「ロボット大国日本をリスペクト」リアル・スティール aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)
ロボット大国日本をリスペクト
映画チャンプ(79)のように父と子の絆を描いたボクシング映画のように思いましたが、ちょっと違います。
父親は、息子への愛情もなく平気で金で売るような父としても人としてもダメダメな本当に最低最悪な男です。母を亡くしたばかりの子供が可哀想…と思いきや、その子は全く可愛げのない毒舌でクールな奴。マネーでつながる二人にして、お涙ちょうだい映画にしなかったことはむしろよかった。
ボクシングを描くと過去作と重なるもので、あしたのジョーなどを思わせるところもある。
ロボットはかなり発達してるというのに、21世紀どころか、80、90年代のアメリカのような社会なのはなぜだろう。
旧式ロボットの名前がATOMであり、伝説の日本人ロボットデザイナー(演じるのは韓国系)が手掛けたロボットが漢字ベタベタの鎧サムライタイプとロボット大国日本をリスペクトしてくれているところは嬉しい。
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