「“慶一郎くんのテーマ”携帯の着信音にしたい!」もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら mammieさんの映画レビュー(感想・評価)
“慶一郎くんのテーマ”携帯の着信音にしたい!
物語は~
幼馴染の夕紀が病気で入院したため、ピンチヒッターとして
野球部のマネージャーをすることになったみなみ。
ある出来事をきっかけにして、真剣にマネージャーをやってみよう!
と思ったみなみは、書店に関連本を買いに行くのですが
薦められたのが、ドラッガーのマネジメントだった・・・。
経済書を上手く野球部のマネジメントに活かす彼女が入部したことで
みるみる野球部は強くなっていく・・・というモノ。
うん。確かに面白かったです。
何がイイって。主人公がでしゃばり過ぎないのが素敵っ!
確かに彼女の入部がきっかけになって
チームが良い方向へ向かっていくのだけど
監督とエースがわだかまりを解消するエピソードも
ちゃんと本人たちの言葉によって解決するし
練習メニューについても、練り上げるのは
監督と初めからいるマネージャーだったりと
結局、自分たちの力で改善していく姿が、なんとも良いのです。
ここがきっと泣かせ所、というくだりは
私は「いらないかもぅ~」なんて思いましたが
物語の伏線が、解りやすくスッキリと
後でちゃんと効果を表しているのが気持ち良いです。
マネジメントを紹介してくれた本屋の店長さんの石塚英彦と
お客さんの青木さやかのコンビが、絶妙な雰囲気を
醸し出していますよん。
最後の試合のシーン、瞬足の選手が大きくリードを取る時に
応援席から起こるコール「1・2・3・4・・・・」っていうの。
一緒に言いたくなっちゃうし。
エースの慶一郎くんのテーマをブラバンが演奏するんだけど
それがスッゴイかっこ良くて・・
ダウンロード出来るものなら、携帯の着信音にしたいくらいです。
みなみ役のAKB48の前田敦子、慶一郎役の瀬戸康史が
注目されがちですが・・・
監督役の大泉洋が、やっぱりイイ味だしてますし
なんて言っても、私の一押しは~
次郎君役の池松壮亮くんっ!ダイブの時から目をつけていたけど
これから絶対来るっ!って思いますよ~。
とにかく、青春ってイイな。って感じることの出来る映画です。
すっきり爽やかな気分になりたい方は、どうぞご覧になって下さい。
もしドラ星は~4つです。