「内容については、あまり言いたいことはないけれど、この時代はすごいと思った。」ALWAYS 三丁目の夕日’64 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
内容については、あまり言いたいことはないけれど、この時代はすごいと思った。
原作から離れたオリジナルストーリーらしいが、形どおりやろうとしすぎたせいか、つきぬけたところがなく、あまりおもしろくなかった。
観客はすごく入っていたけど、自分にとってはシリーズ最低作かな?
あまり笑えなかったし、感動もしなかった。
内容については、あまり言いたいことはないけれど、この時代はすごいと思った。
この映画に出てきたブルーインパルスが空に描いた五輪にしても、あたりまえみたいに見えるけど、大きさが合わなかったり、重ならなかったりして、練習の時はほとんど成功しなかったらしい。それを遅れ気味の開会式の中、国歌斉唱の時刻にピッタリ合わせ、成功させている。
新幹線にしても、東京タワーにしても、東京オリンピックにしても、NHKでやっていた、「プロジェクトX」みたいな話のかたまりで、奇跡の復興とよく言うけれど、本当に奇跡みたいなことの連続ですごい。
映画もこの頃は史上最高の黄金時代で、すごい映画がいっぱいある。
だけど、いろいろな技術的なことはこの時代より発展したのかもしれないけど、人間的なことというか国全体の勢いみたいなものは、ここが頂点だったのかもしれない。
ここで昭和30年代は終わるし、この後は今とあまり変わらなくなってしまう。
多少の上下はあるにしても、全体的に下り坂のような気がする。
「坂の上の雲」で言えば、奇跡の連続でかろうじて勝利した、日露戦争の時代に似ているかもしれない。
日露戦争に勝ってから、日本は世界の軍事超大国になったけど、第二次世界大戦でめちゃくちゃに崩壊した。
この映画見ていると、また同じようなこと繰り返しそうな気がしてしょうがない。
私だけなのかな・・・・?
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