「夢物語でーす」ラブ・アゲイン parsifal3745さんの映画レビュー(感想・評価)
夢物語でーす
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夫婦は25年目の危機。妻は浮気し、夫は意気消沈。見返すために、ナンパ師にご教授願って、見返せるような男へ変身を目指す。息子は3つ上のシッターに恋をし、シッターは父親に恋を。ナンパ師は、夫妻の長女に恋。あり得ない関係グチャグチャの話で、ドタバタを楽しめるかどうか。
長年暮らせば、夫婦は男女でなく父母へ。恐らく、殆どの夫婦で倦怠期はくる。単純に元通りにはならない。お互いの存在に感謝できたり、新しい二人の共通項を見つけないと。妻は夫に未練がありそうなのに、何故かウジウジ。普通は、妻が謝り夫が許すだろうけど、そうはならず。急な離婚話ならば、二人がお互いを見つめなおす、何かを努力することもせず。
この映画では、夫婦が出会った頃のことを思い出してって話だけれど、深刻な倦怠期ならば、上記のような努力が必要で、これ位では「ラブ・アゲイン」にはならない。
また、ナンパ師が、あれ位女性をお持ち帰りしていたら、何年後かには、必ず浮気を繰り返すはず。普通の父親なら、結婚を認めない。一番可能性有りは、息子の恋の成就か。3歳違いは、確かに20歳位になれば、あまり気にならなくなる。現実的に考えれば、そんな感じか。
スティーヴ・カレルとライアン・ゴズリングは、顔が結構似ていて、わざとそういうキャスティングにしたのかと思った。
ラブ・コメなので、夢物語だし、コメディタッチなので、何でも有りだろうけど、家族に関わる恋の設定がグチャグチャ過ぎて、すぐには大団円に向かえないよなって。残念ながら面白いって思えなかった。あくまでも夢物語です。
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