「女子アクションが 旬」ハンナ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
女子アクションが 旬
去年『キック・アス』で ヒットガール(クロエ・モレッツ)のアクションに 惚れ惚れしました。 それから『エンジェル・ウォーズ』とかいう 女子アクション映画もありましたね。 この夏は 『ハンナ』(シアーシャ・ローナン)が暴れます。
父親に 殺人兵器として育て上げられた16歳のハンナは、課せられた任務のため ヨーロッパを目指す。
プレビューで いいとこ取りしてるなぁという感じがします。 全体的にアクション満載で 観かたによっては“B級”と感じるかもしれません。 主人公が16歳なのを意識してか、幼さと 大人びた表情とのギャップを映しだそうと 必死なのも伝わります。 いくらシアーシャ使ってるからって、ちょっと欲張りすぎじゃない?と思ったりするけど、それでも大人たちが 大真面目なので、最後まで付き合おうって気になります。
ハンナを演じた シアーシャ・ローナン。 『ラブリー・ボーン』のラブリーな女の子から一変、痩せて髪がボサボサで 現代社会から隔離されて育てられた(洗脳された)女の子を 好演。 とって付けたようなセリフも、シアーシャ独特のキュートな声と それとは真逆の動き(アクション)が新鮮で気になりません(あ~言うと思った、くらいで 我慢。) そのうち体も鍛え上げて、アンジーみたいにスタイルでも 魅せてくれるかな?
プロローグの フィンランドの風景や ハンナの生活の様子、カッコいいです。 また、フィンランドから モロッコ、ベルリンまで 旅映画としても興味深いです。
力強い 男のアクションもいいですが、今は 細くて可愛い女の子だって戦える!という 女子アクションが旬☆ シアーシャの成長を見るという点でも、おさえておいて 損はない一本です。