「ワシは北に消えた」第九軍団のワシ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ワシは北に消えた
チャニング・テイタム主演だし、もっと活劇タッチの内容かと思ったら、違った。
西暦120年。ローマ帝国最強と言われた第九軍団が忽然と消えた。名誉の象徴であるワシの紋章と共に。
20年後、第九軍団指揮官の息子が真相を探る旅に出る。
興味をそそるストーリー。原作は、宮崎駿も愛読したというベストセラー。
アクションシーンもあるが、重厚な歴史ドラマといった印象。
序盤は息子マーカスが戦地で負傷し、名誉除隊するまで。なかなか本題に入らない。
奴隷エスカと出会い彼を引き連れ、父の汚名を晴らす旅に出るのは中盤になってから。
このエスカとの間に芽生える友情のドラマが大きな比重を占める。
尚、真相は神隠しのような神秘的なものに非ず。
時々焦点が定まらずを感じたり、歴史的背景を知っていないと分からない部分もあるが、チャニング・テイタムとジェイミー・ベルの熱演、ドラマチックな展開で、それなりに見応えはあった。
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