ブルーバレンタインのレビュー・感想・評価
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哀しい悲劇の物語ではない
映像がきれいで、劇場で見て良かったと思った。テンポが良く、112分も長く感じなかった。劇的ではなく、リアルに淡々と時間が流れて展開していくのも、現実的な愛のむずかしさという内容も、個人的に好き。
特にいいと思ったのは、過去と今のシーンのつなぎ方。過去のシーンの映像が、現在二人が話している内容の説明としてただ入れられるのではなく、演出で上手くリンクさせてつないでいた。
見終わったあと、せつない、哀しい、でも哀しいだけじゃない、どうしようもないけど救いようがないとは違う…など色々感じた(曖昧)。
作品紹介の、「妻は一生懸命勉強して…努力家」というところは見るだけでは若干伝わらなかったので、評価4。
とある夫婦の、こういう結末。
んー。
まあ切ないと云えば切ないし。
悲しいと云えば悲しい物語なんだけど。
とある夫婦はこういう結末でした、と解釈すればいいというか。
こういう作品もあるから、恋愛モノのジャンルはバランスが取れるんじゃない?というか。
だって、恋愛やら夫婦生活って、別に甘ったるいだけじゃないでしょ?という。
これを夫婦やカップルで観た時に、どう思うかな、的な感想が多く見受けられたんで、そういう目線(独り身ですがw)で観てみたんですけど。
これをカップルで観たからどうこうなる、とかって別に無いと思うんだけどなあ。
考えるキッカケにはなると思うけど。
照らし合わせて観る必要ないですよ。
それにこの夫婦、夫がだらしなくて、マダオじゃないですか。
そういうケースじゃないですか。
そういう物語ってだけでしょ。
考え過ぎですって。
その間には何があった?
なんとも不思議な映画だった。
対比・ギャップが効いている。
価値観の違い、性格の不一致、学歴の格差。
一言で片付けられないすれ違いが歯痒い。
ライアン・ゴスリングとミシェル・ウィリアムズの2人が
みずみずしさとやりきれなさを好演していたと思う。
幸せになるって難しい。
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