「マーティン・スコセッシ監督のファンタジーもの」ヒューゴの不思議な発明 いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
マーティン・スコセッシ監督のファンタジーもの
「ハリー・ポッターシリーズ」は個人的には「賢者の石」どまりだったため、本作にも多少の躊躇はあったが、マーティン・スコセッシ監督のファンタジーものならばと、ずいぶん遅ればせながらではあるが鑑賞。
作品冒頭の、時計のゼンマイからのパリの街並みシーンは、これだけで本当に観て良かったと心から思ったほど素晴らしい。その後も終始映像と音響でファンタジー感に十分浸れた。
しかし、ストーリーはどうだろう。ちょっとポイントが拡散していたような気がする。主役すら行ったり来たりでおぼつかない。映画のルーツは勉強になったが、テーマはそこ?邦題は適切?文語は仏語で口語は英語?なんやかんやと、ツッコミどころ満載。
とは言いつつも、冬にはピッタリの作品だったし、不朽の名作「ニュー・シネマ・パラダイス」を彷彿させる映画に対する想いとノスタルジック感はとても良かったと思う。
ところで、マーティン・スコセッシ感はどこ…?
コメントする