劇場公開日 2011年12月9日

  • 予告編を見る

「父性の再生を描いた物語」リアル・スティール 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5父性の再生を描いた物語

2011年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

 「チャンプ」の近未来バージョンではあるが、自分勝手に生きてきた父親が父性を取り戻す話でもある。父親失格というか、父親ということすら自覚のない男。父親を知らない息子。この二人が一緒に暮らすことになって、父親はいい親になろうなんて気持ちはさらさらない。ただ今まで通り生きようとしていた。でも、変わらざるを得ない。もう一人ではないのだから。その過程、変化がこちらにも伝わってきた。ある意味息子の方が大人の部分があり、おかしかった。もちろん、シュガー・レイ・レナード監修のロボット・ボクシング・シーンは大迫力なので楽しめると思うが、そこの部分もぜひ観てほしい映画だ。

瑞