落語物語のレビュー・感想・評価
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【”落語家は辛いよ!”落語家に弟子入りした青年が経験する、落語界の日常を描いた人情あるドラマ。】
■おとなしく小心者の若者・真人(柳家わさび)は、たまたま寄席で見た落語に心を惹かれ、落語家・今戸家小六(ピエール瀧)のもとを訪れる。
小六のしっかり者の女房・葵(田畑智子)にも助けられ、見事内弟子となった真人。
“今戸家小春”の芸名ももらい、いざ前座デビューへの一歩を踏み出すのだが、緊張しすぎて上手く喋れずに”勉強してきます”と舞台を降りてしまう。
◆感想
・落語家を描いた映画は少ないと思うのだが、そういう意味では貴重な作品だと思う。
・今戸家小春が、弟子として落語を頑張る姿がもう少し描かれていたり、弟子の大変さがもう少し描かれていれば良かったかな、とは思ったかな。
立川談春の「赤めだか」や立川志らくの「雨ン中の、らくだ」という、とんでもなく面白い立川談志にまつわる話を読んでいたせいかもしれないかな。
<けれども、小六の女房、葵を演じた田畑智子さんと、小六を演じたピエール瀧の夫婦掛け合いは面白かったな。
それにしても、柳家わさびさんって、もう真打なんだよねえ。
最後の落語のシーンはナカナカでしたよ。>
主演のわさび目当てで。。
10年ぶりにやっとスクリーンで見る事ができてとてもうれしいです☆彡
調布のNPO主催で、監督とぴっかりさんもトークできてくれました。
柳家わさびさんのファンなので、前からずっと
スクリーンで見たかった。
公開の翌日に地震になってしまい。。。
大変だったんだなぁと。
心温まるとても良い映画で感動しました。
良かった!
監督のしん平師匠が公開前に池袋演芸場で、映画という金のかかることが何故できたのかを噛んでふくめるように説明してくれてよーくわかりました。ゴジラ映画でないこともわかりました。
知ってる芸人さんが沢山出ていて、わさびくん(もう真打ちか~!)もサラサラと芝居してた。ピエール瀧、ピッタシ!妻の田畑智子もよかったです!スナックの怪しいマスター役の喬太郎さん、いつもとおんなじ感じで適役でした。
希望は、田畑智子。
落語界の全面協力を得ていながら、なぜこんな出来になってしまうのか全く理解できない。
話が四方八方に飛んでしまい、フォーカスする人物も定まらないまま、エンディングに至ってしまっている。
小六と葵夫妻、特に葵役の田畑智子の前半のキャラが生き生きしていただけに、もっと違う活かし方があったような。
アイドル的人気の女噺家も可愛かったし、弟子の前座・小春も悪くないし。
素材だけ揃っても、映画は監督次第、と学べる作品。
現役落語家が贈る正真正銘の落語ムービー
落語家・林家しん平原作・脚本・監督による落語の世界を舞台にした人情ドラマ。
現役落語家が実体験を基に制作しただけあって、知られざる落語の世界がたっぷり描かれ、興味深い。
物語は、コミュニケーションが苦手な若者・真人が、落語家・今戸家小六に弟子入りする所から始まる。
住み込みで師匠の身の回りのお世話と落語の勉強を両立する毎日…。
晴れて“小春”の芸名を拝命した真人は、いよいよ寄席へ。
が、初寄席は緊張の余り喋れず、「べ、勉強し直して来ます…」と退場(笑)
出番の無い時は他の師匠や先輩噺家たちのお世話。
中には嫌みったらしい噺家も居て、ちょっとでもヘマしたら頭下げてお詫び。
その噺家も自分の師匠と落語の方針で対立。
また、メディアに露出しているアイドル落語家を認めるか否かで揉める落語理事会。昔からの伝統と新しい波。
落語の世界も大変だ。
小六にはしっかり者の女房・葵が居て、真人は2人に可愛がられている。
小六と葵の夫婦仲は非常に良く、そのやり取りは夫婦漫才のように楽しい。
ある日、葵が病魔で余命僅かと知り、小六は激しく動揺する…。
ピエール瀧と田畑智子が素晴らしい好演で魅せてくれる。
落語に馴染みない者でもすんなり分かり易く描かれ、人情ドラマとしても夫婦愛のドラマとしても真人の半人前の噺家への成長物語としても楽しめる。
通な人にとっては、現役落語家の出演やネタやうんちくや小道具や寄席の雰囲気など全てが本物なので、堪らないかも?
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