「なんなんだよ！」ワイルド7　チャッキーさんの映画レビュー（感想・評価）

ワイルド７の活躍エピソードが薄い。深田恭子との絡みのシーンに取られて７が解決する難事件の描き方が希薄。最後の飛行船を未遂に終わらせる流れも何だか適当すぎるなぁ。ミッションインポッツシブルみたいなドキドキワクワク感が感じられない。海猿では2人位を描きゃ良いのかもしれないけど7人を旨く描いていないのが非常に残念。そして最後の最後のエンドロールで出演者に撮影の笑顔のシーンやらカチンコ持たせてポーズ取らせたり訳わからん。エンドロールにおいて撮影地など観るのが好きな僕にとっては意味の無い映像を脇にちょろちょろ流されてナンダカナァ感が大きかった。ジャッキーチェンの失敗集ならまだしもシリアス・アクション映画にあの映像は全くもって不釣り合いで不要。監督のセンスが問われる。「アウトレイジ」のエンドロールに「世界まる見え！」のたけしのキグルミ映像を流すようなもの。この監督で続編は観たくない。三池崇史監督の方がまだまともに撮ってくれると思う。期待していただけに非常に残念な出来。