トータル・リコールのレビュー・感想・評価
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〜FKDの遺したものは未だに大きい〜
12年ぶりのリメイク。フィリップ・K・ディックってハリウッド受けする作品を本当に数多く遺した人ですね。
設定も多少変わり、舞台はあくまで地球。
フリーフォールの原理がよくわからなかった・・・
世界観はブレードランナー。
フィフス・エレメントやスターウォーズ「クローンの逆襲」を思わせる仕掛けも・・・
結構、手に汗握る、力の入る映画でした。
しかし、わざわざ敵の首領が出てきて闘うのか??
怒涛のディテール!
評判悪いからぜんっぜん期待してなかったけど、最後までしっかり楽しめた!スターウォーズ、ブレラン、ボーン三部作、そしてイノセンスなどなど、いろんな佳作名作へのオマージュや引用がいいスパイスとして効いてる!そしてリドスコへのオマージュ。
圧倒されるのは画面にあふれるディテールの洪水。もうほんっと画面の隅々までディテールでビッシリ!流れ去って行く風景のはじっこまで、とにかくスクリーンを貪欲に埋め尽くそうという欲望に取り憑かれたかのよう。ここまで作り込む執念はほとんどリドリー•スコット状態。ディテールを積み上げて映像に説得力を持たせ、飽きさせない。名作を引用しながらも絵作りの手を抜かず、キッチリとオリジナルになってるところがスゴい!
もうひと言!メカデザイン含む、工業デザインがたいへん素晴らしい!SW新三部作はこのデザイナー(チーム)にやって欲しかった!過去の名作へのオマージュをちゃんと盛り込みつつ、最近のアメリカ映画の工業デザインの悪い手癖とキッパリ決別して、すごくいい線を引いてる!じつに説得力に溢れた機能美の数々、「いま•ここ」の延長上に充分あり得ると錯覚させる、巧みな面構成。これがなければ、画面に溢れるディテールの氾濫なんて成立しない。最近のハリウッド映画では、アイアンマンシリーズと並んで、美的感覚と的確な理解に基づいた立派なお仕事ぶりでありました。
そして、あまり指摘されていないけれど、舞台を地球のみとすることで、管理社会モノ、ディストピア物としての背景をよりわかりやすくしている。ただし、あくまでもスタイルとしてのディストピアであって、なんだかリベリオンぽいなぁとかウルトラバイオレットみたいだなあ•••と思って鑑賞してたら、カート•ウィマー氏が参加してるじゃん!原案(!)そして脚本で。未来都市を遠景でのびやかに見せるのがウィマー氏の得意技だけど、今作もやたら遠景のショットが多いと思ってたら、やっぱり関係者。絵作りにも相当意見出してそう。先ほど挙げた2作品に、映像のイメージかぶります。しかしエンドロール観ながら吹いたの始めて。
そして音楽は安心のハリー御大。なんの心配もなく観ていられます。強烈な印象こそないものの、今回は文字通り「劇伴」の機能に徹していて実にいい仕事っぷり。
というわけでカート•ウィマー作品のファンとして、たいへん愛すべき実に優秀で堂々たるB級ボンクラ映画でしたよ。
そんなわけで、一般市民のみなさんにはイマイチウケの悪いトータルリコールですが、俺は大大大プッシュですよ。B級が好きなら、この夏これ観ないでどーすんの。
原作や旧作と比較してどうこう、というのは脇に置いておいたほうが、このフィルムはより楽しめると思います。だって、ウィマー節大炸裂の、ウィマー色の作品だもの。「追憶売ります」をウィマー色で染めるとこーなった、それがこの映画の正体。
このディテールのスペクタクルは、ぜひ劇場のスクリーンで鑑賞することをオススメします。ウィマー氏らしく、脚本は比較的シンプルなのでストーリーは理解しやすく、その分アクションや映像を観て楽しめますよ!
リメイクの面白さ
主役はケイト・ベッキンセールでした
監督の愛妻だという事もあり、主人公ハウザーを執拗に追い駆ける鬼嫁役のケイト・ベッキンセールが一際輝いていた作品でした。監督は彼女が大好きなんですね
リメイクとしてこの作品を観ると、三つおっぱいや"2 weeks"おばさん(そっくりだなあと思って観ていたらなんと同じ役者らしい!驚き)などオマージュ的な要素があるだけで、
後は主だったストーリーを抜くと別の映画の様な雰囲気。
未来都市の造形やヴィジュアル等は観ていて飽きない仕上がり。
冒頭の貧民街"コロニー"を主人公が駆け回るシーンはどきどきわくわくしながら観賞させていただきました。
ストーリーや登場人物の言動等、所々に突っ込み所はあるものの、そこまで気になるわけでもなし、十分娯楽作品として楽しめました。(その内金曜ロードショーとかで何度もやってそうな感じ)
ただ欲を言えば、せっかく揃ったんだし、ジェシカ・ビールとケイトのキャットファイトがもうちょっと見たかったかな・・・
旧作に比べ洗練されたが「トータル・リコール」といえばシュワルツェネッガー
原作は90年のアーノルド・シュワルツェネッガー主演作と同じだが、舞台を地球上だけにして火星は出てこない。
戦争で環境が破壊され、人が住める土地がイギリスのあたりとオーストラリアの一部だけになってしまっていたというのが今作の背景。
イギリス側は富裕者層が住むブリテン連邦、オーストラリア側に労働者層を集めたコロニーいう世界構図だ。
コロニーの労働者たちは地球のコアを抜けるフリーフォールのような乗り物で、地球の反対側にあるブリテン連邦の職場に通う。この乗り物がコアを抜けるときに重力が反転するというのが面白い。
ブリテン連邦は美しい都市開発と高度な交通網が整備されているが、コロニーの方はまるで中国で、「ブレードランナー」に出てくるようなスラム街だ。リコール社もかなり怪しげな佇まいだ。
この双方の都市で展開される逃走劇が面白い。コロニーでは入り組んだ路地を駆け抜け、ブリテン連邦では空中を疾走するクルマとエレベーターをかいくぐり、どちらも立体的に入り組んだ構造物を有効に活用したアクション・シーンになった。
ケイト・ベッキンセールとジェシカ・ビールは二人とも動ける女優で、その一騎打ちは旧作よりも迫力がある。とくにケイト・ベッキンセールの鬼嫁ぶりは相当なもの。クエイドの目が覚めたとき彼女が妻のままだったら、きっと前のようには愛せないのではないか?というぐらいコワい。ハウザー(クエイド)とメリーナの過去も旧作よりはしっかり描かれている。
この作品を見ていると、人が人としてそこに存在するというのは記憶の積み重ねによるものだとつくづく思う。自分のメモリーが消失したら、人は自身を見失い、信じるべきものをも見失う。ある意味、死よりも怖いかもしれない。「脳はひとにいじらせるな」というセリフがあるが、まったくその通りだ。
故プリシラ・アレンが演じた顔割れオバサン似の女優を再び入国審査に登場させ、審査官の質問に「2週間」と答えさせる遊びもあり、旧作に比べて洗練された作品に仕上がっていて観て損はない。
けれども、主役のコリン・ファレルは女優を引き立たせることはできるが、シュワちゃんのような豪快な存在感はない。
世界の設定を旧作と変えたとはいっても大筋は一緒で新鮮味に欠け、後々まで語られる「トータル・リコール」はやはり【シュワルツェネッガーの「トータル・リコール」】なのである。
動きが鈍いぞ! まぁ楽しんでしまったけど
お盆明け直後の劇場はがらがらだった。
レビューをみると、あまり芳しくない評判。
それを反映しているのだろうか?
前作をみていないので比較ができない。
リコール初心者としては、
記憶を植え付けられるのか、という具体例がほしかった。
どれほど魅惑的で、どれほど危険なのか、
言葉だけで説明されてもわからん。
リコールの施術なしに、昔の自分に目覚めるのは早すぎ。
何だかなぁって感じ。
トップ諜報員としてのアクションは見せ所のはずだろうが、
けっこうそのアクションが鈍い。少しだらけてしまう。
アクションを見せるところにこだわったのだろうな。
ストーリー的には説明不足も、突っ込みどころもちらほら。
だめだよ、トップが現場にいりびたっちゃぁとか、あの黒人同僚どうなったの?とか。どうなった?ブリテン連邦?!
あの携帯電話はかっこよかったかな。
ただ、諜報員が街中で、庶民の前で堂々と使っちゃだめ。
コロニーのイメージは、貧乏人のイメージは、香港中国日本韓国。
特に香港ね…。
トータル・リコールだから観るのはNG
観てはいけない
ブレードランナーみたいな世界で男女がバタバタする映画。
前作は、シナリオも火星と酸素の問題などいわゆるSF臭かったが
今回の作品は正直何が売りなのか、全然見所が見つからない。
地球の反対側に行く変な装置も丁寧に作った映像なだけに
逆に「ありえない」印象。
リコール社が出てこなければトータルリコールですら無い。
コリン・ファレルとケイト・ベッキンセールが出るシナリオを書いて
無理やりトータルリコールに仕立て感じ。
ネットの酷評も頷ける。
自分は今の特撮技術で、徹底的にリアルな火星が見たかったけど
非常に残念。
唯一のよかったところは、ケイト・ベッキンセール。
やはり悪い女の存在感は最高。
お尻も30代後半とは思えないセクシーさ。
まぁこれだけのために観にいく必要はないですが・・・。
うーん
言われてたよりも良いと思います。
本国アメリカでは、シュワルツェネッガー本人から、コリン・ファレルの演技が血気迫るものがない、だとか、公開第2週目で、第1週目よりも興行収入が70%ダウンだとか、戸隠、酷評され、ネガティブな評判が言われていたので、逆に、どんなものなのか見てみたくなったので鑑賞させてもらいました。リメイク作品なので、当然、前作と比較されますが、何から、何迄、前作と全く同じ内容だと面白味がなくなるので、この作品は、この作品で、配給元や監督也のアレンジが、出ていたと私は、思いました。でも、この作品は、何と言っても、ケイト・ベッキンセールの迫真の演技や、アクションにつきます。(アンダーワールドで、主役を勤めるだけの事は、あります)コリン・ファレルを食う位の存在感がありましたね。(顔立ちは、特別これと言う目立つものが無く、地味なのですが、何故か、作品に良いスパイスを効かせています)
こっちも好き♪
及第点だね!
シュワちゃんのトータル・リコールは観たけど殆ど覚えてなかったから比較はあんまししなかったですけど、こっちの方が原作の世界観に近いのかな?
街並みはブレードランナーの前の時代で主人公が作らされていたロボット兵士が進化するとレプリカントになったりして…などと想像しながら観ちゃった(笑)
まぁ、原作は同じフィリップ・K・ディックだから荒廃した未来世界の表現に基本設定は良いと思います。
ストーリーは単純でワクワクドキドキのSFアクション映画としてはモロにアメリカ的、ブレードランナーの世界が好きなら今のセットやCGでブレードランナー作ったら面白いかなぁ〜と思えると…あれ?トータル・リコール自体の評価か?
深く考えず観て楽しむなら損って考えない映画です。
主人公より活躍する鬼嫁が盛り上げてくれますよf^_^;
ブレードランナーMeetsマイノリティ・リポート
ベースがフィリップ・K・ディックの原作というよりもシュワちゃん版に寄った感じのリメイクってことなんだそうですが、まあ原作読んでないんで比較のしようもないんでアレですけど、ちょっとこれは何つーか、ベツモノですね。
いや、ま確かにストーリーなぞってはいるんですけどね。
でも、ただ単にリメイクってんじゃなくて、ちゃんと独立したひとつの映画になってるというか、こういう切り口で攻めるのか!とね、感心したんですよ。
トータルリコールの看板借りてるけど、監督がやりたいことやってるの、何か分かりましたもん。
同じ作者原作の『ブレードランナー』的世界観、あのサイバーパンク空間で、もしガチンコアクションキメたら?っていつも妄想してたんじゃないかなあ?この監督、レン・ワイズマンは。
荒廃した最下層居住区の未来情景がまさしくブレランのそれでしたよ。
それとは対を為す富裕層居住区の情景は『マイノリティ・リポート』チックな無機質感というか、まあこれまた同じ原作者なんですけど。
つまり、ワイズマンが抱いてるフィリップ・K・ディック感をこの映画で余すことなく描きたかったんじゃないかと。
これが俺なりのフィリップ・K・ディックだと。
そんな風に思いました(実際は知りませんよ?原作読んでないし)。
いやいや、うん。
これはこれで、なかなか。
唸りました。
ほぼアクション
ケイト・ベッキンゼールを見よう!
リメイク版「トータル・リコール」は、果たしてオリジナル、「ブレードランナー」「マイノリティ・レポート」の影響が随所に見られるものとなった。
これはこれでいいのだが、ではリメイク版のオリジナルは?と言うと、ケイト・ベッキンゼール演じる偽妻ローリーが格段に強くと言うより、この映画の最大の悪役となり、その強さたるものくノ一の如く。上司の命令を無視して理由もなく主人公クエイドを殺そうとする執念はまるでターミネーター!
おかげで映画は退屈せずに楽しめた。
でももう一つのリメイク版オリジナルの設定で、植民地が火星から地球上に移された設定に穴が空きなのだ。
そのせいで面白く観れる割には???がいっぱい付いてしまって、今一つ乗り切れないのだ。
役者ではコリン・ファレルはディックの作品に良く合う気がする。もしブレードランナーの続編が制作されたら是非主役か主役級で出て欲しい。
しかし何と言ってもこの映画はケイト・ベッキンゼール!
抜群のプロポーションで見せる下着姿と回し蹴りアクションは目を存分に楽しませてくれる。
それだけでもお金を払う価値は十分にある!
普通すぎだよ
まずシュワちゃんが主演だったトータルリコールを観た方は期待しないで観た方が良さそうだな
マイアミバイスからCファレル好きになった俺は満足なんだけど 火星の話はなくなってるし、こういう主演キャラにありそうなブラックジョークはナッシング まぁガッカリだす。
カーチェイスの見せ場でCファレルがセリフで「今は離婚した」とかいうのも「鬼嫁だ」とか言って欲しかったよ 訳する奴のセンスも俺的にはブーイングだな
この映画もCGレベルはどんどん進歩してすごいけど シュワちゃんの時の映画も凄くカネかかってたんだろうなと1人頷いてた だってあの時代CGほとんどなかったもんね
コリンファレルのアクション映画でも観に行くかって感じで行くほうがいいね多分
あと奥さん役のKベッキンセールだが 美しく恐ろしいアサシンだったなw
アンダーワールドのキャラそのままだよw 彼女も凄くよかったけど夢に出てきそうだな。
ネタバレしないとこで あと良いところ1つあった
それは前の時もあったけど これは現実じゃなく君の夢だと諭すシーンだけど
今回も見せ場的に良いシーンに仕上がってたました。
最後に、旧作と比べながら観るのも良いけど
まったくの新作って感じで観てあげるほうが良かったんだろうなぁと少し後悔。
では劇場へGOGOGO------
鬼嫁がサイコー。
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