「大味というか、すごい大技、荒業の映画。さすがMEGA・MAXです。こういうのが世界ではうけるんだと思って感心した。」ワイルド・スピード MEGA MAX Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
大味というか、すごい大技、荒業の映画。さすがMEGA・MAXです。こういうのが世界ではうけるんだと思って感心した。
カーアクションがすごくて、CGっぽくなく、どうやって撮ったのかわからないシーンだらけ。
たいへんなお金がかかっているすごい映像なのはわかるのだけれど、いつものことながら中身はないような気がする。
このシリーズは全部見ているような気がするのだけれども、なんとなく覚えているのは3作目の「TOKYO DRIFT」だけ。
個人的印象だけども、結局「TOKYO DRIFT」がこのシリーズの肝なのではないのかな?
つまり日本のマンガ「イニシャルD」のマネ。
最近の傾向として、映画だけではないのかもしれないけど、「日本の作品が原作です。」と正々堂々と表明して制作するものは、あまりヒットしない。
だけど、明らかにおおまかなアイディアをとっているのに、知らん顔て「オリジナルです。」みたいな感じで制作するものは大ヒットしたり、続いたりするものが多いような気がする。
同じようなものをやりたくて、何作かやってみたけどできなかったから、結局ハリウッド流の大技に頼るようになり、MAX→MEGA・MAXということなのではないかな?
極めつけは、最後の車2台で、金庫引っ張るシーン。笑っちゃうくらいの大技というか荒業。
こんな荒業できるなら最初からそれでいけ、そこまでのところはなんだったんだよ、これでは前フリいらないだろ、とツッコミたくなりました。
アイディア自体はすばらしいと思うけど、できるのかな?金庫は引っ張れるとしても、そんなにスピード出せるとも思えないし、あれだけいろんなものをぶっ壊していけば、どっかにひっかかり動けなくなる、あるいはワイヤーが切れたり、金庫壊れたりするんじゃないのかな?
なんでもかんでもメチャクチャにぶっ壊して終わりで、ついでに作品もぶっ壊しているような気がするけれど、こういうのが世界ではうけるんだと思って感心した。