「シュワちゃんのトータル・リコールと思って観始めたら・・。」トータル・リコール カル―ステ・ガルベンキヤンさんの映画レビュー(感想・評価)
シュワちゃんのトータル・リコールと思って観始めたら・・。
クリックして本文を読む
全く同名の「トータル・リコール」だったので「昔の映画だけど観てみるか」と思って観始めたら、別ものだった。ミッションインポッシブルシリーズみたいに「トータル・リコール リコグニッション」みたいなサブタイトルを付けてて欲しかった。まぎらわしい!
ストーリーはシュワちゃんのほぼ同じだが、近未来の世界が中心なのが良かった。東洋と西洋が入り混じった世界が出てきて、単純に前作のパクリではなかったのが良かった。
ただ、主人公が他人に化けて検問を通り抜けようとしたら、検査員に「職業は?」などと聞かれて「会社員です」などと同じことを繰り返すシーンは前作を踏襲してる。おまけに、主人公の一人前に太った中年女性がいて「もしかして、この人が主人公が化けているんじゃないか?」と思った。実際は違ったけど。前作では、大女に化けたシュワちゃんが「2週間よ!」と連呼することで正体がバレたシーンが忘れられなかったが、さすがに同じシーンをすることはできなかったのだろう。
ただ、前作では火星でシュワちゃんなどの目が飛び出そうなシーンがあり、1990年の映画にしては特殊効果を精一杯、作っている感じがした。この作品は近未来だけあって、乗り物などは格好は良いが、工夫が足りないかな、と感じた。
あと、悪役の名前が前作と同じ「コーヘイゲン」で覚えやすかった。
ただ、シュワちゃんの作品のイメージが強過ぎて、続編を作ったのはあまり良くなかったかも知れない。何度も言うが、私は旧作も新作も楽しめたが。
コメントする
