「こうして日本が出来ている 朝鮮戦争を通して日本を説く」コクリコ坂から トーレスさんの映画レビュー(感想・評価)
こうして日本が出来ている 朝鮮戦争を通して日本を説く
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ただの恋愛話だと思ったら、裏にある壮大で決定的なテーマ、背景があった。そんな60年代の風情を音楽で語るのがこの映画の特徴だ。ジブリとは、年齢関係なく誰でも感動できるというよさがある。それは子供の目で見てもわかりやすい内容であり、なおかつ大人にしか理解できない深い意味も含む構造だからだ。さぁ今回はといえば。今はもう無い戦争の後、戦争で親を失った子供が他の人に養子として預けられるといった事がよくあった、そして戦争で戦った兵士は偉大なるヒーローなのだ、というメッセージがある。そんな重いテーマとは裏腹に、そこはジブリ。父親を無くしたヒロインの海は俊という温もりを見つける。そんな恋愛じみた話がしっかりあるのだ。最初の旗揚げが「求め」 最後は「捧げ」という話がしっかり軸としてある。そういう二つの意味をしっかり感じさせる映画であった。
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