「行け!鉄腕アトム!」リアル・スティール ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
行け!鉄腕アトム!
いや~ゴメンなさい!!!!最初に謝っときます!!!!
自分、劇場予告を観たファーストインプレッションがどうにもノレず、だけどスピルバーグのネームバリューは無視できず、なら劇場で観るか?観なくてもいいだろ?という逡巡を経て、じゃもうレンタル待ちでもいいや!というスタンスに落ち着いてました。
ですから封切は勿論スルーwだったのですが、初日に観てきた方々の感想が軒並み高評価で、おや?と。
燃えた!泣けた!ヒュー・ジャックマンが格好いい!子役のダコタ少年が可愛い!エヴァンジェリン・リリーがステキ!等々。
おやおや?と。
観るべき作品なのか?と。
これは無視できないのか?と。
ですので、ハイ。行って参りました。
……ありゃー…これはこれは…。
大 傑 作 !
でした!
「ロボットのボクシングてwww」「どうせ泣ける路線の大味で大雑把な物語なんだろwww」とか思っててスイマセンでした!
凄く丁寧!凄くちゃんとした物語運び!
ロボット台頭の設定も、親子の絆も、それぞれのキャラの感情の機微の描き方も本当に丁寧。しっかりしてる。
椅子から身を乗り出して応援したくなるぐらいのロボットボクシングの臨場感も手に汗握る!
それなのに、近未来SFという設定を忘れてしまうぐらいの現代臭さと泥臭さ。
そして迎える爽やかさなラスト!感動!涙!拍手喝采(心の中で)!
大人&子どもの思考回路から引っ張り出してきたみたいなアイデアの玩具箱をソイヤ!と引っくり返して、それを写実に繋いで作ったみたいな作品(ロボットの名前ATOMだしw)でした。
楽しませていただきましたよ!最高です!
>「ロボットのボクシングてwww」「どうせ泣ける路線の大味で大雑把な物語なんだろwww」とか思っててスイマセンでした!
に超共感。まったく同じこと思ってました。スイマセンでした!やられちゃいました!