カウボーイ&エイリアンのレビュー・感想・評価
全66件中、61~66件目を表示
そのまんまじゃねーか!
冒頭、荒野で目覚めるダニエル。記憶喪失で、ここはどこ?私は誰?この腕輪は何?状態。
そこへ三人のカウボーイが現れる。ダニエルを見て「こいつ撃たれてるぜ」「お尋ね者じゃねえか?」などと言い交わす。
あとになってダニエルが本当にお尋ね者だったことが判明する。そのまんまじゃねーか。
と、このように終始意外性のないストーリーがただ転がっていく。西部劇の決闘シーンでコロコロ転がっていく枯れ草みたいにただ虚しく。
それだけの映画。
エイリアン抜きでも西部劇として成立するようなドラマ。ラストシーンは、『シェーン』のラストを垣間見るようだ。
エイリアンは登場するもの、これは本格的な西部劇でした。作品のルックをクラシックな西部劇映画に指示したのはスピルバーグだそうです。監督や脚本家に『駅馬車』、『荒野の決闘』、『砂塵』などを見せて、作品の方向性を示したようなのです。
それを受けてなのか寡黙なダニエル・クレイグと頑固でひねくれたハリソン・フォードとのやりとりは、それぞれキャラが立っていて、ゾクゾクするくらい、それぞれの男たちの生き様が伝わってきます。なのでたとえエイリアン抜きでも西部劇として成立するようなドラマでした。ちなみに監督はフォードにジョン・ウェインをイメージしたそうです。 ダニエル・クレイグが黙って立ち去るラストシーンは、『シェーン』のラストを垣間見るようで、いなせな後ろ姿が格好良かったです。
作品のテーマは、侵略型のエイリアンという19世紀の西部開拓時代には考えられない強敵に立ち向かうためには、敵対しあう地球人同士は連帯しなければならないということでした。
舞台となる西部の町には様々ないさかいが渦巻いていました。元軍人のダラーハイドの武力にものを言わせた支配とそれに反発する町人たち。そして町外れには馬車や通行人を狙う強盗団やダラーハイドが闘ってきた原住民たちがひしめいていたのです。
こんな連中が一致団結することができるのかという前振りがミソですね。それは、民族間や宗教対立を深めている現代の地球人類にも、同様の問いかけに繋がっていて、地球の危機に果たして人類は連帯できるのかと深く考えさせらる作品となりました。
そんな町にある日、記憶を失った一人の男が迷い込みます。なぜか男の腕には奇妙な腕輪をはめられているのでした。
男は、記憶を失っているため一切の事情が語られません。ミステリアスな幕開けは、きっとドラマに引き込まれることでしょう。
しかし、男はこの町に訳ありだったのです。なんとダラーハイドの金貨を強奪した強盗団の首領でした。しかもその奪った金をネコババして、トンズラしようとしていたのでした。
街に現れた男は、早速保安官に捕まって投獄されてしまいます。男の名前はジェイク・ロネガン。ジェイクを確保しようとダラーハイドの一味が、街を襲います。絶体絶命のピンチに陥ったとき、その事件は起こりました。
ここまでは完璧な西部劇だったのが、突如として上空に現れたUFOの出現によってSF大作にガラリと変貌します。
予告編で散々見せられたけれど、エイリアンによる町の襲撃シーンは大迫力です。それをロネガンにはめられた腕輪が、光線を放って打ち落とすところは、なかなか豪快で見応えがありました。
エイリアンは襲撃と同時に、多くの町の人をさらっていったのです。ロネガンが打ち落としたエイリアンが逃亡した足跡を頼りに、彼らのアジトを見つけてさらわれた人たちを奪還することになりました。
エイリアンについて全く知識を持たない彼らに、ひとりだけ事情通のエラがいました。なぜ彼女だけエイリアンに詳しいのか。あっと驚く彼女の秘密が中盤に明かされます。
エイリアン探索と言っても、当初はバラバラでした。ロネガンはオレには関係ねぇと無視を決め込むし、ダラーハイドはロネガンを金貨のことで許したわけではありませんでした。
途中でくわす強盗団にも、俺たちの裏切り者とロネガンは付け狙われます。立場は変わって、原住民と遭遇したとき、ダラーハイドが捕まって復讐されそうに陥ります。なかでもシビアなのは、エイリアンの襲撃をまともに受けて、ダラーハイドの部下が尽く逃亡してしまうのです。将としての徳のなさを痛感するのでした。それに比べてロネガンは、自分を恨みに思う部下たちのところへ飛び込み、エイリアンとここで闘わなければ、皆殺しにされてしまうと説得。全員を味方に口説き落としてしまうところが対照的でした。
反目しあう面々に巧みに協力しあう必要性を感じさせるエピソードを交えて、やがて大同団結してエイリアンに立ち向かうプロセスはなかなか説得力がありました。なかでも不徳を悟ったダラーハイドが、ロネガンに協力していく心境の変化が見物です。
大詰めのエイリアンとの対決は、これも西部劇そのものです。まともにやり合ったら敵う相手ではありません。しかし巧みに基地からおびき出しての肉弾戦に持ち込むと、彼らにも勝機が出てきました。当初バラバラだったロネガンたちが、一致団結してエイリアンと闘うシーンは見応え充分です。
科学力で段違いの相手の母船を破壊し、誘拐されていた人たちを救出するのか。一見あり得ないような困難な状況設定を巧みに乗り越えていったロネガンたちの活躍の顛末をぜひ劇場で見届けてください。
アイアンマン・ジェネシス?笑
『アイアンマン』を撮ったジョン・ファブロー監督作品と聞いて、(私との)相性はいいものの 「似てるんじゃないかなぁ」と想像はしていましたが、時代を19世紀に替えただけの アイアンマン・ジェネシス(創世記)?って感じで ちょっと盛り上がりに欠けました。
19世紀の米アリゾナを舞台に、過去の記憶をなくした謎の男と 町の権力者ダラーハイド連邦保安官がタッグを組み、宇宙からの侵略者に立ち向かう姿を描く(作品情報より抜粋)。
謎の男・向かうところ敵なし(怪我してるけど、笑)役に ダニエル・クレイグ。 顔のしわが多くて 超ハンサムでもないけれど、仕草や体格、すべてがカッコいい♡ 特に 厚い胸板と締まったお尻は 必見♡ あ、演技もなかなかのものでしたよ。 この作品、シリアスな部分と 滑稽なジョーク部分との掛け合いが また笑えるって流れです。 ダニエル、真面目な顔して 面白いセリフも言うので要注目!
謎の男を連れて エイリアンを探しに向かう連邦保安官役に ハリソン・フォード。 久々のウエスタン・スタイルの ハリソン、渋くていい! 彼はシリアスで笑える演技が お得意(『インディー・ジョーンズ』など)なので とても自然でした。 ダニエルに(人気を)持っていかれているようですが、ちゃんと魅せるポイントは おさえてる感じでした。
謎の女性・エラを演じた オリビア・ワイルド。 いろんな作品にひっぱりだこの 彼女。 すっごいおでこと ブルーの瞳が印象的。 個人的には 『トロン』の配役が似合っていたと思いますが、(一応)現代劇でも ナイス・ボディを惜しみなく披露で、男性ファンをくぎ付けに。 演技は これからお勉強ってことで、注目したい女優さんです。
飲み屋の店主・ドク役に サム・ロックウェル。 彼、演技派でいいですね☆ あまり目立たないながらも 存在感ありました。 エンディングのワンシーンは とても心がこもっていたと思います。
その他、『エアベンダー』の 男の子(ノア・リンガー)、『コップアウト』の キレイなお姉さん(アナ・デ・ラ・レゲラ、個人的に ファンです♡)なども 出演中。あ、『ウィンドトーカーズ』も 再演中です(アダム・ビーチ)。
今年はSF作品の当たりが結構あるので、比べるなら平均的だと思います。“お茶漬けを 冷たいお茶で食べたら…”と開発した方のように “西部劇に UFO(エイリアン)が出現したら…”のような “もしも・シリーズの延長”と思えば 頭も軽くなって観れるのかも。 ストーリーよりも 出演者の顔ぶれを楽しむ一本だと思います。
西部劇にエイリアンは合わない
西部劇はどうも好きになれない。
だからかもしれないけれど、これはいただけなかった。
せっかく、2大俳優がでているのにつまらない。
アメリカの有名なアメコミ?小説?なのかもしれないけれど、エイリアンと西武劇は全くあわない、必然性がない。
見ている間ずっと時計ばかりみていた。
まあ、2人がでていなかったら、もっとつまらなかったかもしれないが。
笑って、泣いて、勇気を貰える、桃太郎的なSFXファンタジー
クゥ~もう古希を迎えるハリソン・フォード憎い程に恰好良いアクションは、今だ健在!!
そうなんです!ダニエル・クレイグも恰好良い!!オリヴィア・ワイルドもチャーミング
スター俳優達のそれぞれの見せ場をきちんとわきまえた演出が憎いんです。
お話しは、最近流行りの3D使用のドンパチ活劇も、近未来物ばかりでは、もう食傷気味と言うことで、それなら一層の事、100年前に戻してしまおうって事で、西部劇スタイルの
ハリソン・フォードがすこぶる良いんです。今回は、悪役?でも、本当は親馬鹿ちゃんの役で、息子とのやり取りも笑えます。そして、ほろっと泣かせて、また、笑わせてってのは、スピルバーグの大好きな手法ですよね。監督ジョン・ファブローそして、制作がスピルバーグで、しかもロン・ハワードがプロデューサーとくれば、鬼に金棒、いえいえ、エイリアンにカウボーイなんです!!これだけの、顔ぶれが揃うともう、スッチャカ・メッチャカ
とっ散らかってて、収集が、つかへんですねん!何て表現したら良いのでしょうか?
多分多額の製作費が掛っているんだろうなって思いながら、どうしたら、ここまでB級映画として、外して作るの?と・・・きっと大変だっただろうなって苦労が忍ばれます。
エイリアンは、時に凄く強く、時に凄く弱いの、ほんまかいな?えぇ~どないなってはるんやろって?不思議不思議の連続活劇の結末は、いかに!それは見てからのお楽しみって事で、期待値ゼロで見ると、これが中々良く見えるんです!
笑って、泣いて、最後も気持ちが良い終わりなんですよこれ!
今人気の『ロサンゼルス決戦』より面白いんです!
試写会でも、賛否の分かれる作品って感じでしたね。
『ET』もそうですが、子供の使い方や、犬の出し方も凄く良いですよ。
これは、きっときっと、B級映画ファンには、涙が出るほど受けそうな作品です。
でもシリアス派の貴方には、向きません。
しかし、2時間は長いかも知れませんが、泣かせて、笑わせてと忙しい映画ですが、みんなが、みんな総力を併せて、敵のエイリアン退治に懸命になる話し、どこか、桃太郎を連想させてしまう話しではありましたが、是見ると、何だか元気が出て来るから不思議な映画でした。そして、勇気を出す事、決して諦めない事、家族や、愛する者たちをお守りする事、そして、人間その気になれば、何時でもやり直しが許されているって事、
これって、今の日本には、ピッタリでしょ?
こんな軽くて、笑えて、元気になる、ハッピーエンドのお話が良いのかも知れません!
オールドファンには、ハリソン・フォードの魅力を楽しんで貰って、バトルSFX好きには、戦闘シーンが楽しめる作品です。貴方のお好みに合わせて是非楽しみ方を工夫なさって見て欲しい娯楽映画でした!
劇中、『神は過去を問わない、今の姿を見ている』ってなセリフがとっても意味深でした!
Wインディ・ジョーンズ
ダニエル・クレイグとハリソン・フォードの2ショットが熱い!
衣装のせいもあるけど、インディ・ジョーンズが2人並んだみたいで。
クレイグのスタイルの良さは圧巻です!!(インディ5にカメオ出演とかして欲しい)
ストーリーはといえば、もっと驚きというか異色な感じを味わいたかった。
カウボーイがタフだからなのか、エイリアンとかUFOとか結構すんなり受け入れちゃってて。
ファブロー監督には軽いノリが似合ってるのかも。
全66件中、61~66件目を表示