「何も考えずに勧善懲悪ストーリーとして楽しむべき」カイジ2 人生奪回ゲーム 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
何も考えずに勧善懲悪ストーリーとして楽しむべき
同名の人気漫画を実写化した第2弾。
藤原竜也演じるカイジが、また大借金を抱え、帝愛の主催する一大ゲーム“沼”に参加する。
今回の敵は、伊勢谷友介演じる一条。地下から這い上がって来た傲慢な男。
“昨日の敵は今日の友”のように、香川照之演じる利根川は今回は味方(?)だ。
他人を落としてまで這い上がって来た一条に対するように、カイジたちは“仲間”や“信頼”や“絆”を訴える。
でも、所詮ギャンブルで身を滅ぼした面々なので、あまり説得力が無いような…?
「1」の時もそうだったけど、いわゆる勝ち組=帝愛の人間たちがあまりにも人を見下し過ぎる非人間的に描かれている為、見ててちょっとイイ感じがしないというか、リアリティに欠けるというか…。
まあ、勧善懲悪とすればメリハリがつくし、ストーリーも何も考えずに見れば楽しめるんだけど…
伊勢谷友介のハイテンションな怪演は面白かった。
藤原竜也は…いつも通りの舞台チックの熱演。
コメントする