X-MEN:ファースト・ジェネレーションのレビュー・感想・評価
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キューバ危機や人種問題を重厚に描きつつも、エンターテイメントとして面白い!シリーズ最高作だ。
シリーズの始まりを描く作品は、近年のシリーズ作品のトレンド。マンネリになりがちななかで『X-MEN』の場合は、なかなかの出来でした。
その点本作に比べて第一作目は、監督したブライアン監督は、自身がゲイだったこともあり、作品の背景にある人種差別問題に思い入れが強すぎて、演出が空回りしているのではないかと思います。第二作目では、前作のアクション面が弱いという批判を受けて、アクションが強化されたものの、逆に超能力バトルシーンが目立ち過ぎて、ミュータントの存在の是非と言うテーマがややワンパターンになってしまいました。ブライアン監督と『X-MEM』シリーズは相性がやや合わなかったのかも知れません。
マシュー・ヴォーンに監督変更になった本作は、『キック・アス』で見せてくれた展開の素早いアクションに加えて、時代背景にキューバ危機を取り込み、とかく浮世離れしがちなストーリーにリアルティも付け加えてくれました。
エンターテイメントとしても隙間なく楽しませてくれるうえ、9・11以降の状況にもリアルに迫る快作といえるでしょう。
本作では、『X-MEN』誕生の発端が描かれています。なかでも、これまで明かされなかったプロフェッサーXとマグニトーの若き日を描き、親友だったはずの二人がなぜ決別したのか、なぜプロフェッサーXが車いすなのか、数々の疑問を明かにされるので、シリーズファンの方は必見です。
第一作でも、エリック(マグニトーの本名)の少年時代にナチの収容所で母親と生き別れとなり、そこで超能力が発言するシーンが登場します。しかし、ユダヤ人虐殺に繋がる伏線は、その後全く登場しませんでした。これでは、何のための冒頭シーンだったのかと思います。それに比べて本作では、成人後のエリックが執拗にナチスの高官狩りを行っていったことを描き、彼のなかにある人種差別への怒りをより強く明確に描き出しました。
エリックの怒りが明確になることで、ミュータントへの人類側の仕打ちを巡って、チャールズ(プロフェッサーXの本名)とエリックが決別せざるを得なくなるという結末に道筋をきちんとつけることが出来ました。その点では、第一作目は、この伏線が不完全で、親友でもあり敵同士でもあるという二人の微妙な関係がよく分からないままに終わっていました。
ところで、9・11以降に浮上したのは、「異なる外観や力を備えた、異物を受け入れるか否か」の人種・民族問題でした。この物語の根底には、公民権の問題が潜んでいます。
ミュータントは迫害を受ける人種的・宗教的マイノリティの暗喩といえます。プロフェッサーXはアフリカ系アメリカ人の公民権運動の指導者、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアであり、マグニートーはマルコムXに喩えられるでしょう。 またマグニートーはホロコーストの生き残りであり、反ナチス・ドイツのメタファーともいえます。マグニートーの腕に彫り込まれたナチス強制収容所番号の刺青が象徴的ですね。
しかし迫害を受けたエリックの憎悪は、すぐには対人間に向けられませんでした。その対象は、もっぱら迫害したナチスに向かわせたこと。そして、果てない復讐の苦しみを癒してくれたチャールズと、深い友情に結ばれたこと。そこで、共にケヴィンたちのミュータントによる世界支配を目論むヘルファイア・クラブと戦う設定がいいと思います。
エリックは、ケヴィンと違って権力欲からの世界支配を目指したの覇権主義者ではなかったのです。成り行きで追い詰められた結果として、そうせざるを得なかったのです。エリックの追いやられてしまう決断が、いまの人種問題と密接に繋がっているのではないでしょうか。
また本作の注目すべき点の一つとして、イギリスの新星ジェームズ・マカヴォイが、プロフェッサーXの知られざる一面を披露したことにあります。一作目は、同じイギリスの国民的名優パトリック・スチュワートが、老齢のプロフェッサーXを演じています。パトリックのプロフェッサーXは、大変な存在感が漂い、一部の隙もない人格者ぶりを見せつけています。そのため、パトリックをリスペクトしているジェームズは、パトリックの当り役を壊してはいけないと、ずいぶん役作りに悩んだそうです。
しかし、自分の演じられる範囲での役作りに割りきった結果、かなりフランクで人間味ある、若き日のプロフェッサーX像を打ち出したのです。それは、結構女好きで、セクハラも有り(^^ゞ時に、感情的にカッとなったりするという、往年のプロフェッサーXとしては、まさに「若気の至り」という姿でした。
彼も歳を経て成長していったんだと言い張るジェームズの解釈には、それもアリかなと思える演技でした。最初から聖人君子だったというよりも、凡人となんら変りない遺伝研究者から、人類の存亡に関わる危機に遭遇することで、次第に自らのミッションに目醒めていくプロフェッサーXの方が好感が持てますね。
他には、ジェニファーの揺れ動く乙女心も、よく描き込まれていました。彼女は変身能力をもつブルーの肌のミュータント。幼いころにチャールズと兄妹同然に育ち、チャールズにずっと思いを寄せていましたが、チャールズの恋愛対象として見れないという気持ちに苦しむ気持ちが、うまく表現されています。
その後ミュータントで科学者でもあるハンクと惹かれ合います。しかし、ミュータントの外観を“正常”に戻すべきと考えるハンクから、ありのままの姿を肯定するエリックへと、その心は移っていくのです。彼女の心の動きは、意外と本作のテーマを代弁している重要な伏線となっていました。
あと、チャールズがX-MENプロダクトを立ち上げたとき、まず自身のテレパシー能力を機械的に増幅させて、世界中のミュータントを探索し、訪ね歩くシーンがあります。その中で、ワンシーンだけ、ウルヴァリンとニアミスするシーンが登場していました。
奥深い序章。
シリーズのファンなら誰もが頷くだろう、完全序章版。
これだけ辻褄が合うと観ている方も興奮状態^^;いや~面白かった。
なんか最近こういった「シリーズ0」モノがよく作られているけど、
どうもその後のシリーズと一線を画したような出来栄えのものが多く、
幾らなんでも頭の中で繋がらないよ~(汗)と泣きたくなるものが多い
そんな中、よくこれだけイメージを合わせたもんだわ、と拍手したいv
もちろん製作にB・シンガーが帰ってきているし、新進監督M・ヴォーン
も、キックアスはまぐれじゃなかったでしょ?といわんばかりの腕前。
役者達も適材適所、
とくに二人の若き日を演じたJ・マカヴォイとM・ファスベンダーには
このまま彼らのシリーズをもう少し観たい…と思わせてくれる。
アッと驚くあのヒトの出演^^;…たったあれだけでもインパクト大!
重々しい雰囲気のドラマかと思いきや、けっこう笑える箇所も多く、
彼らがスカウトする光景や、そのスカウトしてきた若ミュー(爆)たちの
暴走ぶりがけっこう面白い。のちのシリーズの核となる者もいれば、
ん!?この子いなかったよね?(覚えていないだけか^^;)なんてのも
あって、記憶の辻褄を合わせるのも語り合うのも楽しい。シリーズの
原点を美味く調味したこのスタッフ・俳優陣にはシリーズ最高得点をv
さて…。なんかこれだけ原点を観ちゃうと、もう一回ウルヴァリンの
アカデミー入学から観てみたくもなるけど…(おととい来やがれ!爆)
あのアカデミーが創設された背景には、こんな恐ろしく悲しい過去が
存在していたのだ…ミスティークは、そうか、そういうことだったのね。
どう見ても平和主義者のプロフェッサーX(名付け親も判明します^^;)と
人間を憎むマグニートーの間に友情はあるものの、それまで育ってきた
環境というものは変えられないし、誰だってマグニートーみたいな子供
時代を送ったら、反逆や復讐に燃えたくもなるでしょうが!その怒りを
なんとか平静な方向へ転化させ、彼のエネルギーを最大限に良い方向へ
導こうと必死なプロフェッサーの想いも伝わる。後半の闘い、その果てに
彼らが選択する道は否定できない哀しみに満ちている。他の若ミューも
自らの選択で自身の運命が左右される岐路に立たされる。なんだか…
彼らを見ていると、どうして人間ってやつは!!と思えてならないが(汗)
まだ髪の毛がフッサフサのチャールズ(何回もこのネタをいうので笑える)
だが、彼が車いすになったいきさつには泣けた。(分かってはいても…)
エリックが怒りを鎮める苦労も、復讐することでしか自身を解放できない
苦しみも泣ける。このシリーズの面白いところは、どのミュータントにも
それぞれのいきさつや悲しい過去があったりで、皆に共感できるところ。
見た目で彼らを排除しようとする人間、力を使って利用しようと企む人間、
ミュータントがどんなに平和共存を望んでも、対する人間側が根本から
変わらなければ、ダメなんだろうと(人間同士でもそうなんだから)虚しい
気持ちは消えない…アクションも映像も見事だが、ドラマ性も十分なので
無駄なく時間を使い切っている本作。序章にしてこの奥深さ。素晴らしい。
(ますます好きだわ~このシリーズ。末長くシリーズ継続お願いします^^;)
期待を裏切らない。
キックアスにノックアウトされたので、同じ監督の作品ということで期待大で鑑賞。
またまた、ノックアウト。
というか、監督リスペクトに変わりました。
頭がよく、器用な人なのではないかと、感じました。
X-MENは原作も映画もずっと見ているファンも多いはず。
そういう人たちが見たいであろう絵をしっかりと盛り込んで、見ごたえある作品になっています。
キックアスもそうだったけど、原作へのリスペクトを感じるんですよね。
でも、時代が時代なため、キックアスほどのはっちゃけ方をしないで、きちんと抑え気味なのも、素敵でした。
そして、俳優たちの演技もすばらしかったです。特にエリックとチャールズの二人。
ジェームズ・マカヴォイが大好きで、それもこの映画を見たかった理由の一つなのですが、彼がでるだけで、表情にうっとり見入ってしまうのです。それぐらい吸い込まれるカリスマというか真実味というかがあるのです。
彼のことを知らない人はいろいろ見てみてください。
男二人が流す友情の涙がほんとに美しい。
そして、前作で描かれた二人の明白な対立関係に至るまでのドラマをこれから見せてくれるってことですよね??あと2作品?主要メンバー替えなしでお願いします!
これからも期待大だね。
異形の者の哀しみがわかるか!
今までのX-MENシリーズに比べて、アクション満載にはなっていないと思った。それよりも人間ドラマが中心。原作のコミックとは若干違うそうだが、前日譚として泣かせようとした「ウルヴァリン」より興味深かった。後のプロフェッサーXとマグニートー。この二人のドラマに特に惹きつけられた。チャールズが聖人君子でなく、傲慢なところもあるのがおもしろい。女の子をナンパしたがるし、レイヴンの気持ちを知りながら、受け入れない。エリックは1作目でも描かれたが、ナチスの犠牲者だ。その暗い過去からどうしても逃れられない。不幸な人だ。また「キューバ危機」という歴史的事実にX-MENの話を絡めたことは、結果を知っていながらも、ドキドキさせられた。脚本のヒットだろう。ミュータントの中にも、その能力を隠そうとする者もいれば、隠さずに生きたいと願う者もいて、それぞれだ。X-MENはミュータントという形をとっているけど、これっていろいろな人種がいる人類と同じだなって思う。あるがまま流されて生きていくか、最大限努力して頑張るのか? 自分はどう生きたいのか? それを問うている気がした。意外に深い内容だと思った。
最初から力が入ったわ~。
冒頭から、見入った。
子供だったエリック。
チャールズとミスティーク。
あっという間に映画の中に入り込んでしまった。
X-MENシリーズのいくつかの謎が、よくわかるファーストジェネレーション。
プロフェッサーXとマグニートーは、なぜ敵対しているのか?
プロフェッサーXが車いすに乗っているワケ。
マグニートーがヘルメットをかぶっているワケ。
人間とミュータントが敵対するようになったワケ。
そんな基本的なことの始まりがよくわかる。
わかって、あ~、すっきり!
時は、米ソ冷戦時代のキューバ危機。
あわや第3次世界大戦かと恐れられた時。
そんな実際の出来事の上に作られたストーリーなので、現実味があり、面白い。
ミュータント自身が持つ能力のせいで味わう、疎外感、外見の嫌悪感。
人間が感じるその能力の恐ろしさ。
第一世代の若きミュータント達の成長の過程や、普通の人間になりたいと願う気持ちから、ミュータントの能力は誇りなんだと思えるまでの過程がよくわかる。
チャールズは、とても人間的な感覚の持ち主。
それは、育った環境、容姿、個人の持つ特殊能力によるものが大きい。
外見が明らかに違うミュータント達の心は、とても傷つきやすく、そんな傷みが胸に突き刺さる。
でも、そんな彼らの良き理解者となり、手助けできる存在であることは、とても大切だ。
エリックは、幼い頃の辛い思いでによる復讐心と、それにより生じる邪心がある。
でも、まだ残っている良心と、友人の優しさを知り、片目からこぼれ落ちる涙は、とても印象的だった。
二人が敵対することはわかっているけれど、≪どうして?≫の部分が素直に理解できた。
個人的に久しぶりに見たケビン・ベーコンの悪役ぶり。
やはり、ハマるわ~。
各ミュータントの能力を使ったアクションや、戦闘シーンも見応え有り!!
ちょい出の前3(4)作品のメンバーに、思わずうふふ~でした。
奥深い
プロフェッサーXとなるチャールズと
マグニートになるエリック の出会い、友情、 決別、
ミュータントの哀しみ、弱さ・・・
色んなドラマと気持ちの表現が交錯し、2転3転する内容で奥深い作品で
素晴らしかったですわ〜!
もう一度みたいな♪
思いがけず涙しました
かなり期待してたけど、それ以上でした。
シリーズを観ていなくても、楽しめると思います。
60年代初頭。何に対しても疑心暗鬼の時代の空気が良く表現されていたと思います。
そんな中、強大なミュータント軍団に対抗するために、新たに集められたミュータント達。若者らしい明るさもありホッとします。
そして涙しました、心が共鳴したっていうのでしょうか。それだけでも観て良かったと思いました。
異形の女性ミスティークの揺れる心も丁寧に描かれていて、彼女の決断も理解できるものでした。だけど、切なすぎるね。
シリーズを時系列で観たくなりました。
エンドロールのアニメーションが小洒落ていて好き。大作だからスタッフクレジットもズラズラ出てくるけど工夫していて「皆で創ったんだ!」感があって、敬意を表して読めないけどジックリ見ました。
この監督、なんかイイです。
興奮した。そして泣いた。
華麗であり迫力もある抜群のアクション描写と,
単純な善悪の対立だけではない
様々な葛藤を伝える人間ドラマが秀逸。
劇的が押し寄せる終盤がスゴい!
エモーショナル&エキサイティング,そしてドラマチック!!!
キャラクターの能力と見た目に頼らない
知的なドラマ性が魅力たっぷりで画面に引き込まれる。
シリーズ最高傑作であると同時に,
「X-MEN」をますます好きになる作品!
本当の始まり
能力の起源が分かる訳ではないけどチャールズとエリックを主軸にいろいろな謎が今回でわかる...ストーリーは自分的にはシンプルでわかりやすくアメコミらしさを堪能できた
けどメインキャラクター達の力があまりにも強大過ぎたかなって感じ・・・
チャールズはヒトの意識・記憶・身体を操作できるしエリックは金属を自在に動かせるし敵キャラは運動エネルギーを吸収・蓄積・放出する能力・・・もはやチート
また3部作の割に話の進行が速く次回作から一気にエリックとチャールズの戦いになるかと思う
冷戦時代の裏側に壮絶な戦いあり。
ケネディー大統領がまだ存命だった頃の時代のアメリカが物語の舞台。
まだマグニートが悪のミュータントと成って折らず、チャールズもまだ歩けたころの話でキューバ危機を上手く絡めた感じ。
ここのレビューではけっこう高評価なのだが、あえてマイナス点を挙げるとするならば、ヘルファイヤークラブの存在がチープすぎる所と冷戦とミュータントの葛藤を扱っているのだが、多少の中だるみを感じた。
ヘルファイヤークラブは原作の様に戦闘員を出してほしかった。
悪の秘密結社の割には中小企業レベルの悪党で終わってる感じがした。
良かった点としては悪の首領 セバスチャン・ショウに迫力があったこと。(原作では小悪党レベルの存在)
エマ・フロスト対チャールズのテレパシスト同士の争いが面白かった事。
チャールズとマグニートの思想の対立もうまく書かれていて、どっちの言う事も一理有ると頷ける事。
その面白さ、ファーストクラス!!
シリーズ5作目にして最高傑作の呼び声も高いという本作。
ハハハまた最高傑作だなんて言い過ぎじゃないの?
と思いつつ鑑賞に臨んだが……
あ、あれ? 本当だ。
人によって意見は違うだろうが、個人的にはこれ、最高傑作だ!
圧巻はストーリーの密度!
『ZERO』でも世界大戦やスリーマイル島が絡む物語に「おお〜」と唸ったが、
今回は更に大きく出て、『キューバ危機の陰の立役者はミュータントだった!』
という面白すぎるアイデアをズドンと本筋に据え、
そこを軸に若き日のプロフェッサーX=チャールズと
マグニートー=エリックの友情と対立を描きつつ、
社会につま弾きにされるミュータント達の悲しみ、
彼らの「独りじゃない」という喜び、
更には社会に迎合して本来の自分を殺すか、
自分の存在に誇りを持って正直に生きるかという葛藤まで描いている。
濃い。とにかく密度が濃い。
そして驚くべきは、
『それらの要素全てがひとつも中途半端に描かれていない』という点。
これは凄い。
チャールズによって怒り以外の感情を思い出した
エリックの涙は泣きたくなるほど美しい。
そうして二人の友情と尊敬の念を描けたからこそ、
最後の別れは悲壮感溢れるものとなった。
不気味な容姿を誰かに受け入れてほしいと願う
若きミスティークの葛藤も素晴らしい。
彼女を傷付けたハンクのこの上なく残酷な一言は、
確実に観客の胸にまで突き刺さったろう。
彼女のそれは、僕らと全く無縁な感情では無いから。
そうして浮き彫りになるのは、
『他と異なる存在は潰せ』という社会のむごい側面。
これはシリーズを通して描かれている部分だが、
ミュータントの存在が明らかになった時代をフィーチャーし、
キャラの感情もしっかり描いた事で、
その残酷さがより際立った印象か。
そしてVFX映画としても見せ場は盛り沢山。
ケビン・ベーコン演じる反則級の能力者とその一味は強敵として存在感十分。
若きミュータント達の訓練シーンも楽しい楽しい。
ラストの海上戦や他の戦闘シーンもかなりの迫力だ。
ひとつ不満点を挙げるならアクション演出に『2』のような流麗さが欠けてた点だが、
まあ「贅沢言うんじゃありませんッ!」ってレベル。
過去作とのリンクもばっちりで、ひょっとすると本作を観てから過去作を観た方が感動できるかも?
あ、そうそう、口の悪いあの方もちょっとだけ出てましたよ(笑)。
<2011/6/11鑑賞>
マグニートーに胸が熱くなる!
こっちの期待を超えてきました。
それも軽々と。悠々と。
脚本もまた良かった。
正義の反対は別の正義
マグニートーは悪ではなくマグニートーも正義なのだと
そんな事を考えてしまいました。
こういうのを待ってたんですよ。
バットマンやスパイダーマンよりも、この作品こそリブートさせればいいのに。
続編出る度に、何ともおかしな展開になってってるじゃん。
つか、もうええで、正直。
―そんな風に思っていた時期が、僕にもありました。今もちょっと思ってますがw
んー、だから本作に対して「また新作出すの?プリクエル?ウルヴァリンが前日譚みたいなモンじゃん。もういいだろ」てな気持ちがあって、観に行くかどうか判断保留してたんですけど…でも一足先に観た方達からの評判が良いし…
う~ん…てなことで、取り敢えず前夜祭に参加してみました。
……あ、あれ?
め…めちゃっくちゃ、良いぞ??
ええ、そうなんです。良かったんですよ!!
監督のマシュー・ボーンて男は分かってますね!!
分かってますよ。魅せ方を。
こんなVFX待ってたんだろ!?
こんな濃密なドラマ観たかったんだろ!?
こんなバトルを体感したかったんだろ!?
これだろ!?これなんだろ!?
という、俺に身を委ねろと云わんばかりの見せ場の応酬。
ハイ、そうです。その通りです!!
これが観たかったんです!!!!!
今迄の過去シリーズが霞んで見えますよ。どうです、見えませんか?
何でこうやってチームワークを描けなかったんだろう。
何で今迄、大雑把に味付けしてたんだろう。
いや申し訳なかったです。
待望じゃなかっただけに、大きな拾い物をした感じ。
最高の満足感。
映画好きさんにも、たまに映画観に行かれる方にも、自信を持ってお勧めしたい一本です。
傑作!!!!
X-MEN エピソード1
評判通り、むちゃくちゃ良かったです。
この作品だけでも充分面白いし、僕のように今までの作品を見知っていたら「この人とこの人がこうなって、これがこう繋がっていくのかっ!!」と全作振り返ってさらに楽しめると思います。
監督もスタッフも、今までの作品の精神をきちんと理解して尊重したうえで思いっきり映画づくりを楽しんでる感じが伝わってきて、観ていてとても気持ち良かったです。
脚本もスゴく練られていて、実際の歴史と上手く絡めてたりして見事。
無駄なくテンポよく進むけどテーマはとても深いので、考えさせられたりウルウルしたりする場面もありました。
無名に近い若手俳優ばっかりだけど、みんなこれから羽ばたいていきそうな魅力的な人ばかりで、キャスティングも大成功だと思います。
1人、フィギュアの小塚くんに激似な人がw
そしてオープニングのケビン・ベーコンが一瞬ジム・キャリーに見えたのは秘密ww(←熱演してます。)
あ、ワンシーンだけおなじみの「アノ人」も出てきますw
それからホントに一瞬「あの人」(の顔)が出てきたり、ちょっとも目が離せません!!
あと2、3回は観たいくらい良い作品でした。
あついぞ!エリック!
X MEN : First class
評判通り最高っす!派手さもなければ驚きのストーリーもないけど、二時間まったく飽きなかったっす!
メインのストーリーはマグニートビギンズ。エリック…かっちょいいっす!チャールズと軽くホモりそうになるとこは危うかったけど(笑)
あとプロフェッサーXの学校ビギンズでもあったか…ビーストやミスティークもしっかり登場してました。ミスティークがチャールズとあんな関係とは…前三部作ではまったく触れなかったなぁ。あと他にもいろいろミュータントでたけどエリックとチャールズがあつすぎて印象薄かったっす。超音波少年は嫌いじゃないけど(笑)
それにしても…新三部とゆう割にいきなし話の展開はやかったっす!エリックがマグニートになった理由やチャールズと敵対するに至った理由、チャールズが車椅子生活になった理由等々いろいろ解決してしまったっす。あと最大の謎はなぜチャールズがピカりんになったかだけか…どうなるのか気になる…
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