「結婚とは夫婦とは」ブルーバレンタイン JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)
結婚とは夫婦とは
夫婦と結婚を
嘘なく超リアルに描いた作品
私からしたらパーフェクトな夫婦に見えるけど
お互い本音を言ってるし
言い合いできる夫婦って良くない?
って感じでした
ディーンのプラトニックな愛と
それに対するシンディの理性が
妙に重なり合ったり離れたりして
もどかしかった
ディーンが女は夢見がちと話すシーンや
シンディがおばあちゃんに朗読するシーン
すべてがストーリーだった
ひっさびさに素晴らしい映画
観た後ご機嫌になるくらい
いや全くそういう雰囲気の映画では無い
むしろ切ないくらいの映画なんだけど
この映画に出会えたこと自体がハッピーすぎて
脚本構成俳優台詞色彩すべてが良すぎて
ほんとに映画に酔った
全く飽きさせないし、素晴らしい。
恋愛映画ではベスト3に入る
2回目の鑑賞
前観たのももう4年近く前なのか …
前よりも、結婚するシーンが痛く感じましたね、もう目を背けたいくらいに。
ただ、前回観た時は、またこのふたりくっつきそうだな、なんて思っていたんですが、今回はこのまま離れ離れになるような、そんな印象に変わりました。
ディーンはもうああなってしまったら、本当に無理だと思う。シンディが本気で拒否してるのがわかった。子供との繋がりもないディーンと家族の縁を解消することは簡単に思える。ラストの花火も、そういう、思い出も消えてしまうことを示唆しているように思えた。
この映画の観賞後、この夫婦の一体どこが悪かったのかについて語っている人がいたのだが、それよりも、あのシーンを撮影した役者さんの立場を語る方が面白そう。あのシーンは本気で笑ってる、とか。あの台詞はアドリブっぽい、とかね。まあ、正解はないのだけど。
未公開の特典映像がついたDVDを非常に入手したい。