「これはこれであり(^O^)」トータル・リコール 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
これはこれであり(^O^)
俺はオリジナル版のバーホーベン監督版が大好きです(・∀・)
放射能に侵されてミュータントになった火星に住む人のルックスの悪趣味さ(おっぱいが3つある娼婦とか、顔が変形した住人とか、さらにレジスタンスのリーダーのどう見ても化け物にしか見えない体の構造(゚∀゚ ;)タラー)
空気がない火星の真空地帯に放り出されて死ぬ間際の目玉が飛び出る描写のえげつなさ
シュワルツェネッガーに再度偽の記憶を埋め込むのを逃げる時に敵を倒す時の残酷描写
さらにラストの大落ちが「これは全て夢だった」という半端ない意地悪さ(;・∀・)
中学生の頃観て工エエェェ(´д`)ェェエエ工ってなった。
さすが悪趣味大好きバーホーベン( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
その後の『スターシップ・トゥルーパーズ』に『インビジブル』、さらにこれより前の『ロボコップ』然り・・・
もう世界観のえげつなさは半端ないですな(゚∀゚)アヒャ
そんな大好きな映画のリメイクということで、しかも火星は舞台に出てこないということだから、しかも監督が『アンダーワールド』『ダイ・ハード4.0』のレン・ワイズマンだから、オリジナルとは全然雰囲気が違うんだろうな~とは思ってた。
でもそれはそれでOKだと思うし、アンダーワールドは俺も大好きだから絶対観に行こうと思って劇場へテヶテヶ(((ヾ(●´Д`)ノ
これはこれでありでしょ~(・∀・)
アジアンテイストで雨がざーざー降ってるコロニーの街並みは『ブレードランナー』を彷彿とさせるo(`・д・´)o ウン!!
地球上でコロニーの真裏にあるブリテン連邦のハイウェイは『フィフス・エレメント』とか『マイノリティ・リポート』に似てる(^O^)
ロボット兵士が何体も並ぶ様子は完全に『スターウォーズエピソード2』オォォー!!w(゚ロ゚)w
地球のど真ん中をぶち抜いたルートを通る巨大な乗り物は何か『スタートレック』を連想させる(・∀・)
この辺り原作者のフィリップ・K・ディックと過去のハリウッドSF超大作映画へのオマージュが感じられますな(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚ )スペシャルウン
あとおっぱい3つの娼婦が出て来たり、ブリテン連邦に顔を変えて税関を通るクエイドが引っかかってるところで故プリシラ・アレンに似た人が「2 weeks」と言ったりと、オリジナル版オマージュシーンもしっかりと入れてるのもΣd(゚∀゚d)イカス!
でもここまでやるなら、変装してる顔がぱかっと割れるシーンとか、放射能に汚染された街が浄化されるシーンとかも入れて欲しかったo( ゚Д゚)oブンブン
アクションもかなり洗練されてて(・∀・)イイ!!
特にケイト・ベッキンセールの鬼嫁っぷりは半端ない(;´∀`)
最後の最後でクエイドが救急車に乗ってるところでもまだ騙そうとする執念には恐れ入ったΣ(゚д゚lll)
コリン・ファレルは『マイアミ・バイス』での軽快な役、そして最近の『フライトナイト』での怪しい吸血鬼の役も大好きだけど、オリジナル版のシュワルツェネッガーと比べるとどうしても線が細いし、アクションシーンが何か物足らない感じがしてしまう(;^ω^)
でもアクションの洗練さはこちらの方が上ですね(・∀・)ウン!!
2人の女優がそれを際立たせてる面はあると思う。
あと目を惹いたのが携帯。
手に埋め込むっていうのは、オリジナルにはない斬新なアイデアだし、それを手から引き抜くシーンは観ててあいたたたた・・・ってなる(^_^;)
ただ頂けないのが、クエイドの家でピアノの前に座って伝言の映像を観るシーン。
なぜ映像と会話できるんだ?(;・∀・)
これってテレビ電話じゃないだろ?ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
あと元上司で諜報機関のボスが現場に顔を出し過ぎじゃねえの?
放射能汚染された場所へすんなり飛行機を飛ばして、レジスタンスの隠れ家に何の装備もなしに来るのもあれ?(・ω・)ってなる。
つうか放射能汚染された街の建物をアジトにして平気かね???
この放射能汚染されたという設定も当然オリジナルオマージュなんだろうけど、いかんせん単に火山灰が降り積もった街にしか見えないのはちょっとな~(;・∀・)
でも総じて良く仕上がってると思う(^O^)
現代風リメイクとしては、押さえる所は押さえてるし、成功の部類に入るのではないかなと。
深く考えず単純に楽しめる映画ですよ(^O^)/