいた辺り、人間の傲慢さが思いっ切り垣間見れて、見ていてホント辟易としてしまいました、勿論それでも生き長らえたい気持ちはあるのですが、その裏でどんなことが行われているのか、こうして見ちゃうと思わず考えさせられてしまいます。
いつか自分達が蒔いた種で人類は衰退の一歩を辿るのではないかと、本気で不安になってしまうような作品でしたね。
しかしチンパンジーのCGがリアル過ぎて驚きました、本物よりもむしろリアルに感じたかも(笑)
モーション・キャプチャー技術の進化で、画的な部分だけでなく感情の部分でも思いっ切り引き込まれてしまいました。
悲しみと怒りに満ちたシーザーのあの表情を見たら、それは猿側に感情移入しない訳にはいかないでしょう。
言葉を発しなくても表情だけでシーザーの感情が全て伝わってくるって・・・これはとにかく凄かったですねぇ。
そして猿が進化した理由もこれなら説得力十分、前日譚としてホント素晴らしいストーリー構成に仕上げましたね。
共存意識が高い猿達と、その真逆を行く人間達、その対比具合も印象的でした。
いい人そうに見えても主人公のジェームズ・フランコ演じるウィルだって考えてみれば何気に傲慢な男でしたしねぇ、話の行き着く先も、これなら想像に難くないですね。
それにしてもウィルの隣人のおっさん、何か理不尽と言うか、ちょっと可哀想すぎ!
まあ何にしても、エンドロール中のシーンから、今後どう展開していくのか、期待の持てるおまけ映像も何気に印象深い、良作前日譚映画でしたね。
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