「馬がかわいそう」戦火の馬 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
馬がかわいそう
一頭の馬を巡って戦争に翻弄されるさまざまな人々が描かれる。登場人物が薄味で誰もあまり好きになることができず、結末は全く感動しなかった。
戦場を馬が駆け抜けてイギリス軍とドイツ軍にちょっとした友情が芽生える場面はたいへん感動的だった。しかしイギリス軍は規律が大変ゆるく上官の命令を軽く無視していたのは軍としていかがなものかと思った。
あんまり面白くなかったなという印象だったのだが、後から思い返すと馬を完全に本物の馬としか見ていなくて、だとしたらあの演技はCGだとしてもすごいと思った。そして一切、擬人化した表現がないのもとても素晴らしい。しかし、馬自体にあまり興味がないので、心底感動もできないのが残念であった。
馬好きな人にはオススメです!
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