「引き際が大事」アンノウン Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
引き際が大事
アクション映画で活躍中の リーアム・ニーソン。 今回も『96時間』を彷彿とさせるプレビューで 期待して観に行ったのですが… そろそろ打ち止めにしとかないと、メル・ギブ〇ンみたいに 飽きられないかしら。。と、ちょっと心配になりました。
医学博士のマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)は 若い妻とともに学会に出席するため ベルリンへと赴く。 ある目的で一人タクシーに乗ったハリスは 交通事故に遭う。 病院で意識を取り戻したが、その後 再会した妻には存在すら認識されず、見ず知らずの男が 自分になりすましていた。。 真相究明に乗り出すハリスに近づく 怪しい影が…(作品情報より抜粋)。
ネタバレです>>> マット・デイモンが演じていた『ボーン・アイデンティティー』と 何ら変わらない内容です。 それを(マットより)高齢のリーアムでやるもんだから、スマートさに欠けます。 更には“事故で記憶の一部を失う”という、重要任務を控えた人にとっては 致命的な失敗をしてしまう主人公。 『Unknown』というより “loss of Memory”なわけでしょ、と思ったら ちょっとマヌケ。
それよりひどかったのは、ハリスの妻・エリザベスを演じた ジャニュアリー・ジョーンズ。 彼女“ぶっ壊し屋”ですね。。 演技も酷いし、リーアムと釣り合わないし。 最後に吹っ飛んでくれたから、まあスッキリしましたけど。
キー・パーソンとなるタクシー運転手のジーナを演じた ダイアン・クルーガー。 彼女は すごく良かった! どうせなら 妻役でもよかったのにと思いましたが、そうすると ジーナを演じきれる女優さんを見つけるのが難しいと思うので 仕方ないかな(でも… ジャニュアリーは ないな。。)
ありとあらゆるアクションを取り入れてみましたという感じですが、きちんと整理整頓しないと カーチェイス、ファイト、逃走シーンがごっちゃになって ストーリーがどこまで進んだのか分からなくなります。 ダメ出しついでに、エンディングも イマイチ締まりがないですね。 「で、あの二人はどーなる?」って、つい声に出して 言っちゃいました。。 先が気になるというより、スッキリしないというのが 正直な感想です。
リーアム父さん、アクション映画で主役を張るのも ネタ切れしたら“引き際が大事”です。 『96時間』を超える作品は きっと撮れないと思うので、これからは 演技派路線で行ってほしいです。
ママザウルスさん、
コメントありがとうございます。
えぇ、リーアムが昔から演技派であることはよく知っています。
だからこそ、アクションやハイスピードのストーリーよりも
彼の演技がじっくり見られる作品を撮ってほしいという思いです。
『96時間』は彼の背中越しにストーリーを追う感じだったので
すごくよかったと思ったのですが、同作品はいろんな角度から
「どんな陰謀が隠れてる?」と謎を解くような構成でしたので
リーアム(の演技)をしっかり映せてなかったというのが私の感想です。
あなたはきっとお若い方なのですね!リーアムは昔から 縁起派ですよ!
最初リーアムも歳いったなーと思ったけれど最後の最後に素手で闘って 記憶思い出してからは超スーパー殺しやに戻ってアクションがさえだしたって いう演出はその 老いを吹き飛ばしたわ!思いませんか?