ハンナのレビュー・感想・評価
全69件中、1~20件目を表示
お父さんのホームビデオ
少女殺戮マシーンものは、少女が有り得ないアクションをし、少女がひどく痛めつけられることに、変態どもはエクスタシーを感じる。
それは少女殺戮マシーンものの絶対条件である。
「キック・アス」で少女がアクションするのがかっこいいといっているヤツのほとんどが、カタキのボスにテーブルにたたきつけられ、ぶん殴られ、少女が鼻血を出して、泣きべそをかくシーンにエクスタシーを感じているだろ?
「キック・アス」の作り手にもそういう欲求があるし、
「見たいやつが見ればいいし、そういうヤツはこういうシーンが好きだろ?」と確信犯的にやっている。
「キック・アス」については正直気持ち悪いが、気分が向いたら書くとしよう
本作が「キック・アス」等と決定的に違うのは、作り手がその少女を性的な対象としているかいないか。それに尽きる。
ジョー・ライト監督は主演女優に対して、性的欲求がない。
監督の主演女優へのまなざしはまさしく父親の我が娘へのそれである。
本作はお父さんの娘のお遊戯会を撮って、お父さんが若いころ大好きだったアーティストの曲を集めてBGMにしたホームビデオのような映画。
その時点で少女殺戮マシーンものとしては失格なのである。
「オレの娘かわいいだろ?」というお父さんのまなざしと少女殺戮マシーンものにはそうした絶対に超えられない壁があり、いろいろ手を尽くして、その壁にチャレンジしているともいえなくは無いが、出来上がった映画はやはりユルいものになってしまっている。
違う女優なら、もっと「性欲」的に撮れたのかもしれない。
しかしそれがオレにとって「面白い映画」とは決してならないがな。
ほかダメな点
・ケミカルブラザーズがものの見事にダサい。
これはまあ、目をつむっても良い。ホームビデオだからね。
・娘が反抗期
主演女優が全然生き生きしていない。どうも娘として撮られるのを拒絶しているようにも思える。
違う監督ならばもっと生き生きした殺戮マシーンだったのかもしれない。
この監督と主演女優がこの題材で映画を撮ってはダメという、とっても分かりやすいケース。案外ケーススタディとして映画の教科書に載るかもしれない。
ということでプラス1点。
ハンナたちの正体や関係性が判明するのが終盤でストーリーが意味不
展開が早い割に、ハンナたちの正体や関係性が判明するのが終盤でストーリーはよく分からなかった。
音楽がカッコいいのと、ハンナ視点で周りの物をじっくり撮るカメラワークが印象的。
オカマたちに追われる構図は、クレしん映画を彷彿させる。敵がおかまって何かワクワクするよね。
ラストはあっさりすぎて「え、ここで終わるの!?」って所でエンドロール入ってびっくり。何も残らなかった。
真っ白な少女ハンナは
訓練された特異な技能の持ち主。雪深い森の中に住んでいる。 しかし、おばさん(マリッサ・ビーグラー)が怖いね。 キャンピングカーの家族がどうなったかは午後ローではわからないが、 モロッコ?の宿の主人やグリムの家の人から見ると、全員生きていないかな。 パスポートが完成していたら、その後の生き方少し楽だったかな。 2011年米 シアーシャ・ローナン (ハンナ) エリック・バナ (エリック・ヘラー) 午後ロード録画視聴にて
【”哀しきアサシン少女”外界から隔絶された森で育った少女が、初めて文明に触れ自身のルーツを知るサスペンスアクション。若きシアーシャ・ローナンの唯一無二の個性が光る作品でもある。】
■フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父エリック(エリック・バナ)に人知れず育てられた少女・ハンナ(シアーシャ・ローナン)。 叩き込まれた戦闘スキルは父を超え、追っ手のCIA捜査官のマリッサ(ケイト・ブランシェット)が迫る中、ついに外の世界へと単身旅立つ。 そして、戦いの中で彼女は自身の卓越した身体能力が何故に備わったのかを知るのである。 ◆感想 ・シアーシャ・ローナンを初めて知ったのは、ウェス・アンダーソン監督の「グランド・ブダペスト・ホテル」である。アルピノかと思うような、透明感ある白い肌が印象的な少女であった。 その後、「レディ・バード」「追想」「二人の女王 メアリーとエリザベス」「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」「アンモナイトの目覚め」を劇場で鑑賞し、変わらない透明感溢れる姿と、確かなる演技力に魅了された。 <だが、今作でのシアーシャ・ローナンが演じた役は、父により天才的なサバイバル能力&殺人スキルを叩き込まれた文明を知らない野生児である。 彼女は、野を駆けまわり、プロの敵を瞬時に殺害し、4か国語を自在に操る。 どこまでスタントがこなしているのかは分からないが、今作後のシアーシャ・ローナンが演じた役との違いに驚くが、それでもシアーシャ・ローナンという女優の唯一無二の個性が、既に屹立したモノである事に驚いた作品である。>
あらすじ読んだ時は面白そうと思ったけど
ストーリーはありきたり。
目を背けるほどの残酷なシーンもなく心踊らされるような起伏にとんだストーリー展開もなく。予想通りの結末。
安心してみてられたけど全く面白味がなかった
ケミカルブラザーズ
本作の音楽をケミカルブラザーズが担当している事に期待を込めて鑑賞。 主人公の無駄な動きのない戦闘、無機質な研究施設、照明の明滅などの光と影、逃走の疾走感などが、その音楽にマッチしていたと思う。 ストーリー重視で鑑賞された方は物足りなさを感じるかもしれないが、美しい映像と音楽が楽しめる作品。
リュック・ベッソン監督の『アナ』はこの映画をリスペクトしている
ヒエロニム・ボス『快楽の園』とグリーグ『ペール・ギュント山の魔王の宮殿にて』は何を語っているのか?
この少女の行末を語っているのか?と感じた。つまり『少女終末旅行』って事だ。
リュック・ベッソン監督の『アナ』は多分この映画をリスペクトしていると感じた。題名も似ているし。しかし、アクションが中途半端に感じた。それが大変に残念な事だと思う。
追記 主人公の少女『どこかで見たなぁ』と思っていたら『若草物語』の『ジョー』とは♥
確かにゲルマン系の美少女ですね。それが、この少女の行末(映画の中の)を語っているのかもしれない。
少なくともフランス系のリュック・ベッソンには撮れないキャラクターだと思った。
追記 主演の女性はアイルランド系の様だ。髪の毛も金髪なのかは分からない。いずれにしても、純粋な白色系ヨーロッパ人だ。
透明感あるシアーシャ・ローナンの魅力
11年前に公開された、サスペンス・アクション。本作の魅力は、13歳の若さでスクリーンデビューしたシアーシャ・ローナンが、16歳の時に、主演のハンナ役を演じた作品。物語そのものよりは、シアーシャ・ローナンの汚れの無い、美しさを鑑賞できるだけで十分満足できた。 ローナンは、S・スピルバーグやW?アンダーソンのような巨匠監督達の目に留まり、出演した作品で、アカデミー賞候補にも何度も挙がった実力ある若手女優。本作では、金髪の長き髪を纏い、可憐で透明感のある美しさ中に秘めた、切れのある激しいアクションとのギャップに魅了される。 幼き時から、元CIA工作員の父親とフィンランドの山の中で、現代文明と隔離され、高い戦闘能力を叩きこまれながら育ったハンナ。そんなハンナが16歳となった時に、父親と共に、ある任務の為に、別々に旅立つ。初めて見る電気、テレビ、音楽に驚きながらも、女の友達との友情も芽生えていくハンナ。前半は、そんな、ハンナの心揺さぶられる成長を描く、ロード・ムービー的な展開が続く。 しかしそんな時、父の同僚であったCIA捜査官のマリッサが、2人を追跡する為に、殺し屋を雇い、命を狙い始める。そこには、父親のハンナも知らなかった秘密や、ハンナ自身に纏わる、忌まわしき出生の秘密を葬ろうとするマリッサの野望が蠢いていた。そのマリッサ役のケイト・ブランシェットは、あの美しさの中に秘める冷酷で、残忍な捜査員にし、これほどの適役はいないとも思う。 作品的には、アクション映画ながら、それほどの派手なアクションやストーリーとしの盛り上がりも感じないのは、作品の中にも出てきた、グリム童話にも似た、『悪の魔女VS美しい姫』のような構図が根底にあるからだろう。製作側にも、童話的で幻想的な雰囲気を本作に求め、雪山、砂漠、モロッコの街、ヨーロッパの遊園地等を舞台にして描くことで、そうした効果をねらっていたのかもしれない。 ハンナの、これからの運命か気になる中で、エンドロールを迎えた。
まあまあ面白い
ちょっと荒唐無稽すぎるし、主人公二人は敵にすぐ見つかっちゃうし、とアラを探せばまあ結構あるんですが、それなりに面白かったですよ。ヒロインは産まれてこのかた社会を見ていない、百科事典など書物の知識しかないっていう設定が面白いですね。 シアーシャ・ローナンいいですね。
ケミカルブラザーズ
Amazonプライムのドラマのハンナを見た後に見た。
ハンナの根幹の部分はかろうじて同じだけど、殺しまくるドラマ版と違いすぎる。
オシャレなライティングにケミカルブラザーズの曲でケミカルブラザーズのPV感があるw
もっともっと無慈悲に倒していくアクションを見たい人はドラマ版を見たほうがいい。
ドラマ版を見た人は映画は見なくてヨシ!
総合的には3
序盤〜中盤までは雰囲気も良く、魅力的な家族と織りなすロードムービー+緊迫した逃走劇という感じで見応えがあったし、とても良かった。
しかし終盤になると敵役のザコ化、ハンナの暴走、マリッサとの全くもってワクワクしない1vs1の攻防と尻窄み気味だった。
ラストシーンは冒頭シーンと同じ演出にして(この手法は名前があるのかな?)それっぽくオシャレ?に幕を閉じれた。と製作陣は満足なのだろう。
ちなみになんで電気すらまともに理解できてない彼女がパソコンの検索機能をあそこまで使いこなせるんですか。。
後は何よりchemical brothersのサウンドが最高。
うむぅ。難しい…
信じれるものが何もない環境で、自分の過去も誰かの意図によって左右されてて、ハンナはこれからどやって生きていくんやろかぁ…ってぼやぁと思った。 もうちょっと過去とか経緯の描写がほしいところ。理解力が足らないのか、なんだか、消化不良でした。
音楽や映像の色彩やライティングが幻想的でとっても美しく不思議 カテ...
音楽や映像の色彩やライティングが幻想的でとっても美しく不思議 カテゴリー的にはスパイアクションとかになるんだろうけど、この光や色味の効果で他のアクション映画とは全く違う雰囲気が醸し出されてる センスいい〜 よく見ると音楽ケミカルブラザーズとは! めちゃくちゃ映画と相性良 物語は大した捻りはないけど、音楽や映像 キャラクターの個性が派手ではなく必要最低限に魅せられていてみんな魅力的だった パッケージのダサさを覆す良さ有❤️
ハンナのはじめて物語
アクションシーンやサスペンスも見所ですが、父親とふたりで森で暮らしてきたハンナが初めて様々な文明に触れたり友達を作ったりするシーンが面白かったです。 難しい役どころをシアーシャ・ローナンが繊細に演じていました。
全69件中、1~20件目を表示