「大人にこそ観てほしいアニメ」コクリコ坂から 13番街のテンプルトンさんの映画レビュー(感想・評価)
大人にこそ観てほしいアニメ
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前作ゲド戦記が散々だったので、期待せずに行ってきました。
一言でいうと…いい意味で裏切られました。
声優の長澤まさみにも全く期待してなかったのですが、
意外に透き通った声がまっすぐなメルの雰囲気に違和感なくハマっていました。
キャラクターのCGが惜しい感は否めませんが、背景の作画なんかは凄くいい感じでカルチェラタンの雰囲気なんかは最高でした。
それに何より嬉しかったのが、近年のジブリ作品の中では人物描写がダントツで良いと感じれた事。
水沼、哲学部の部長、そら、広小路さんなど、表情豊かなキャラクターが物語を一層盛り上げてくれていたような気がします。
作中のセリフでもあった「まるで安っぽいメロドラマ」で終わらせないのは、いまのところ監督の腕では無く、やはり長年ジブリを支えてきたスタッフがいるからこそできるのだろうと思いました。
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