「戦闘シーンは圧巻。」マイウェイ 12,000キロの真実 とくさんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘シーンは圧巻。
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試写会にて
本当は、戦争映画は苦手です。
昨年、マイウェイのフッテージ試写会に行き、
まだ編集中というラスト間際のノルマンディの戦闘シーンを観て、
どうしても観たくなりました。
約2時間半。長さを感じさせませんでした。
とにかく、どの戦闘のシーンも圧巻です。
オダギリ演じる長谷川は、おそらく典型的なこの時代の嫌な男そのもの。
とにかく人を見下し、大佐になってから、残虐極まりなく、
ドンゴン演じるジュンシクに敵意むき出し。
オダギリジョーって、こういう役が似合うなぁ。
また「よい」日本人は、ほぼ出てきません。
山本太郎演じる野田なんか、卑劣極まりない小さい人間で、いいとこ無し。
また、ジュウシクの親友・ジョンテも、元々気の優しい人間なのに、
どんどん人格が変わっていくのですが、
最期には、ジュンシクを守って亡くなるシーンは涙が出ます。
オダギリ、ドンゴンはもちろん、出演者はいい演技をしています。
若干、目を覆うシーンもありますが、
戦争ほど、無意味なものは無いと改めて思いました。
全体的に、作品はよかったのですが、
ノルマンディでの、長谷川の絶叫シーンの後、
どう助かったのかを描いてくれれば、文句なしです。
その後の長谷川のマイウェイは、二人分で生きるのでしょうね。
個人的には、個人の好みが分かれると思いますが、
観たいと思われる方は、割引などで大画面での鑑賞をオススメします。
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