大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇のレビュー・感想・評価
全14件を表示
どうやら続編はない模様
2度目の鑑賞
およそ10年ぶり
当時鈴木福はもちろん小学生だった
監督は『GSワンダーランド』の本田隆一
脚本は『横道世之介』『さかなのこ』の前田司郎
新婚カップルが新婚旅行で地獄に行く話
竹野内豊コメディー初挑戦
所謂ゆる系コメディー
なんともいえない
三木聡や三谷幸喜や武内英樹とも違う独特の世界観
嫌いじゃない
新婚なのに同棲期間が長かったせいか倦怠期の大木夫妻
2人の結婚はなし崩しらしい
口論は絶えないが会話があるだけまだマシで腐れ縁というやつか
濡れた男に盗まれた炊飯器を取り返すため占い師が持っている人形?の勧めで大木夫妻は地獄旅行に旅立った
地獄の入り口はまるよしデパート屋上にポツンとある汚い緑色の水が入った洋風の浴槽
後ろを振り向いてはいけない地獄の森の中で大木夫妻の背後では賑やかなパレードが開催されていた
パレードの主の浦澤ヒデは大木夫妻の古い知り合いらしいがあまり記憶にないようだ
パレードそのものにそれほど重要性はないが情報量はやたら多い
後ろを振り向くとさらに下に落ちた
採掘場の廃墟のような場所は赤い人たちの村
赤い顔のおじさんが現れわけのわからない言葉のようなモノを発し仲間の赤い人たちが集まって襲ってきた
青い女ヨシコに救われた大木夫妻は彼女が運転する左ハンドルの青いアメ車風の自動車で宿泊予定のホテルいいじま屋に送ってもらう
地獄に長く住むと記憶をなくした者は赤くなり記憶がそのままの者は青くなるらしい
400階以上あるといわれているホテルいいじま屋の22階の部屋に泊まることになった大木夫妻
鍵はない
22階に宿泊するのは大木夫妻だけ
温泉は24時間営業だが46階と127階
127階は殆どの人が断念するので46階の温泉がお勧めらしい
ちなみにホテルは古い建物なのでエレベーターがない
上に行くほど宿泊費が安いらしい
部屋は広く落ち着かない
部屋のクローゼットも広く着替えはさまざまなバリエーション
咲は浴衣で信義は野球のユニフォームを選ぶ
46階の温泉はお湯が赤くビーフシチューのよう
温泉はただっ広く小舟を漕ぐ船頭がいた
流れる温泉で沖に出てしまう
循環システム?に吸い込まれそうになったが船頭に助けてもらう
夕食はホテルのレストランで
生物学的には海老ではない地獄甘海老料理は水中眼鏡着用必須
地獄甘海老はあまり美味しくない
22時からはヨシコに誘われたナイトマーケットに出かける大木夫妻
車で迎えに来たヨシコは2人の青い息子を連れてきた
主な会場はお城の中で室内はぼんやり明るかったが赤い人たちから商品を買うには真っ暗な野外に出て明るいテントに行かねばならない肝試しのよう
赤い人たちは襲ってくるので代金を遠くから投げつける
中華風の味のガムのような地獄のおやつを噛む大木夫妻とヨシコ親子
なんやかんやで楽しかったナイトマーケット
いつか私を産んで欲しいと咲に告げるヨシコ
一泊2日の地獄旅行を終え元の世界に仲良く帰る大木夫妻
盗まれた炊飯器は見つけたが持ち帰らなかった
引っ越し前に捨てたもう一つの炊飯器も持ち帰らなかった
どちらの炊飯器も保温で開けたらご飯は炊き立てで美味しかった
後日まるよしデパートで炊飯器を買い求める大木夫妻
地獄旅行を経験しなぜか絆が深まる大木夫妻
ナイトマーケットあたりからやっとこの世界観に慣れてきたが作品はその頃には終わりかけていた
掴みどころはなかった
身長が165センチもあるモデル体型の橋本愛がなぜか小柄に見えた
竹野内豊は179センチだが水川あさみは163センチ
橋本愛が水川あさみよりかなり低く見えた
理由はよくわからない
青は収縮色なので錯覚かもしれない
濡れた男は泥棒
濡れてるので青くも赤くもならないらしい
柄本明が嫌がったんだろう
いいじまの妻は赤くなった
いいじまは妻を探しに地獄にやって来た
いいじまの妻は赤い人の村にいる
いいじまはやがて青くなった
いいじまの妻は夫婦生活を忘れたかったんだろう
いいじまは忘れることができない
悲しい
それにしてもなぜ役名が飯島でなく「いいじま」なのか
大木夫妻を見送るいいじま曰く「生者は死に続けるものですから」は格言のようだが未だに意味不明
それもこれもこの年になってもなお単細胞の馬鹿だから理解できないんだろう
死ぬまでに解りたいものだ
こんな地獄なら悪くもないな
むしろ今の世の中が地獄だな
松本地獄に福原地獄
パレスチナにウクライナに能登半島
自宅や映画館で娯楽映画を観るときくらいだな天国にいるような気分になるのは
配役
咲の夫の大木信義に竹野内豊
信義の妻の大木咲に水川あさみ
占い師の女の助手の但馬に片桐はいり
ホテルいいじま屋の日本人担当ホテルマンのいいじまに荒川良々
青いヨシコに橋本愛
ヨシコの弟1長男に平田敬士
ヨシコの弟2次男に鈴木福
赤い人にでんでん
地獄の森を歩く大木夫妻の背後で開催されているパレードの主の浦澤ヒデに山里亮太
占い師の女に樹木希林
大木家の炊飯器を盗んだ濡れた男に柄本明
まるよしデパート内の食品売り場で働く男に綾田俊樹
まるよしデパートの前でマイケル・ジャクソン風の下手クソな踊りを披露するパフォーマーに山本浩司
飛んでる天使レミエルに緋田康人
飛んでる天使ラファエルに大堀こういち
パレード中の浦澤ヒデのお供をしている江戸時代風のじいやに村松利史
地獄のホテルいいじま屋の出入り口にいる燕尾服の青い男に山内圭哉
温泉の船頭に森田ガンツ
思ってたのとは少し違うけど
とりあえず
ただでさえ男前な竹之内さんが
めちゃくちゃすてきなゆるい旦那を演じてた!
っという印象w
竹之内さんも水川あさみちゃんも大好きなので見たけど
想ってたのと少し違う雰囲気でした。
コメディだっていうのと
DVDのパッケージで
もっとがちゃがちゃした派手な感じだと思ったけど
かなりゆるいコメディ映画でした。
何も考えなくてもみれる。
あと少しほっこりする場面もある。
好みかどうかっていうたら微妙なんぢゃけど
変な話好きで何も考えたくない!っというときには激おすすめです。
思ったよりは…
これまでのレビューを見る限りあまり期待はしていなかったのが逆に良かったのか、大木夫婦のなんともゆるいダルさの漂う会話も、樹木希林&片桐はいりコンビも、地獄の諸々もあわせて意外と楽しめました。
エビの食べ方には思わず失笑(^。^;)
最初はただのゆるいコメディで終わるのかなと思ってましたが、途中、ふと自分の身におきかえて感じ入るところも。
長い同棲生活の末、惰性で暮らす二人。ふだんの生活に感動と呼べるものはあまりなく、感情が鈍麻しているような毎日。
地獄でふれあった青い子たちとの経験が芽生えさせた、心がじんわりあたたかくなるような感情は、現代人が持ちにくくなっているものなのかもしれないな、と思いました。
ほんのちょっと踏み出せば本当は、そういう感覚を持てるきっかけはいくらでもあるんですけれどね。
そんなことをふと、考えさせたれたという意味では、観て良かったと私は思いました。
シュール
dビデオでお勧めされていたので鑑賞。
樹木希林さん、片桐はいりさんでくすり。
天使でくすり。
赤鬼の集団でくすり。
荒川良々さんでくすり。
ギャグ映画(自分の中でギャグ映画にカテゴライズされるが違っていたら申し訳ない)の部類は冒頭笑えるが中盤〜終盤笑えなくなるものが多いが、これは違った。
心地よい感じ。
地獄へようこそ
新婚早々倦怠気味の大木夫妻。
ひょんな事から新婚旅行で“地獄ツアー”に行く事に…!?
普通のコメディと思ったら、何なのこの奇妙奇天烈ワールド!?
でも、このブッ飛んだ世界観がツボに入ってしまった。
オープニングのダル〜いユル〜い空気にクスクス(笑)
大木夫妻の微妙に噛み合わない会話、ちぐはぐなやり取りが妙にリアリティあった。
個性派が演じるインパクト強すぎるキャラクターにゲラゲラ(笑)
炊飯ジャー窃盗犯の“濡れた男”柄本明、怪しい占い師の樹木希林、人形の代弁をする片桐はいり、何言ってるか分からないけどメッチャ怒ってる“赤い人”でんでん、ホテルいいじまの“青い人”荒川良々…もう反則でしょ(笑)
竹野内豊のコメディ演技もなかなかハマってた。
倦怠夫妻がお互いを再確認し合うまで…も話のメインの一つ。
それを大袈裟に描かない点も好感。
橋本愛の別れ際の台詞にはちょっぴりホロリとさせる。
最後はしんみり&ほのぼの。
たのしい旅行を満喫した。
「ひみつの花園」の路線を行くような、邦画にしては珍しいハチャメチャコメディ。
後、橋本愛は青くなっても可愛いね。
してみたいかも、地獄へダイブ
「GSワンダーランド」などの作品で知られる本田隆一監督が、竹野内豊、水川あさみを主演に迎えて描く、コメディ作品。
竹野内、水川。この正統派ともいえる美男美女トップを突きつけられ、爽やかに美しいラブコメディを想定して観賞に向かおうとしている皆様。ちょいとお待ちを。そのような気持ちで本作に向き合うと、冒頭から張り手を食らわされるような衝撃にぶち当たる事になるだろう。
確かに、大画面で堂々と暴れまわる主演二人は問答無用に格好良く、美しい。しかし、本作の場合は「ラブストーリー」としての表向きの顔とは別に、気色悪くも意味不明、何を目的にぶち込んだのか分からない妄想要素が炸裂する「カルト映画」としての裏の顔が存在する事を忘れてはいけない。
ふわふわと空を切る主演二人のやる気の無い身のこなし、会話のちぐはぐ感は、即興的に構築される舞台芸術の雰囲気が色濃い原作を忠実に踏襲したことから来るのだろう。
しかし、敢えて竹野内、水川という一般的に舞台芸術の印象が薄い俳優陣を前面に押し出した事で、ごちゃまぜ変態世界にあって成すすべも無く流されていく哀しくも可笑しい夫婦の有り様がやけに現実味溢れ、魅力的に観客を掴んでいく。その適当なやりとりに思わず、顔もほころぶ。
冒頭、地獄旅行に向かうまでに展開される、呆れる程に長く、息苦しいくだりに若干心が萎えるのは否めない。それでも、一旦この脱力世界に入り込めばジェットコースターの如くなだれ込む違和感物語にも心は落ち着き、気付けば荒んだ気持ちも温かく。何とも不思議な効用が嬉しい作品である。
ちなみに、人気を博したドラマ「マルモのおきて」に出演していた子役、鈴木福君もちらりと本作を彩っているようである。注意しないと全く分からないので、お見逃しなきように。何せ、顔が真っ青ですのでね。
泣いちゃった
コメディ映画だ!さあ、思いっきり笑おう!と劇場へ・・
???へっ?
グタグタ、ダラダラ、大木夫妻のリアルな会話。
う~ん・・なんじゃこの映画?
前半の感想です。
青い少女に助けられ、地獄のホテルへ。
この辺から引き込まれていきました。
ホテルの中は小ネタ満載!けっこう笑えました。
終盤、いきなりシリアス路線。
なぜだかすごい泣けた。
青い少女の衝撃のひとことの前から涙ポロポロ。
爆笑はできなかったものの、
ノブ咲夫妻、青い姉弟、いいじま、出演者みなキュート!
見終わった後はなんとも幸せ気分。
いかにもお金をかけていないB級感覚・・嫌いじゃない映画です。
ご飯を炊きたくなる。
予告の彩りにつられて^^;新しいコメディかと思って観たが、
なんて言えばいいんだろう…味わったことのない作品だった。
まぁ地獄をタイトルにしていること自体、ヘン!でしょう?
そこを真っ当にあるもんだとして(そう決めて)展開されます。
だから観る方も、ナニこれ?おかしいんじゃない?と思えば
最後までナンなんじゃ、これは。で終わるし、コレもありか?
という目で観てみると、ほほ~う、けっこう深かったりもする。
天国地獄があるのかなんて行ったことないから分からないけど、
人間の生死は全てに関係することでもある。そう思うとこれは
単なる寓話、コメディ、という枠ではないのか?と思えたり^^;
同棲生活が長く、済し崩し的にまんま結婚してしまった大木家。
段ボール丸出しで炊飯ジャーがない、どうすんのよ?晩ご飯、と
言っている二人からしてすでに倦怠期なのが分かる^^;何だか、、
だけど仲が悪いワケでもないんだよね…ちゃんとご飯作ってるし
ちゃんと二人で寝てるし^^;ただお互いに分かっちゃってる部分が
多くなると、ついつい無神経なセリフやテキトーな言い逃れなどが
しょっちゅう出てきて、思いやりを見失ってしまうのも確かだ。
今までは相手のジャーで我慢してたけど、やっぱり自分のジャー
で炊いた方が美味しいの!なんて、数回じゃ分からないもんね^^;
摩訶不思議な話なのに、どこかうんうんvと思わせる箇所が多し。
ジャーに続いて、家に蝶が舞いこみ、スーパーで地獄にまつわる
食材やら占いやら、ついには地獄旅行を売り込まれた二人。
樹林とはいりにのせられて?行ってみることにする。そして…。
ここから先は地獄の世界なので^^;まぁとりとめもなく展開する。
赤い人と青い人(赤鬼と青鬼だよね)の分類や、いいじま屋の実態、
ヨシコと二人の弟、一泊?の予定らしいがずいぶん長く感じる。
採石場なんて出てきたときには仮面ライダーが出てくるだろ!?と
思ってたらでんでんライダー^^;だった。あ、あまり言っちゃダメね。
食事に出てくる甘エビ(じゃないらしい)など、下らないネタが続き、
このまま終わるのかな…なんて思っていたんだけど…。
ラストには意外な展開が待ち受ける。
ジャーを盗んだ?濡れた男の正体、そしていいじまの悲しい秘密…
なぜ大木家の二人は地獄に呼ばれたんだろう?の意味が分かる。
どうせ人生なるようにしかならないと思っていても、些細なきっかけで、
相手の優しさが身にしみたり、意外な一面を発見したり。
案外そういうのって日常から離れて、旅行などで明かされたりする^^;
巧く描いてんなー、この~と思えた。
最初から最後までおかしな物語だが、なぜか後味はスッキリ清々しい。
思えば主演の二人、かなりの歳の差のはずなんだけど?感じなかった。
竹野内くん、けっこう子供好きな感じ。水川も可愛い。
(まぁこれだけおかしな面々が出ていれば^^;とくに良々が冴えわたる~)
ほのぼの
コメディというか、コント!?というか、最後まで「たのしく」見ることが出来ました。
樹木希林さん、最近はCM見てもすっかり「おばあちゃん」だなー思っていましたが・・・さすが女優さん(笑)
スッピン風?な水川あさみさんが、凄く綺麗でした♪
舞台を見る感覚で楽しみました!!
五反田団の前田さんの小説が映画化!!ということで気になっていました。
しかも、新婚地獄旅行って!?
出演陣も、かなり個性豊かな人ばかりで、かなり期待大。
映画を見るというより、舞台を見る感覚で楽しみました。
出てくるキャラクターも、みんなそれぞれユニーク。
それを演じる、超豪華出演陣!!ということで、それだけでも満足。
ということで、ところどころで笑える楽しい作品です。
私は、樹木希林さん、片桐はいりさん、荒川良々さんのキャラクターが
お気に入りです。
そして、竹野内豊さんのコミカルな演技にも注目ですよ。
こんな竹野内さんは、初めてみました。
でも、相変わらず素敵です!!
映画を観終わった後には、みんなで楽しく語れる作品だと思います。
まったりのんびりな空気感
試写会にて鑑賞。
竹野内豊と水川あさみのコンビが、
意外にしっくりハマっていて、
「倦怠期の新婚夫婦」って設定も違和感なく楽しめた。
夫婦のセリフまわしが、リアルです。
リアルだからこそ、紆余曲折あってのラスト部分が
なんだか心にしみる。
全体的にのんびりまったりした雰囲気だけど、
新婚旅行に地獄、っていう設定を、思う存分押し出しているので
飽きることなく楽しめる感じ。
地獄なりの温泉、地獄なりのホテル、地獄なりの食事…
とにかく地獄押し!
凝ったつくりなので、男女問わず楽しめそうです。
脇の俳優陣がすごいですね。
日本映画に出てる人、こんだけ集めてみました!って感じの
豪華さです。
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