「茶川の親父さんの親心に涙が止まらない大傑作」ALWAYS 三丁目の夕日’64 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
茶川の親父さんの親心に涙が止まらない大傑作
公開当時劇場で見ました。茶川の親父さんの葬儀の際、実家の自室に久しぶりに帰った茶川が目の当たりにしたのは、本棚に綺麗に収納された自身の著作の数々。それを茶川を勘当したハズの親父さんが全て著作を読んだうえで、感想を一つ一つ添えて誰よりも応援していたことを茶川は親父さんの死後初めて知り、震えながらその本棚をぶっ倒すシーンは何度見ても泣けるものです。劇場での初見時、不覚にも大泣きしてしまいました。
茶川は自身の育てた淳之介にも、結局親父さんと同じ対応を取ります。そのことが、親子の在り方について実に人情味あふれる表現をしており、また泣かせるのです。
3部作の最後を飾る本映画は、締めくくりに相応しい大傑作と言えるでしょう。
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