「期待通りの面白さ(続編もあり?)」リアル・スティール tochiroさんの映画レビュー(感想・評価)
期待通りの面白さ(続編もあり?)
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「ロッキー」や「チャンプ」の要素を盛り込んだ感じの、ロボットボクシングもの。人生に挫折した男の復活劇や父と子の絆の描写を含みながら、予告編から感じた期待以上のロボットアクションを見せてくれる。父親が元プロボクサーであること、マックスがかなりのゲーマーであること、ATOMがスパーリング用のロボットであるという設定が、多少強引さはあるものの、ATOMが勝利していくことを納得させてくれる。
マックスを演じる子役もなかなか存在感もあり、魅力的だ。
ただどうしても気になったのはメカニックがいないこと。いくらゲームに長けていてもハードな闘いを続ける上でメカニックは不可欠はずで(例えばシリンダーやヒンジなどは少し変形しただけでも作動不良を起こすだろう)、やはりここはワンパターンと言われても、アクが強く腕のいいメカニックを入れて欲しかったところだ。
続編を作ることもできる終わり方(1番単純なのは「ロッキー」と同じくゼウスとの再戦だけど)なので、もし作るとしたら変形ロボ部門も設定して、ぜひ日本のアニメーターや漫画家からもメカデザインに参加させて欲しいものだ。
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