ももへの手紙のレビュー・感想・評価
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我が家のこどもたちは大好き
なんとも面白くて温かい映画です。
またその温かさも押しつけがましくないところがいい。
イワ、カワ、マメのどれも最高です。特に我が家ではマメが大人気!
また風景も綺麗で観終わった後に、瀬戸内の島を訪れたくなりました。
※お母さんの声、優香だったんですね。知らなかった。。。(もうお母さん役するようになったのか。)
素晴らしい映像表現。ユーモラスな妖怪。母親役の優香の声。いい映画だった。
★古き町並みと、山一面のみかん畑が続く汐島(大崎下島)に二人で移り住むことになった母と娘(もも)。その夫は事故で亡くなっている。父親が亡くなる前に娘に向けて書こうとした「ももへの手紙」。そこには「ももへ」だけしか書かれていない。
★アニメーションの光と影の描き方や壮大なランドスケープは素晴らしい。音楽もよい。その古民家の屋根裏に現れる妖怪はユーモラスでいろんな事件を引き起こす。そして後半のカーチェイス並みのスピーディな展開。そして天国の父親と娘は・・・。いい映画であった。美人で声の素敵な母親の声優は優香。この母親の存在・声がとても良かったと思う。
@広島市映像文化ライブラリー
瀬戸内版シックスセンス
意外な佳作
アニメである必要があったのか
アニメならではの表現や、デフォルメが弱く、とても写実的なビジュアルに終始した画面。
女の子が怖い顔を練習するシーンなど、とてもリアルで、いっそのこと実写で撮影したほうが良い作品になったのではないかとさえ思える。
アニメでやった理由は、制作陣がアニメという表現媒体を通じて世に出たからという一点のみだろう。アニメで表現を目指したことが、写実的な表現にこだわることであれば、アニメである必要性は薄い。
もののけを動かしたいから、アニメになったのか。
『テッド』『宇宙人ポール』などを見ても、このくらいのクリーチャーは実写化しても違和感なく表現できるだろうし、ジブリ作品との類似性についても否定できない。
『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』なくして、この作品が成立したのか疑問である。
アニメならではの、夢のある画面、ストーリーの飛躍、魅力あるキャラクターが欲しかった。非常に残念な出来栄えの作品だ。
声優陣の演技は、とても自然でいいと思う。
書きかけの手紙
野菜などを盗んだり、いたずらばかりの妖怪たち。もちろんももにしか見えない妖怪で、最初は怖がっていた彼女も通行手形を脅迫材料にして、自分の言うことを聞かせようとする。実は見守り妖怪として“空”から派遣されてきた妖怪だった。
ノスタルジーを感じさせる作品ではあるが、ストーリーそのものには奥深さがないところが残念なところ。働き者だが喘息もちの母親いく子。クライマックスではいく子の発作が起こり、強い台風のため医者を呼ぶことができない状況下。妖怪たちが禁じ手を破り、嵐の中を走るももたちを助けるという展開だ。面白くない中でも、妖怪のイワ(西田敏行)、カワ(山寺宏一)の存在感が面白かった。
レモン羊羹たべたい
最後はうおおーってなるがそれ以外は淡々としていて良かった。イワ・カワ・マメの3体とモモの交流を描いた作品。良作。
空から雨粒が3滴、モモの頭に落ちる。
大中小3個の水滴はその後もモモのあとをずっとついてくる。普通の人間には見えないのだが、モモの頭に触れたとかいう理由でモモだけが見えてる(他にも見える奴いるけど)
3体は妖怪の姿をしているが天からの使いみたいなもの。悪い事をして落ちぶれたとかの理由で人間を見守る役目。人間の手助けはできないルールで見守り報告するだけ。
ももの両親の初デートがウィーン少年合唱団だったので、父を喜ばせようとサプライズでチケットとったが急な仕事でいけないことになり、喧嘩になる。
→父死ぬ→ももへ。とだけ書かれた手紙が残されていた。
いろいろ誤解があって母親と気まずくなる
→母死にそうになる。
→ご禁制を破り3妖怪が仲間を呼んで皆の力を結集してモモを精一杯助ける。→母助かる
ご禁制を破り最後にもうひと仕事。天国の父からの返信が届くというラスト。
これ以外は妖怪が食べモノ探して騒がしくするだけ。
妖怪は人間じゃないから。
舞台は瀬戸内の島らしい。元々あり得ない話ではあったのだが、医師を探しに台風の中を行くシーンは荒唐無稽過ぎたと思うのだが。まあ真似は出来まい。それ以外は島の人達や妖怪たちといる中で成長して逞しくなっていく主人公の女の子が爽やかでさえある。しかし妖怪はどうにも盗みのような悪さが治らずにいたし、教育的には微妙なアニメ映画であった。妖怪なら許されるのかというか、言ってもきかないのだが、そう思いきや、別れが来る。困らせたのも妖怪、助けに行ったのも、自己都合はあったにせよ、妖怪。私のほうがこの映画よりも合理的思考なんだか。だけどあの世と地続きというのか天続きというのかそんなファンタジー。だけど夫婦の愛と親子の愛。周囲の人達の愛。妖怪の仕業なんて妖怪が見えない立場にとっては信じるほうが難しい。それでも咎め続けないで、人間同士はヒューマニズムだった。
小6で父親を事故で突然亡くす。 しかも事故の前には喧嘩して仲直りを...
イライラしました
ジブリの石景山遊楽園
物語の途中ここはポニョじゃないか? ここはトトロじゃないか?
とジブリ色濃厚の演出がどうしても気になる。
あとお母さんを助けるシーンがバッサリ抜かれているところが非常に残念!
搬送するシーンの次がもう回復したシーンって…
途中のギャグも非常につまらない。
最後のエンドロールで漸く泣けた…原由子の歌最高!
いまいち・・・
登場人物のリアル
現代っ子ってこういう動きするよなぁ、というももの再現率がまずすごい。
大人たちや知らない子たちの前では、つんとして愛想もなく、都会っ子丸出しの人見知り。でも、いざ母親の前や一人になると、だだをこねたり、畳の上でずりずり立ち上がらず動こうとしたり、おなか出して扇風機で涼んだり…一挙一動がすごくリアルでにやにやしてしまった。
ももと妖怪たちの関係も良くできていて、決して友情が芽生える訳でも、大好きになるわけでもない。お互いが自分たちの利益、損得のためにあくまで動いていて、でもほんの少し情は沸いている。そういうストイックさがまた好感。妖怪たちとの別れのシーンも、決して感傷的になりすぎないのが良い。台風のシーンものすごく格好よかった。
また、ももと陽太の関係もにやにやさせられる。陽太のキャラクターも非常にリアルで、なれなれしくしてくるわけではなくて、でも仲間外れなんて考えも及ばない感じが、島で、周囲の人間に囲まれて関わって育ってきた子なんだなぁ、としみじみ感じさせる。早く結婚しちゃえよ。
大きな感動シーンや泣きどころ、というのはなくぼんやりしていても観れてしまうけれど、良い映画だった。
あとトマトがすっごくおいしそう。
じんわりストーリー、瀬戸内の島に癒される
作画に気合いを感じる
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