「鬼嫁ケイト。」トータル・リコール ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
鬼嫁ケイト。
シュワちゃんの1990年版が、最近でもTV放映されているので、
あまり遠い印象はないんだけど…それだけになんでリメイク?
とも思える今作^^;
おまけに体格がグンと降下した(ゴメンね)C・ファレル。
今回はシュワ元知事のようなオーラぶんぶんの俳優よりも^^;
一般人が巻き込まれちゃいました~な仕上がりを望んだらしい。
そう考えるとコリンくんはとっても似合っている!(誉めてます)
いや~やはり前作と比べちゃう趣が強いんだけど、今作もよく
出来ているし面白い。ただ何というか…バーホーベンの悪趣味
から解き放たれて、フツーになっちゃったSF?という感じで、
そもそも火星に行かないところが(設定が違う)ちっちゃい感じ。
でもその分コア(核)を通って通勤するブリテンとコロニーの違い
などは(ブレードランナーとマイノリティリポートっぽくて)面白い。
華のないコリン(ホントさっきからゴメンなさいね)に引き換え、
女優二人がバシバシ火花を散らしてるしね~。まぁ何たってもう
監督の鬼嫁(^^;)ケイトが出ずっぱり!攻めるわ追うわで猛攻撃。
どっちが主役なんだ!?と思うくらいケイトケイトの、ケイト漬け。
対するJ・ビールの方も意外と、か弱そうなところがいいんだけど、
多分にやられてましたもんね~この二人…。ケイトに軍配です。
何となく前作へのオマージュなんかも豊富で、
何たってあのオバちゃん!!(コレ印象強すぎ)同じのが出てきます。
(よく似てると思ったら御本人だったのね)
みっつオッパイとか、冷や汗を…に、となかなか凝ってましたね。
違和感なく取り込んでいるので、別に今作だけ観ても楽しめるし、
じゃあ元知事の方も観てみるかな?なんていうヒマ潰しもステキ。
前作はラストがけっこう問題?(というか解釈)になってますね。
しかしビル・ナイ。…あれだけぇ?なんて勿体ない登場ぶり^^;
あっという間にああいうことになって(爆)あとはまたケイトケイト。
今作はトータルでケイトの鬼嫁ぶりが如何程か、これに尽きますね。
S・ストーンと比べてみましょう。
(追憶売ります。と聞くと、他の追憶が頭をかすめてしまう年代でして)