探偵はBARにいるのレビュー・感想・評価
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おもしろかった!
軽快なハードボイルドは観ていてとても楽しかったです。
札幌の街並みが魅力的でした。
二枚目の大泉洋はなんだか新鮮でかっこよかったです。
ただ、個人的に松田龍平が大好きすぎるので、高田がもう少し出てきてほしかったです。
バディムービーだと聞いていましたが、登場シーンが思ったよりも少なかったかな?
おいしいキャラクターなのにちょっと勿体無い。。
「まほろ」と同じような感覚で観てしまったので、物足りない感がすごいあります。
原作を読んでからまた観返してみようと思います。
『探偵はBARにいる』
アジア最北最大の歓楽街、札幌市すすきの。北海道と言えばこの男、大泉洋。
主人公俺と助手の高田、喋らないBARのマスター、年季の入ったビュート。
“泥酔の翌朝に於ける白々しい悔恨は―”と、ちょっとしたフレーズが何とも憎いコミカルなハードボイルドだ。
探偵 "俺"の女の愛し方
俳優、大泉洋 目当てで鑑賞しました。
アクションに体当たり、いつもの笑いを引き出すところではにんまり、探偵役としての人物像は他の方が指摘されていましたが、なるほど、和製ルパン3世のようにもとれます。松田さんとのコンビも絶妙でした。
一度目はストーリー全般を掴み、ストーリー自体を愉しみ(原作未読なので)
二度目を観たときは、"俺"が謎めいた依頼人の女にどんなふうに惹かれていき、最後のクライマックスシーンを迎えたのか・・・という視点で観ました。
それには、全編通して流れる彼のつぶやきだけに耳を傾けるとわかりやすかった。
「最初から最後まで俺を怒らせる女だった」というような一言を吐くのですが、そこが何とも言えない彼流の愛情だったんだなと、感じたところです。
相手役の小雪さん、舞台となったネオン繁華街のシャンデリアの眩しさにも、また雪一面の原野の白さにも負けないくらい、綺麗でした。 (3.8点)
中途半端に終わってしまった
大ファンの大泉洋が主役ということで、期待していた作品です。
ダメダメな探偵のカッコ悪さと、ミステリー要素が絡み合って独特の雰囲気を持った作品でした。
しかし、私には結局二つの要素がどっちつかずになってしまった様に感じてしまい、退屈に感じてしまいました。
札幌にこんなデンジャラスはない
自分が北海道出身ってのもあるのだけど、キャラや世界に浸っていたいと思える作品だ。第三弾までは制作が決まったそうなので、これからも続編を作り続けて貰いたい。
キャスト最高!!!
さすがは北海道の星、大泉洋!!
個性が最大限に生きていて良かった。
脇を固める松田龍太もとぼけた感じで良かったです。
小雪さんの美しさも際立っていて「良かったなぁ。」と思わず過去形で言ってしまいました。(笑)
あえての昭和テイスト
個人的嗜好として
ハードボイルドは『軽さをまとった』というのが好み。
日本製でいえばTVドラマ『探偵物語』=松田優作が至高。
原作は未読だが、そーいったハードル設定をしてみても
この映画は合格といっていい出来だと思う。
『探偵物語』を引き合いに出したのはご子息が出てるからですね。
ハッキリ言って松田龍平はもうけ役。
探偵の運転手、というか相方。
掛け合いはバディムービーのようだし
キャラ設定はオイシイし
龍平独特の濃さを今回は薄めて、ライトでいい味。
おっと主役の話も。
今まで大泉洋は特別好きでも嫌いでもなかった。
笑いの要素がない役者のコメディ演技は失笑ものだがその点は心配なく見れた。
シリアス演技の重さ不足かなとも思ったが全体的には悪くない。
物語=探偵への依頼+謎の解決は
ミスリードを散りばめ、先を読まさないようにしてある。
脇役も中々良かった。
特に高嶋政伸。(今後は怪優への転向を勧めます)
1つだけ文句があるとすれば
大泉洋がボコられた後、回復するのはかまわないが顔がキレイに戻りすぎ。
あそこは『チャイナタウン』のジャック・ニコルソンよろしく
絆創膏を貼った顔でやるべきだな。
オセロを置いているバーに行ってみたい気分になりました。
意外とシリアス!?
大泉洋さん最高ですねー!
笑えるし涙ありでパート2がでるのも頷けます。
連ドラ化しても良さそうな映画ですね♪
気になるのは探偵とBARはどういう関係なんでしょう?
ちょっと気になってしまいました(笑)
ご存知大泉洋
水曜どうでしょうの大泉洋が、あの番組からは信じられない位カッコイイ作品になってます‼︎
近年なかったハードボイルド映画になっていて、この映画を見た後は缶ピースを吸いながら、ウイスキーを飲みたくなっています(^ω^)
北海道の英雄は、やはり凄い
個人評価:65点
ポイント:[個性派][激走][熱情]
いや~面白かった
役者さんの性格にあった配役で、演じているのか、普段通り振る舞っているのかという位自然でした
ストーリーも探偵っぽくて好きでした
最初から電話の相手がわかってしまう位、簡単な謎が多いのですが、この映画の楽しむポイントはそこではなく!洋さんの慌てふためく様を神の目線で眺めるというのがポイントなんです
見る方によって楽しむ視点が違いますので、宜しければ私の目線も試してみて下さい
2のレビューが先になってしまった。
この原作だが、初期の頃は舞台、キャラクターの設定や文体が気に入っていて4,5作目くらいまで読んでいた。最近のこのシリーズは、気に入らないモノをこき下ろしているだけの悪態文章なので見向きもしていないが。
で、この映画は原作の第2作目である。
前述のとおり、自分の興味は「舞台、キャラクター、文体」なので、果たしてそれが、どこまでスクリーン上に再現されるだろうか、と言うだけで劇場へ行った。
惜しかったなぁ、と思う。
カメラワークはドラマのように平坦でもなく、ハリウッド映画のように凝ってもいない正しい日本映画って感じだし、キャストについては大泉洋、松田龍平、は間違いなく満点だと思う。大泉洋は、言動と文体優先で、原作がやたらしつこく書いている「俺」像を無視している点がナイスだと思う。因みに原作で作家が主張する「俺」は風貌の説明部分だけ切り出すと、ゴッドファーザーヴィトコルレオーネを肥らせて下品にしたチンピラだ。あのセンスを無視したと言う一点だけでもこの映画はキチンと評価されて良いと思う。
高田は、原作ではそんなにくどい説明が無く「何があろうとマイペースで空手が強い」て事で、松田龍平がキッチリ演じてくれている。
このペースで周りもライトな感じで固めていけば少なくとも4.0は出していたと思う。
問題はね、小雪さんと、西田敏行さん。好きな役者さんなんだけど、原作ではキャラクターイメージが、ほとんど表現されていない薄~い存在なので、スクリーンに再現て目で見ると、色の濃い役者さんはどうしてもやり過ぎに映ってしまう。
ま、これがマイナスの主な理由です。
2に書いたんだけど、2が1作目なら主役2人と、ゴリって時点で4.0は堅かったです。
映画館で観たかったなぁー
2の予告を最近映画館やテレビでよく観るので、観に行きたいなと思ってました。
じゃあ1の方も観た方がいいかな、と、思ってたら日曜洋画劇場でやってました。
一言でいうと、もっと単純なお話だと思ってました…。
いや、私がネイルやりつつ、ぼーっと観てたからいけないんですが、登場人物が多くて、途中から誰が誰だか分からなくなってしまいました…。
もっと集中して観ればよかったなぁ…と後悔。
でも、完結しているようだったので、2だけ観ても大丈夫かな?
やっぱり映画は映画館でポップコーン片手に、集中して観るのに限りますね‼
松田さんの、やる気ないけど何でも出来る相棒キャラがすごく好きになってしまいました。かっこいい‼
2は映画館でしっかり集中して観ようと思います。
2枚目の大泉洋?がみれるとアナウンスされ…
2枚目の大泉洋?がみれるとアナウンスされ観ました…
う〜ん、どうでしょう?!
このアナウンスをしていたスタッフに、"私、嫌いだから"と頑なにおばさんは断ってたけど、食わず嫌いかもよw
映画独自のススキノ・ハードボイルド
原作ファンからすると、とってもフクザツな感傷をもたらす映画。
<ススキノ探偵>シリーズの肝だと思ってた部分が軽んじられてしまう一方、そこですか?的要素が強化されているところが悩ましい。
映画として観た場合も、アクションとミステリと人間ドラマとコミカルを総動員しようとしたためなのか何なのか、展開がめまぐるしくて追いかけるのが大変な部分も。
一番ヘンだと感じたのは、
名無しの主人公<俺>が口にする「探偵は依頼人を守らなくちゃいけない」というセリフ。
確かに原作でも「依頼人は護らなくちゃいけないんでね」とは口にしている。ただ、それは原作が持っている"ハードボイルドをマジメに語るのは恥ずかしいジャン?"ってノリが下地にあるのであって、本格的なハードボイルドを目指しているのではない。
ところがyoutube予告編にあるように、映画本編ではいかにも正統派ハードボイルドですというスタイルを提示している。
キャスティングで<俺>に大泉洋を起用していることから、原作への配慮がゼロとはいわない。しかし違和感が否めないのも事実。
そもそも<俺>は業としての探偵を意識していない。たぶんに編集・出版的な事情で「探偵」を冠しているだけで、キャラクターとしての<俺>は"街の便利屋"を気取っているだけなのだ。
だから原作ファンの一人として、また映画ファンの一人として、文句言いたいような、映像化に感謝したいようなアンビバレントな気持ちに叩き込まれてしまう。
映画本編だけ観ていても、複数の事件が一つになっていく流れは駆け足に感じる。
しかし原作もだいたい似たようなもので、説明を入れない<俺>の行動が少しずつ大きな流れを作っていく。
ただ、小説では探偵の<俺>が早足にならないよう小ネタをはさむ一方、映画では小ネタも一緒に濁流飲み込む勢いでドッと押し寄せる。だから読者が受け取るウィットに富んだ作品世界と、観客が受け取る怒涛の映像迫力とは大きなギャップがある。
細かいことを言ってしまえば、<俺>の本拠地であるバー「ケラー・オオハタ」に初老のバーテンダーはいない。いつもは若い岡田というバーテンダーが<俺>の相手をする。
またモンデという喫茶店には、<俺>を挑発的に誘惑する女給も存在しない。
どちらも映画オリジナルだ。
オリジナルが悪いということはない。
映画の尺が小説全部を再現できるわけがないと分かっているから、都合よく登場人物を一人に統合したり、イベントをはしょったりカットしたりはよくある。
でも、原作の雰囲気とは別の路線で味付けするのは、よっぽど注意深くやらないとイメージが壊れてしまう。
それでも映画が成立しているならいいけれど、原作の持ち味と違った形で提示されたら名前だけ拝借したのかと考え込む。
しかし暴力描写に遠慮がなく、主人公がタフで飄々としていて、ヤクザや風俗の客引きなど、<ススキノ探偵>シリーズに込められた猥雑な札幌を映像化しきったことはスゴイことだと思う。
そこは原作ファンとしても認めるところ。甘っちょろいスカした作品に仕上げられたら、それはハードボイルドではない以上に<ススキノ探偵>じゃない。
原作のすごさは、ライトな間口で実はタフなハードボイルドを日本で生み出したことなんだから。
ただ、なまじ再現してくれた側面があるだけに批判しづらく、その点はやっぱりフクザツ。劇場公開中も表現しがたい感情を喚起していたけれど、今回で二度目の鑑賞も、やっぱり言葉にしづらい思いを抱かせた。
端的にいっちゃうと、原作はもっとおもしろいから映画を好きになった人はぜひ読んでくださいってこと。
では評価。
キャスティング:7(他に誰がいるっていえない点で、文句つけがたい)
ストーリー:5(原作をまるごと移植しようとし過ぎた感がある)
映像・演出:8(手加減なしの暴力描写と、逃げずに飄々とした印象の<俺>がうまく出ている)
ハードボイルド:7(なまじ<俺>が「探偵なんだよ!」と言い過ぎるきらいがあるが、それ以外はタフで信念曲げないところが魅力)
原作再現度:8(映画という尺に収めるには困難なことを考えれば、かなりの力技を使っているのは感じる)
というわけで総合評価は50点満点中35点。
映画を先に観れば悪くないと思ったのかもしれない。だから原作未読の人にオススメ。
そして映画を観た人には、原作小説を手に取ることを超オススメ。
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