「もうちょっと派手でも」カウボーイ&エイリアン αさんの映画レビュー(感想・評価)
もうちょっと派手でも
クリックして本文を読む
西部劇の世界にエイリアンが…。
どうせそんな荒唐無稽な世界観なのだから、もう少し弾けちゃってくれてもよかったとも思うんですが、これが思いのほか真面目。
そこはやはり主演がダニエル・クレイグだからか?
なにをやってもカッコよく、ニヒルでクールになってしまう。
もう少しコミカルさ、軽快さもあってもいいような。
あるいは、アクションにもっと超人的なものを取り入れるとかしてもよかったのかなと。
敵の戦闘機に対して馬で並走し飛び移る…というくらいしか、大きなアクションがない気がした。
あの時代、銃くらいしか武器のないカウボーイたちが、本来なら対抗すらできないエイリアンに対するにあたり、唯一有効な武器があのブレスレットだけだから…というのもわかるけど。それを撃つばかりだしなぁ…。
何かもうちょっとあればと。そのへん、そんな真面目にリアリティ追求しなくてもいいですから…と。
プロデューサーのスピルバーグといえば、インディ・ジョーンズに核爆発を冷蔵庫で防御させちゃうくらいですよ。そんくらいの荒唐無稽さが、この映画にも欲しかったな…という気がしたのでした。わりと宇宙戦争とかの真面目リアル系SFの色を与えてしまったのかと。
ジョン・ファブローも「アイアンマン」でみせたような軽妙洒脱な感じがいきてないなぁ…と思ったのでした。
しかし、ダニエル・クレイグのカッコよさは健在です。
それがこの映画にあっているか否かというだけの問題で。
コメントする