「【ワイスピシリーズが、カーアクションの魅力に加え、ドムの人を引き付ける器の大きさ及びドムファミリーの絆の強さに軸足をシフトして行った作品】」ワイルド・スピード MEGA MAX NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ワイスピシリーズが、カーアクションの魅力に加え、ドムの人を引き付ける器の大きさ及びドムファミリーの絆の強さに軸足をシフトして行った作品】
ー 前作で、敵役だったガル・ガドットが今作では、しっかりとドミニクファミリーに。
そして、今作では今やハリウッドスターになった、ドウェイン・ジョンソン及び今作後、常連となったエルサ・パタキーがドムを追うDSSの捜査官として参戦。ー
◆感想
・当時、現役レスラーだった”ザ・ロック”ドウェイン・ジョンソンの引き締まった身体。その彼とマンツーマンで対峙しても、引けを取らないドムを演じるヴィン・ディーゼルの身体と面構えと眼力の魅力全開作である。
・又、ドムの人間としての器の大きさに、引き込まれていく登場人物達の姿。
アメリカ映画だが、今作から任侠映画の風合が増した作品でもあるなあ・・、とふと思ってしまった。そして、それがこのシリーズに厚みを加えて言った作品である。
◆ドムたちが、リオデジャネイロを陰で支配する悪徳実業家レイナスの金庫を車で引きずり出し、橋上で追って来るレイナスの部下たち及びレイナスの息がかかった警察を、ドムが仲間を逃がした後、独り金庫を”武器”にしてなぎ倒していくシーンは、白眉である。
<個人的な感想であるが、今作からヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーのパワー・バランスがヴィン・ディーゼルに傾いて行った感がある作品。
どちらにしても、今シリーズの面白さに厚みが加わった作品でもある。>
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