「拾ってきたリラックマには…」ブルーバレンタイン 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
拾ってきたリラックマには…
「つやのよる」と云う邦画。ヒトがヒトを好きになることを、究極まで突き詰めると、こうなるのかしらと、ちょっと引きましたが、ヒトがヒトを普通に好きになると、こうなるよね…って思わせる普遍映画が、この「ブルーバレンタイン」。恋人同士で観てはいけない映画として有名ですが、これ観ちゃうと、他の恋愛映画が、嘘っぽく見えるから不思議です。
チ◯コの付いたリラックマ、拾ってきたら、ああなるよね…。私の呑み仲間からのコメントです。同じ映画観て、ここまで意見が食い違うとは…。いや、表現が、異なるだけで、同じこと言ってるのかな。
確かにあのグダグダ親父化したライアン・ゴスリングには、驚きです。「ラ・ラ・ランド」より古い映画ですが、「ラ・ラ…」のセバスチャンが、将来、ああなったらどうしようかしらと、心配になるくらいオッサン状態のライアンが、そこにいます。
彼は二人の今日が 欲しくて
彼女の未来に 上の空
彼女は二人の未来が 見たくて
彼の今日には 上の空
仲井戸麗市 「アメリカン フットボール」
今を求める殿方と、未来を求める女性の想いは、古今東西、同じかな。どちらが悪いと云う話ではなく、今、そこにある現実。問題は、デート中は、お互い背伸びして、いいとこだけ見せてしまうこと。結婚中は、お互いのダメなとこ見せあってしまうこと。これこそが、今、そこにある危機。
どうやって乗り越えるかは……みんなで考えてね。
家族がいるなら、なおさらね。
この禁断の映画、観ながらでもいいから…。
切なすぎるラスト、書き替える方法、考えてね。
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