「ひたむきになれる時代。」もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ひたむきになれる時代。
ずいぶん前に映画館でチラシをもらって、へっ?何この長いタイトル^^;と
これまた原作をちっとも知らなかった私は思ったものです。。
と同時に、コレ絶対秋元康が絡んでるんだろうな~と思ったらやっぱり^^;
ベストセラーでアニメ化もされていた(これはあとで知り)本作だったけど、
やっぱり原作者は秋元畑(すいませんね勝手に^^;)から出てきた人だった。
そう考えると…AKB人気といい、このおじさま本当に大活躍してますねぇ。
おニャン子世代(見てませんでしたが)から何十年…未だ廃れぬその手腕。
先日も総選挙!って騒いでいるから何かと思えば政治ではなくAKBでした。
これが朝からトップニュースになる時代…^^;いやはや何とも。
で、そのトップvなんですってね、このあっちゃんって。
ん~^^;
可愛いのかどうか興味がないから分からないけどアイドル性はあるかな。
もう一人いましたねぇ、峯岸みなみちゃんですか。この子はよく喋るのね。
番宣でほとんど喋っていたけど、映画では大人しい役回りで~^^;
まぁこの二人の演技は、、ハッキリ言ってそれなりのレベルでしたけど^^;
あとの生徒たち、先生、他は皆さん俳優陣で占めていたので観易かった。
青春スポーツ映画としては、なかなか感動できるレベルのお話でしたねぇ。
そもそもドラッカーのマネジメントも読んだことがない^^;(普通?)
せっかくなので本屋さんで見てみましたが(仲良く二冊が並んでましたよ)
こちらはしっかりした経営学のビジネス本。これを高校野球のマネージャー
がどう間違えても買わないだろ!と思うんだけど^^;そのあたりはまぁ結構
オチャラケてましたねぇ。しかし本人はいたって真面目だった!そう、この
マネージャー代理をかって出たみなみ(前田)は高校球児?になり損ねたと
いうくらい野球大好きな女の子、まさに真摯にひたむきに野球と向き合って
きた(このあたり本人の頑張りと被るんじゃない?)という部分で適材適所。
ただ、いわゆる弱小野球部といわれる彼らをどう甲子園まで導くか?という
課題があってこそのマネジメントになるんだけど…^^;
今の子供たちってこんな目標や到達点をきちんと明確にしてあげさえすれば、
そこへ向かって一直線に頑張るひたむきさに長けている!と思うのだ。
今作の監督のように「どうせダメだろ、ムリだろ」と上が思えば、下も乗じる。
そういう素直さを逆に上向きにしてあげるのが良いマネジメントになるのね。
監督に言って欲しかった一言を…やっと監督が口にした時は泣けましたねぇ。
やっぱりこちらが心を拓いて導いてあげなければ、、そこが肝心なところだ。
甲子園に向かってどんどん成果を挙げていく様は(ま、映画ですから^^;)
なワケないでしょ?と思いながらも、なかなか緊張感があって楽しめたし、
みなみの親友の病状にも、、、全員が一致団結せざるを得ない説得力がある。
青春時代って色々なことがあるけど、今思えばどれもいい想い出。となるのが
私のようなオバサン世代になってから…なのでこういうドラマは気恥ずかしくも
大切な過去を象徴する記念符のようなもの。当時は嫌なことばかりだったのに、
あぁそれで現在があるんだなと思うと、今の若い子たちにも頑張って!と思う。
意外性が功を奏すが、物語は普通に青春を楽しめる作りになっている。
でもスポーツ部のマネージャーってほんとうに大変な仕事^^;
高校時代に少しだけやったことがあるんだけど、退部してバイトへ転向。
そうか、私もドラッカーをきちんと読んでおくべきだった…かしら^^;
(あの総選挙の中継も面白かったですねぇ~vもうあれだけでドラマでしたね)