さや侍のレビュー・感想・評価
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野見さん最高
笑いから涙まで詰まってる❕
笑わせる天才が説く笑われる男の美学
松本人志信者という立場関係無く、連休を利用し、2度観賞した。
前作『しんぼる』の世界観に戸惑っていた故に期待感より不安感が大きかったが、こんなにも笑い、こんなにも泣ける愛の映画であるとは想像だにしなかった。
それは全編に《笑わせる天才が説く笑われる男の美学》が貫かれていたからではないだろうか。
そして、芸人として描いた笑いの本流に、実際に娘を持つ父親・松本人志の愛が交わり、哀愁とも苦笑とも感動とも云えぬ唯一無二の余韻に心が侵蝕されてしまう。
また、見張り番の板尾創路が、野見の娘と触れ合う度に、クランクイン直前に幼くして亡くした実娘へ問い掛ける父親としての自分を投影しているようで、なおさら哀愁を誘った。
拒絶と別れこそ、笑いの…いや、人間の絆の原点なのかもしれませんね。
笑いはやっぱり偉大な文化やと思います。
では、野見勘十郎に代わり、辞世の短歌を一首
『刀捨て 笑い貫く 武士の道 絆巡りし 鞘の背中よ』
by全竜
名を残す武士の魂を描く構成は好きだが・・・
ダントツに素晴らしい作品です!
上映中 確かに笑った
満点!!
評価がこっぴどーく低い松本人志監督。
僕はこの監督のファンなので過去2作も好きですが
今回の「さや侍」はたくさんの方にわかりやすく、
伝わるメッセージある素晴らしい作品だと思います
この作品は「桃太郎」「浦島太郎」「かぐや姫」に
並ぶ新作の昔話、絵本、おとぎ話というような…。
語り継がれてきたかのような…雰囲気が漂ってます
松本人志は0から1を常に創り続けてきました。
今回もそのオリジナリティを存分に発揮してます
その時点でも評価するべきだと思います。
マンガ原作のもの、ドラマの延長、リメイク、
続編もの…今の日本映画はそんなものばかりです。
毎回違うオリジナルを投げくる松本監督は違います
さや侍は親子愛、人間愛
いろんなものが詰まっています。
笑いの部分でも批判されますが、
それは日本人のレベルが低いからだと思います。
理解することも感情を汲み取ることも出来ない、
日本では死んでからでも評価されないと思います
とても残念なことです。
先入観無しで楽しかったです
監督も主演の方も存じ上げませんでしたが、ただただ涙が溢れ楽しませていただけました。
表現が独特な普遍性の強い作品と思われます。
単純に楽しんだり、難しく解析してみたり、様々な角度から自由に観れる作風を、私はとても好きです。
主演の方の哀愁オーラは半端じゃないですね。
過去の出演バラエティを拝見して、また観に行きたく存じます。
全てが中途半端
まっちゃん、子供が出来てかわったな。
愛のある映画。もしや、まっちゃんの愛娘に捧げた作品?て思うほど。
主人公が働くおっさん劇場の野見さんだと知り、なんかそれだけで泣けました。
ラストあたりは座頭市を思わせる部分も。もっと不器用でも野見さんに台詞を与えてほしかった。そしたらもっと泣けた。前作は自己満な展開で退屈でしたが、この作品は単純だけど、なんだかいい映画でした。 私は好きです。
板尾さんもすごくよかった。
始まりのストーリーがもっと丁寧だったらなおよかったな
なんて。。
ラストはすごく好きです。
まっちゃん好きなら、 応援しながら見ちゃうかも。
でも、応援されてたらダメなんでしょうね。映画として。
この作品を、松本人志を知らなくして見たらどう思うか。
次回作を真面目につくってほしいです。
て、今回も真面目なのかな。
個性的で独特ではあります
誤解を恐れずに言うと、映画監督って誰でもできる事だと思います。
(作詞作曲は誰でもできる、と同じ意味で)
ただ映画監督を経験できる(任される)人は選ばれし者であって、有名になったりサークル活動をしたり専門職にしたり‥。
松本さんは有名になって、次なるタレント活動として映画監督も選択肢として選んだと。
当然周りの期待値も高いわけで、たけしさんとも比較されてしまう。
それに打ち勝つために、常に他人と違う事をして驚かせたい、名を残したいという意欲にみちあふれているのが伝わります。
この作品でニヤッとしたし、泣きそうにもなりました。
「子連れ狼」の影響も多分あると思います。
今後もこのチャンスを活かして良い作品を作って下さい。
ただ、松本さんがプロとして映画監督を続けて行くなら、周りのスタッフもあんまりイエスマンにならないで、ダメ出しもしてほしいです。
(例えば、ヒトって本当に刀で斬られたら声も出ないのでは?とかのリアリティなど)
世の中にはイイ映画は沢山ありますから。
(つまらないのも沢山ありますけど
)密かに松本さんへのメッセージです。
追記、、後で知ったんですが、この映画、野見さんには一切「映画撮影」と知らせずに、目の前の子供を笑わせて下さいと言って、笑わすシーンだけ先に撮ったんですってね。
笑わすシーン撮り終わって台本渡して、他のシーン撮ったそうな。
それ知ってたらもっと笑えたのかも。
計算?
大日本人、しんぼるに比べるととてもわかりやすく面白い作品でした。
もしかして、松本さんの計算なのかなともおもちゃいました。
まず、大日本人、しんぼるでわざとにわかりずらい評価が低いだろう自分勝手な作品を作って、0点からのスタートで、今回のさや侍で本来の受けが良い作品を作り監督としての評価を上げ監督だけに専念できる環境を作ろうとけいさんしたのかなとちょっと意味が、わからない解釈ししてしまいます。
要するに観客の評価が一作目で100点満点だとのちに作った作品下がるだけになりかねないので、一作目で0点の評価のものを作った方が後は、上るだけだから、いいと考えたのかなって!
大日本人、しんぼるはまずは、監督としての肩慣らしだったのかなとも感じます。
だって、観客目線で、映画を評価してる人なんですからどれが受けがいいか悪いかは、わかってるはずだと思います。
3作目にして映画らしくなった??
松ちゃん、前作『しんぼる』から随分と真逆に方向転換したのね、という。
時代劇行きますか!?という。
サプライズとオリジナルにこだわる、或る意味「天才松本人志」らしいちゃ、らしいのかもしれないですけどね。
『大日本人』『しんぼる』までは、松ちゃん色が濃かったですよね。
ああ、松ちゃんの映画だ、という。松本印だ、という。
自分は松本信者なんで、彼が映画を撮ったと聞けば、無条件で映画は観に行くのですけども、『しんぼる』までは松ちゃん“らしさ”を楽しめたのかなー、という。
今回は、その“らしさ”がナリを潜めたのか、やっと本格的な映画を意識したのかなー?そんな印象。
刺客三人組やタコ藩イカ藩だのと、多少のおフザケは松ちゃんぽいんですがw
だからかなー、どう扱ったらいいのかなー。
いやあ、んー、俺はズルいと感じたんですよ。
そのズルいというのは、まあラストに集約されるんですけども。
あのシーンなんですけども。
あんなん、誰でも泣くでしょ。
あんなことされたら、そりゃ泣きますよ。
自分、涙がボロボロ流れちゃって、あーっくそ!!!!あーっくそ!!!!てなって。
なんか悔しかった。今も悔しい。
あそこで泣かされたら、もうね。
酷評も絶賛もさせてくれない。
あ、だから天才なのか。
1800円+400円(駐車場料金)の価値はあった
監督が「おくりびと」のようなと過去に言っていたので、軽く織り込みました。
マイナスから
①カメラワークがイマイチなところが有った。
「おくりびと」も前半はグダグダでした。
②途中の刺客の流血表現が必要だったのか?
「おくりびと」で言うと、広末のパンツぐらい疑問だった。
③さやを写しすぎ
「おくりびと」で言うと、広末の「汚らわしい」のセリフ同様に過剰と言える。
④板尾、子役ともに声を張り過ぎ。これはバラエティーの副作用か?
プラス評価
①ストーリー性は意外性があり特に後半はよかった。
「おくりびと」のラストよりは好きです。
②子役が主役かと思うほどキャラ立ちしていた。
役柄として脚色の無い普通の侍の娘であり、ふつうに良かったですね。
「おくりびと」は普通のキャラとして広末を持ってきていたようだ?
③前日は別件で寝不足だったが、眠くならず退屈せず見れたので
秀作の部類に入る。
総合評価(アマゾン的に)
★★★★☆
松本氏の前2作よりは秀作だと思う。
部分的な演出はプロを入れたほうが良かったと思うが、後半~ラストはあれで良かった。
泣きつつ感心しつつでしょうか?効果音も「おくりびとの」ように強くは無かった。
キャスト
★★★★☆
他に文句は無いが、牢番はギャグなしの「ほっしゃん」「河本」でよかったと思う。
板尾は牢番でなく、もうチョイ上の役人が良かった気がします。
芸人さんが撮った映画として見れば秀作でしょう。見てない人のために曖昧な標記としました。
心地よい映画
結論から言いますと、とても良い映画でした。
「さや侍」を観るにあたって、主役の野見さんを知って観るのと観ないのとでは作品の見え方に差がある映画だと思います。どちらにしても、大変観る価値のある映画だと思います。私は後者なのですが大変楽しめました。笑い声を抑えるのに苦労した場面もあった反面、男として野見勘十郎に共感し考えさせられる面もありました。エンドロールで野見さんの名前が流れてきた時には目頭が熱くなりました(笑)
物語の流れもちょうど良く、画の取り方・見せ方がとても好きでした。「さや侍」を観るスタンスとしては、松ちゃんが撮ったというのを頭から外して観ることをお勧めします。松ちゃんが撮ったとなると私もそうですが、笑いを期待しすぎます。もちろん、質の高い笑いが満載ですが、イメージとしては「時代劇を観に来て、その中に笑いがちらちらとある」という感じで観ると良いと思います。そもそも、素人の野見さんを主役に抜擢して時代劇を撮るという時点で笑えます(笑)
頭を柔らかくして素直に観れば必ず良い映画だったと思えるでしょう。個人的には野見さんを全く知らない状態で「さや侍」を観てみたかったです。
期待せずに気楽にみれば良いかも
感動!もう一度見たい映画
プレミア上映にて一足先に鑑賞してきました。
「大日本人」「しんぼる」も劇場で観ましたが正直がっかりした印象しかなかったので第3作目は映画館で見る予定はありませんでしたがあの「働くおっさん劇場」に出演していた野見さんが主演ということで見てきました。
率直な感想は全2作に比べてはるかに面白かったし感動した!ということでした。
松本監督のことだからラストで物語が急変して消化不良で終わっちゃうのかな?という不安もありましたが今作に関しては良いラストで感動しました。
主演の野見さんは素人のおじさんです。
しかもかなりの変わり者で一般社会からは浮いてしまうような人です。
喋れば何を言ってるかわからないし字もまともに書くことが出来ません。
松本監督も言ってましたが彼は携帯代を支払うことも出来ず解約されてます。
結婚の経験もなく職も転々としていて過去にいい歳してモーニング娘のおっかけをしていたようなどうしようもない大人です。
でもそんな野見さんの良いところは底抜けに明るい性格と純粋な心と常に一生懸命なところです。
今作に関しては野見さんはほとんど演技をしていません。ほぼドキュメントです。
ただそんなどうしようもないおっさんだからこそ一生懸命頑張る姿に笑い心打たれ感動してしまいます。
今作の主演がもし松ちゃんだったらこんなに感動しなかったはずだと思います。
野見さんだからこそ与えられる感動がありました。
過去2作品に裏切られて今作を映画館で見ることを迷ってる人は是非見てみてください。
もっと笑いたかった。
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