「水と油…だけど嫌いじゃない////」カウボーイ&エイリアン mojomojosanさんの映画レビュー(感想・評価)
水と油…だけど嫌いじゃない////
ネタバレで書きますね。
結論から言うと、嫌いじゃないです。
おふざけを大真面目に映画にしてるのって好きです。
まぁまずタイトルで「混ぜちゃったから観てよ!」って言ってる訳ですから
観に来てる客はある程度覚悟して観に来てるわけでしょう。
その覚悟が前提なのだから、バッサリ酷評することは出来ないですね。
最も致命的に残念なポイントは、
カウボーイとエイリアンが水と油のように分離していた
ということです。
確かにSF的なニヤっとしてしまう場面もあり、
西部っぽい渋くてかっこいいビジュアルも楽しめる。
だけどエイリアンが出てこない場面では完全に西部劇、
エイリアン出てきたとたんにSFパニック劇。
これはちょっといただけない。非常に残念な点であります。
エイリアンの「SF感」が強すぎるので、無理矢理にでもカウボーイ側にもっと振らなきゃいけなかったんじゃないかと。
どうして、カウボーイvsエイリアンで早撃ちをさせなかったのかと!!
1対1の決闘のシーンがあればわたし80点つけてましたね。
もちろん枯れ草が転がる誰もいない町でね。
うん間違いないわ。面白すぎる。
あと、これも納得できない点なんですが、
結局主人公はカウボーイじゃなくてエイリアンの武器で戦ってるじゃん!と。
そこはカウボーイならではの戦い方で勝利しなくちゃいけないんじゃないか?(一応、インディアンと協力してエイリアンをおびき出したりはしてますけども)
そして、あんなすげー武器を開発する程のエイリアンが、戦う時は何故か獣のように肉弾戦。むう。なぜもっとカッコいい武器とか乗り物を出さないのだ。アイアンマンのファブローたんだから期待していたのに。
あとは、いろいろ細かい部分での矛盾とか、
唐突に美女がエイリアンなのよなんて言い出したりとか、
言いたいことはたくさんたくさんあるんですけど、
最初に言ったように、ある程度覚悟して観に行く映画ですから…
ちまちまとした部分をつつくのはナンセンスですね。
というわけで…
ダニエルクレイグとハリソンフォードのかっこよさ、それからエイリアンのプププなディティール等を楽しむために観てください。
おすすめです。あれ?本当におすすめになってんのかな。
でもでも嫌いじゃないんですよ本当に。