「アンバランスは解消できませんでした。」カウボーイ&エイリアン いも男爵さんの映画レビュー(感想・評価)
アンバランスは解消できませんでした。
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エイリアンもといえば現代か未来が定番ですが、本作は西部開拓時代が舞台であるということでおもしろそうかと思ったのですが、うまくはいきませんでした。
序盤で西部劇としてのお約束のシーンを入れたりするわけですが、エイリアンがどう襲来してくるのか早く観たいこちらとしては長ったらしく感じましたし、エイリアン襲撃後の追跡シーンもやたらと止まるシーンが多くとても単調で観ていて飽きてきました。もう少しテンポ良く勧めて欲しかったですね。また謎のヒロインもご都合主義的な存在なのも良くなかったです。
エイリアンに関しては円盤のデザインはこれまでの丸型から昆虫っぽいものになっていておもしろかったですが、肝心のエイリアンに捻りが無くありがちなデザインでがっかりしました。また最終決戦では直接戦っているのですが動きは『エイリアン』そっくりなのも良くなかったですね。だいたい地球に来られるくらいの科学力があるんだから、『プレデター』までとはいかなくてももう少し知的な部分があっても良かったと思います。
キャストは主人公のダニエル・グレイヴは007、ハリソン・フォードは悪役といいながら結局いつものインディでした。そんな中いい味出していたのはドクを演じていたサム・ロックウェルですね。『アイアンマン2』ではジャスティン・ハマーを演じていて、こちらはババを引かされる役でしたが、今作ではいいポジションに居ましたね。
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